[81]　1時間37分16秒　動画
2002/5/14 (Tue.) 04:54:15

　2002/5/14 (Tue.) 05:13:58

『紡いだ幸せの形♪』
予定変更！
急遽カトリ♪(^^;

　2002/5/15 (Wed.) 00:37:10

カトリの生まれたフィンランドのロシアからの独立、そしてロシアとドイツの戦争も終わり、ドイツに働きに行ったまま戦争のせいで帰国できなくなっていたカトリの母親サラもやっと帰れるようになったのです。
しかし、母はなかなか帰って来ず、今か今かと母を待っていたカトリの元に、ある日、おじいさんから手紙が届きます。同封されていた母の手紙を読んだカトリは母が病気に罹り入院していることを知り、トゥルクの病院に急ぎました。

そっと病室に入ったカトリ。
人の気配を感じたのか、サラが目覚めます。
「眠ってしまったわ、私…
看護婦さん、娘に手紙を書こうと思うんですけど…
あぁ、看護婦さんじゃなかったのね…
あの…どなた？…」
ベッドの上で振り向いたサラの目に、涙を溜め自分を見つめている一人の少女が映りました。しかし、サラには６年の歳月を経て成長したカトリを見ても、最初、誰だか分かりませんでした。
懐かしい母の顔を見てあふれる涙にほほを濡らし、震える声でカトリは母に呼び掛けます。
「お母さん…」
「え…」
「お母…さん」
「カト…リ？…カトリなの？…」
母と呼ばれ、病に衰弱して呆然としていたサラにも、６歳の時に別れたカトリの面影が目の前の少女と重なっていき、少女を見るサラの目が大きく見開かれていきます。
「お母さん！」
「カトリ！…あなたカトリじゃないの！
　いったいどうしてここへ！
　ああ！　カトリ！」
「お母さーん！！」
「夢じゃない、夢じゃないわ！
　ああ、カトリ！カトリ！　カトリ！」
「お母さん！　お母さん！」
母と娘の長い別離はようやく終わりを告げ、胸に飛び込むカトリをひしと抱きしめる母…二人は再会の喜びにいつまでもむせび泣くのでした。

これは親子の情愛あふれる名シーンですねぇ…
思わず涙が出ちゃいます( ；_；)

ラスト近く、元気を取り戻した母とカトリは故郷に戻って行きます。
「お母さん？」
「なあに？」
「正直に言って欲しいんだけど…
　あたし、お母さんが考えていたような娘になっていた？」
「いいえ」
「じゃ…失望したのね…」
「その反対よ。あなたはお母さんが考えていたより、ずっと、ずっと、素晴らしい娘になっていたわ」

幼さの残る少女が他人の家に一人働きに出て、つらい仕事にも耐え、意地悪な人の仕打ちにも負けないで周りの人から愛されるようになっていった、「カトリ」はそんな健気な少女の成長の物語でありました。