【  ピーターパンの冒険  】


贈呈者 おしろい伯爵 さま 2012年1月21日




おしろい伯爵様から

ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング嬢をいただきました♪


・・・1900年冬のイギリス、ロンドンの住宅街にあるダーリング家には3人の子供たち、
長女のウェンディ、長男のジョン、末っ子のマイケルが暮らしていました。
ある夜、ウェンディは、海賊に捕まったところをピーターパンに助けられた夢をみました。
目覚めたウェンディが部屋の中を見まわすと、つい先程まで誰かがいたような形跡があり、
ジョンも同じ夢をみていたことが分りました。

 翌日、不思議に思ったウェンディたちがピーターパンのことを調べてまわると、街の子供
たちや、それにお母さんまでもがピーターパンを知っているようなのです。ピーターパンは
本当にいると確信したウェンディたちはピーターパンが今夜もまた来るかもしれないと思い、
その夜は寝ないで見張っていようとしましたが、3人はいつの間にか眠ってしまいます。
そして、それを待っていたようにピーターパンはダーリング家の子供部屋に現れ、気ままに
遊び始めます。しかし、子供たちのお目付け役の飼い犬ナナがそれを見つけて騒ぎ出すと、
ピーターパンは慌てて逃げ出しました。騒ぎに驚いて目が覚めたウェンディはナナが何かを
くわえているのに気付きました。広げてみると、それはなんとピーターパンが忘れていった
影法師でした。

 次の日、ピーターパンが忘れていった自分の影法師を取り戻しに、また家へやって来るに
違いないと考えたウェンディは、わくわくしながらピーターパンが来るのを待ちます。
やがて時計が11時の鐘を鳴らし始めた時、妖精のティンクをお供に、ピーターパンが現れ
ました。
 自分の影法師を見つけたピーターパンは大喜びしますが、影法師はなかなか元の持ち主に
くっ付かず、思い通りにならないピーターパンはとうとう泣き出してしまいました。
それを見て可哀想に思ったウェンディはピーターパンの前に進み出て、影法師を縫い付けて
あげることにしました。
お裁縫をしている間、ウェンディが初めて間近に見たピーターパンはまるでいたずらっ子の
ようで、次に何をしでかすか分らないようなところがあって、見ていて飽きませんでした。
やがて、影法師は元通りピーターパンにくっつき、よろこんだピーターパンはウェンディに
どんぐりの首飾りをあげ、お返しにキスをもらいました。

 ピーターパンは、そうしていっぺんで仲良しになったウェンディに、ネバーランドへ来て
僕たちのお母さんになってほしいと誘います。
それには空を飛んで行かなければなりませんでしたが、心配する必要はありませんでした。
なぜなら、妖精の粉をかけられたウェンディたちは、ピーターパンに習うとたちまち飛べる
ようになったからです。そうです、信じさえすれば子供なら誰だって空を飛べるのです。
 こうして子供たちはピーターパンとともに夢と冒険の国ネバーランドへ向かって旅立って
いったのでした・・・


 ウェンディたちは、ネバーランドに着いた早々、ピーターパンの宿敵フック船長の海賊船
からの砲弾を浴び、散り散りになってしまいます。
 初めて来たネバーランドで、ウェンディがどこへ行けばいいか分らないで迷っていると、
ティンクが現れ道案内をしてくれると言いました。けれど、それはピーターパンが自分より
ウェンディと仲良しになったことにヤキモチを焼いたティンクの罠だったのです。
ティンクはピーターパンと一緒に暮らす子供たち、カーリー、スライトリー、トートルズに、
ウェンディーを悪魔の鳥だから殺してしまえとそそのかし、近づいてきた少女に向けて矢を
射かけさせました。
 みんなにお母さんを連れて来たと、喜び勇んでピーターパンが仲間の所に戻って来た時、
ウェンディはすでに矢を受けて草むらに死んだように横たわっていました。

「誰だ! ぼくがせっかくお母さんになってもらおうとして連れて来たウェンディにこんな
事をしたのは!」
「エッ、これって、悪魔の鳥じゃないの?」
「ど、どうしよう! ぼくの矢がお母さんを殺しちゃった!!」
「トートルズ、お前がやったのか!」
「ご、ごめんよ、だって、ティンクが・・・」
「お前たちはお母さんと悪魔の区別もつかないのか!」
「ま、待ってくれよ、ピーターパン、見てよ、この子、どこにも怪我なんかしてないぞ」
「本当だ!? おっかしいな? 矢が当たったにしてはどこにも血が出てないぞ? それに、
矢も刺さってないや・・・それなのになんでウェンディ、死んだみたいになってるんだ?
「なら、服を脱がせて調べてみれば、いいんじゃないか?」
「なるほど、そうだな・・・よし、脱がそう・・・
あれ、これどうやって脱がせばいいんだ?」
「ほ、ほら、そこのボタン、それを外せばいいんだよ、きっと」
「ああ、これかぁ・・・よーし、これでいい・・・
うーん、どこにもないなぁ・・・あっ、こんなところに矢が刺さってら!
ああ、怪我の様子を見なきゃいけないのに、この布切れ邪魔っけだなぁ・・・
へたにこれを脱がそうとすると、傷が広がっちゃいそうだ・・・
そうだ、これ、破っちゃえばいいんだ」
 そう言うとピーターパンはナイフを引き抜いて、他の子供たちが固唾を呑んで見守る中、
ウェンディのドロワーズをビリビリに切り裂いてしまいました。

「ウ、ウワァァァ、た、大変だぁぁぁ、股のところがあんなに裂けてるよ〜」
「そ、それに、オ、オチンチンが無いぞ!」
「ぼ、ぼくのせいだ、ぼくの矢が当たって、オチンチン、ちぎれちゃったんだぁぁぁ」
 子供たちが驚くのも無理のないことでした。なにしろ、トートルズたちはみんな、ほんの
赤ん坊ころにネバーランドへ迷い込んで来ていたので、女の子の裸なんて、見るのも初めて
だったのです。

「もう、あんたたちって、ホントにバカね」
「あっ、ティンク! おまえ、よくもぼくたちをだましたな!」
「フンだ、あんなウソにだまされる方が、よっぽどどうかしてるのよ」
「ティンク! せっかく連れて来たお母さんにこんな事をして、ぼくは怒ってるんだぞ!」
「あ、あら、なによ、ピーターパンまで・・・
せっかく、女の子の手当ての方法、教えてあげようと思ってきたのに」
「フーン、ティンクも、少しは悪い事をしたと思ってるんだな」
「そ、それは・・・
いいわ、教えてあげるから、あんたたち、あたしの言うとおりにするのよ」
「わ、わかったよ、で、おれたち、どうすりゃいいんだ?」
「いいこと、まず、刺さってる矢を抜くのよ、そおっと、ゆっくりとね」
「ぬ、抜いたぞ」
「あら、矢尻に血が付いてないじゃない?
ということは、この娘、たいして怪我なんかしてないのよ
(残念、矢に勢いがなくて、ちゃんと刺さらなかったのね)」
「えー、だって、お母さんの股のところに、矢、刺さってたじゃないか」
「それに、傷口がこんなに開いてるんだぞ」
「だから、あんたたちは・・・い〜い、女にはオチンチンなんて付いてないし、股のとこは
元々裂けてて穴が開いてるの
悪運の、ううん、運のいいことに、矢がその穴にはまって、奥まで届かなかったみたいね
だから、この娘、死んでなんかいないわ
(ホント、なんて悪運の強い娘なの・・・こんな娘、お腹の奥までブスリと矢に射抜かれて
死んじゃえばよかったのに・・・
こうなったら、この娘に、ここには絶対いたくないって思わせないと・・・
いいわ、みてらっしゃい、思いっきり恥ずかしい思いをさせて、あんたをネバーランドから
追い出してやるんだから!)」
「そんなの信じられない! ティンクのウソつき! ぼく、もうだまされないぞ!」
「あら、女のあたしの言うことが信じられないの?
だったら、同じ人間の女の、タイガーリリーにでも確かめさせてもらえばいいんだわ!」
「と、とんでもない! そんなことしたら、頭の皮をはがされちまうぜ」
「う〜ん、じゃあさ、ティンク、なんでお母さん、目が覚めないんだ?」
「だから、それをあたしが教えてあげるって言ってるのよ
ね、ピーターパンも、それでいいでしょ?」
「女の子を起こす方法か・・・どっかで聞いた気がするんだけど・・・
ま、いいか・・・とりあえずティンクの好きなようにしてみてくれよ」

「あんたたち、分かった?
ピーターパンもこう言ってるんだから、さあ、ぐずぐずしてないで、あたしの言うとおりに
してちょうだい」
「チェッ、しかたないな、で、おれたち、次はどうすりゃいいんだ?」
「そうね、じゃあ、カーリーとスライトリーは、この娘のおっぱいをマッサージして」
「なあ、ティンク、おっぱいってなんだ?」
「あきれた、そんなことも知らないの? この娘の、胸の膨らんでるところよ」
「ああ、これかぁ・・・へぇ〜、ほんとに膨らんでらぁ」
「ふーん、おいらのほっぺたより柔らかいや、これって、どうなってるんだろ?」
「スライトリー、そんなことはどうでもいいから、ちゃんとマッサージしろよ」
「あ、ああ、そうだね、そうするよ」
「ね、ねえ、ティンク、ぼくは何をすればいいんだい?」
「トートルズの矢でこうなったんだから、一番大切なことをしてもらわなくっちゃ」
「うわぁぁぁ、それはもう言わないでおくれよ、ぼく、なんでもするよぉ」
「それじゃあ、この娘の股の割れ目を拡げてみて」
「そんなことして、痛くないの」
「さっきも言ったでしょ、女の子の体はそうゆう風にできてるのよ」
「そうなのかな? じゃあ・・・」
「どう?」
「うん・・・なんだか熱っぽいや、それに内側が赤くなってる」
「まあ、大変! それって、矢が擦れて腫れてるのかも・・・手当てが必要ね」
「エエーッ! 手当てって、どうすればいいのさ? ティンク、お願いだ、教えてよ」
「そんなに慌てないでも大丈夫よ、トートルズ、あなただって、指に怪我をした時、そこを
なめるでしょう? それとおんなじよ」
「な、なめればいいんだね?」
「そうよ、この娘の穴が見えるでしょ?
その中に舌を入れて、なめ回すのよ、たっぷりと、念入りにね」
「わかった、ぼく、一生懸命やるよ!」
「カーリーたちも、もむだけじゃなくて、この娘のおっぱいを吸ってみて
ほら、そこに吸い口みたいに尖がってるところがあるでしょ?
この娘があんたたちのお母さんになるっていうなら、吸ってあげなきゃいけないわ
だって、お母さんのおっぱいは子供に吸わせるためにあるんだもの、そこを吸ってやれば、
自分が子供たちに呼ばれてると思って、きっとこの娘も目を覚ますわ」
「そ、そうなのか? よし、スライトリー、おれたちもがんばろうぜ!」
「お、おう!」
「ウフフ・・・そう、それでいいのよ」
 
 その頃、ウエンディはというと、女の子の大事な部分を貫かれたショックで失神したまま、
まだ深い眠りの中にいました。思えば、ロンドンの家で夜更かしをしてピーターパンが来る
のを待ち、そのままずっとネバーランドまで飛んできたのですから、ウェンディが眠りから
なかなか醒めなくても不思議はなかったのです。
 そんなウェンディでしたが、男の子たちに敏感な部分を触れられている内に、だんだんと
眠りが浅くなり、夢を見始めました。
『ウ・・・ン・・・あたし・・・どうしたのかしら・・・体が動かない・・・
それに、真っ暗で、何も見えないわ・・・
ここは、どこ?・・・
そうだわ・・・あたし、ピーターパンに連れられて、ネバーランドに来たんだわ・・・
そしたら、フック船長の海賊船に襲われて・・・それから・・・
だめだわ、何も思い出せない・・・いったい何があったの・・・』
『おやおや、やっとお目覚めですな、お嬢さん』
『だ、誰!?』
『おお、これは失礼、自己紹介がまだでしたな?
では教えて進ぜよう、我こそは七つの海の支配者、チャールズ2世陛下の覚えもめでたき
海賊の中の海賊、キャプテン・フックとはわしのことだ』
『そんなっ!? あたし、フック船長に捕まっちゃったの?』
『さよう、お前はわしの虜になったのだ』
『あたしを捕まえて、どうするつもり!』
『お前がピーターパンの仲間だということは分かっておる
だから、お前には奴をおびき寄せる囮になってもらおう』
『なによ、あなたなんか、ピーターパンがきっとやっつけてくれるわ』
『フハハハハ、気の強いお嬢さんだ・・・だが、その強気、いつまで持つかな?
海賊の虜になった者がどうなるか言ってやろう、それはな、男にはみんな板渡りをさせて、
情け容赦なく海の藻屑にしてやるのだ。だが、それはまだ慈悲深い死に方というものかもな、
なぜなら、娘には、手下どもに寄ってたかって慰み者にされ、死ぬまで犯され続けるという
運命が待っているのだからな
 ついでにいいことを教えてやろう、お前は目隠しをされていて気付いてないようだがな、
お前はもう服を剥ぎ取られて、素っ裸にされているのだ』
『そ、そんな・・・ウソ、でしょ?』
『嘘かどうか、確かめさせてやろう』
『つ、冷たい!』
『冷たいか?
だろうな・・・わしの右手にも昔は熱い血が流れておったが、ピーターパンのせいで、今は
このざまだ。だから、わしはこの鉤爪にかけて奴に復讐すると誓った・・・
その為にお前を囮に使ってやろう言うのだ、我が母上とは比べようもないほどの青臭い乳に
下の毛も生え揃っておらん小娘だが、それでも女は女、先だってのインディアンの娘以来の
久しぶりの獲物に、わしの手下どもがさっきからお前のここを食いたくて股ぐらをウズウズ
させておるのが分かるか?』
『ヤッ、止めて! そんなとこ拡げないで!』
『さて、話はもうお終いにするとしよう
野郎ども、もう好きにしていいぞ、このお嬢さんをたっぷりと可愛がってやれ』
『オー!!』
『ヒッ! イ、イヤッ、触らないで! お願い! 助けて、ピーターパン!』
『そうだ、泣け、わめけ、泣き叫んでピーターパンを呼ぶのだ』
『助けて! ピーターパーン!!』

「たすけ・・・ピーター・・・おねが・・・」
「ほら、この娘、もうすぐ目が覚めそうよ、あたしの言ったとおりでしょ?
あんたたち、もっとがんばるのよ
(さあ、さっさと起きて、お母さんになろうとしてた子供たちに自分の体がいやらしい事を
されているのを、その目で見るのよ、そうすれば、この娘、きっと泣き出して、もうお家に
帰りたいって言うに決まってるんだから・・・いい気味だわ)」
「お、おう!」
「アーッ! 思い出した!」
「エッ、な、なに? 急にどうしたのよピーターパン」
「思い出したんだよ、女の子の目を覚まさせる方法
だから、お前たちはもう、そんなことしなくてもいいんだ」
「そんな、あたしに任せるって、ピーターパン、言ったじゃない」
「そうだっけ? まあ、そんなのどうでもいいや
さあ、みんな、どいてくれよ」
「ピーターパンがそう言うなら、なあ?」
「あ、ああ、トートルズも、それでいいよな」
「うん、ぼく、もう舌がくたびれちゃったし」
「よし、それじゃ、やってみるぞ
たしか、お話では、眠っている女の子の唇にキス?をすると、目を覚ますはずなんだ
えーと、こうかな?」
 ピーターパンの唇がウェンディの唇にそっと触れましたが、少女は目を覚ましません。
「あれえ? うまくいかないなあ」
「ピーターパン、きっと吸わないといけないんだよ」
「いいや、舌を入れないといけないんじゃないかな?」
「うるさいな、だまっててくれよ
よーし、それじゃ、もう1回ためしてみよう」
 ピーターパンは仲間の助言をしぶしぶ受け入れて、ウェンディの口に舌を挿し込み少女の
舌と絡め合わせると、少女の肺の中の空気が空っぽになるくらい、思いっきり息を吸い始め
ました。

「ん・・・んんっ・・・ンンン〜〜!?」
 息が苦しくなったウェンディは無意識の内にパーターパンの体を押し退けると、咳き込み
ながら意識を取り戻しました。
「ケホッ、ケホッ・・・あたし・・・ここは?」
「やあ、おはよう、ウェンディ」
「ピーターパン?・・・あたし、どうしたのかしら?・・・
そうだわ・・・あたし海賊たちに襲われて、何かひどい事をされそうになったんだわ・・・
それから・・・それから・・・どうなったのかしら・・・」
「なーに、海賊なんて、ぼくにかかればちょちょいのちょいさ」
「まあ、ピーターパン、あなたが助けてくれたのね? うれしい!
ピーターパンってやさしいのね、あたし、ピーターパンが大好きよ!」
 どうやら、ウェンディは夢の中の出来事を本当の事だと思ってしまったようでした。
でも、ピーターパンにとっては、そんな事はどうでもいいことだったので、少女の勘違いを
そのままにしてしまいます。

「よせやい、キスはもう十分だよ」
「ね、ねえ、ウェンディ母さん、ぼくたちも手伝ったんだよ
ウェンディ母さん、ぼくたちのお母さんになってくれるんだよね?」
「ピーターパン、この子たちは?」
「カーリー、スライトリー、それにトートルズ、みんなぼくの仲間さ」
「そう、あななたちが・・・
ええ、もちろんよ、ありがとうみんな、あたしウェンディ、よろしくね」
「うわーい、おいらたちにお母さんができたんだ! ウェンディ母さん、ばんざーい」
「ねえ、ウェンディ母さん、裸のまんまじゃ寒くない?」
「エッ? アッ! あたしの服!?」

 トートルズに言われてやっと自分が裸のままだったのに気付いたウェンディは、女の子の
隠さなければならない部分を一応手の平で覆いましたが、お母さんが留守の時に一緒に裸に
なって弟たちをお風呂に入れていた少女は、男の子に裸を見られるのには慣れていたので、
それがそんなに恥ずかしいとは思っていませんでした。
「ああ、それならここにあるよ、だけど、これ、こんなになっちゃった」
「まあ!? でも下着なんかなくたっていいわ、だって、ここはロンドンと違ってこんなに
温かいんですもの・・・それより、なんだか体中がべとべとしてて気持ち悪いの、どこか、
体を洗えるところがないかしら」
「なら、ぼくらの家に行けばいい、あそこには小川が流れてるからね
そうだ、忘れてた、君の弟たち、家の前に置いてきたまんまだったっけ」
「あら、たいへん、いろんなことがあり過ぎて、あたしもすっかり忘れてたわ
さ、ジョンとマイケルが心配してるといけないから、あなたたちの家に急ぎましょ」
「ウェンディ、服は?」
「どうしようかしら?・・・
いいわ、このままで、だって、今着たら、お洋服が汚れちゃうもの」
「そうか、よーし、じゃあ、ぼくが君をだっこして、飛んでいってやるよ」

「ウェンディ、もうちょっとでぼくらの家だ」
「さっきあなたが言ってた小川が見えるわ
あ、待ってピーターパン、そこの林のそばにあたしを降ろして」
「え、でも、家はまだだよ」
「ここでいいの、あたし、その、お花を摘みたいのよ」
「花なんて、家のまわりにいくらでも咲いてるのに」
「いいから、ピーターパンは先に行って、ジョンたちを安心させてあげてちょうだい」
「チェ、女の子って分かんないな
まあいいや、ウェンディ、道は分かるかい?」
「この小川をさかのぼっていけばいいんでしょ?」
「うん、そうだよ、じゃ、はい、服」
「ありがとう、ピーターパン」
「ウェンディー、きっと、すぐに来るんだよー」
「行っちゃった・・・
いけない、急がないともれちゃう! あの木の陰がいいかしら?」

 少女は木陰にしゃがみこむと、待ちわびたように一気に黄金水をほとばしらせました。
「こんなに勢いよく出るなんて、裸のまま風に吹かれていたせいかしら・・・よかったわ、
まだお洋服を着てなくて、でなきゃ、お洋服がだいなしになるところだったもの
さあ、小川でよく体を洗わないと」
「テームズ川と違って、体を洗うのがもったいないくらい、きれいなお水・・・
ごめんね、小川さん、せっかくのお水を汚しちゃって・・・でもとっても気持ちいいわ
このベタベタしたの、海賊たちがあたしの体をなめ回して付けたよだれなのよね?
やだ、あちこちが赤くなってるわ・・・もしかしたら、あの人たちお腹が空きすぎていて、
ピーターパンが助けてくれなかったら、あたし、本当に食べられちゃったのかもしれない
 でも、こんなところも食べるつもりだったのかしら、だって、ここは・・・
ンッ・・・なんだか、ヒリヒリして、痛いような痒いような、ふしぎな感じがする・・・
ちょっと恐いけど、もっと奥まで洗わなくちゃ・・・」

 清水で体をぬぐうウェンディの肉体は、水の冷たさを他所にしだいに火照り始め、自らの
下腹部の内側にこもる熱が、触れたその手に熱く感じられました。
膣内に何かが挟まっていたような異物感の正体を確かめずにはいられなかったウェンディの
細い指が割れ目を開いて奥に滑り込むと、腰のあたりがゾクッとしましたが、少女にとって
それはけっして嫌なものではなく、その指の動きはどんどん深く激しくなっていきます。
 やがて、初めてのアクメを迎えたウェンディの体は浅い水面の上でのけ反り、尿道口から
吹き出した透明な潮が日の光を浴びてキラキラと輝きました。
 それからしばらく全身から力が抜けたようになったウェンディが草原で寝そべっていると、
やっと追いついて来たカーリーたちの話し声が聞こえてきました。あわてて服を着た少女は
子供たちとともに林を後にして、これからは自分の家にもなる、彼ら小屋へ向かいます。


 一方、もう誰もいないと思われた林の影に、木々の葉を苛立たしげに打つティンクの姿が
ありました。
「なによ、あんな娘! ピーターパンも、みんなも、デレデレしちゃってさ!
今日は失敗だったけど、見てるがいいわ、今度こそ、もっと恐ろしくて、もっと恥ずかしい
目に合わせて、あんたなんか絶対追い出してやるんだから!」



                                      otto