【 小公子セディ 】
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贈呈者 |
おしろい伯爵
さま |
2011年12月2日 |
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おしろい伯爵様から
ジェーン・ショート嬢をいただきました♪
・・・1890年、ニューヨーク生れのセディは7歳になり、正義感の強い父ジェイムズ、
思いやり深い母アニーの許で明るい少年に育っていました。しかし、幸せな一家を父の死と
いう不幸が襲います。深い悲しみに必死に耐える母と子の前にセディをフォントルロイ殿と
呼ぶ紳士が現れ、少年の運命は大きく変わる事になります。
初めて明かされる秘密、それは、セディの父がイギリスで広大な領地を持つドリンコート
伯爵のもうけた二人の息子の一人であり、伯爵の長男でセディには伯父にあたるビービス、
そして次男である父が相次いで亡くなった今、唯一残された直系の男子であるセディこそが
伯爵の正当な後継者、フォントルロイであるという事でした。
おじいさまはどんな人なんだろう、お父さんのお父さんなんだから、きっと優しい親切な
人なんだろうなと、まだ見ぬ祖父を想像しながらセディは故郷を後にして海を渡ります。
しかし、実際の伯爵はとても気難しく、傲慢な暴君として使用人たちからとても恐れられる
存在であり、アメリカ人を無作法な人種と忌み嫌っている彼は、館に着いた早々、セディと
母親を引き裂いてしまったのです。
理不尽な仕打ちに小さな身を震わせたセディはおじいさまを恨みそうになります。しかし、
『たとえどんなに悲しい事や辛い事があったとしても、人を恨んだり憎んだりしたりせず、
そこから立ち上がってまっすぐに歩きだす強い子になってほしい』と言い残した父の言葉を
思い出したセディは、おじいさまのする事を信じ、おじいさまを大好きになろうと決心する
のでした・・・
子供嫌いな伯爵は、せっかく呼び寄せた孫がどんな少年なのかということには全く興味を
持ちませんでした。彼の第一の関心は、アメリカ育ちのセディを彼の跡継ぎとして早く英国
貴族らしくならせる事、その為に、執事に命じ、家庭教師を付けさせました。
そして第二の関心は、老伯爵にとってはより切実なもので、内密にメイド頭のメロン夫人を
部屋に召し寄せます。
「御前!? 今、なんとッ?」
「メロン!」
「これは、御無礼いたしました。御前のお言葉にあまりにも驚いてしまったのもので・・・
何かわたくしに聞き違いがあったのかもしれませんので、もう一度お伺いしてもよろしゅう
ございますでしょうか」
「ならば、今一度言おう
セドリックに夜伽の娘を付けるのじゃ」
「そ、それは・・・いくらなんでも、まだいたいけな若君にそのような事は早過ぎるのでは
ないかと存じます・・・」
「あれの歳では役に立たぬ、そんな事は分かっておるわ!」
「ならば御前」
「聞け、メロン・・・わしも、もう歳じゃ・・・息子を二人とも亡くした時、わしは自分の
血統が絶えるかもしれないと思い知らされた・・・
今や我が伯爵家の正統はもうあれだけじゃ。できるならすぐにでもセドリックに妻を娶らせ、
直系の男子をもうけさせたいのじゃが、そうもいくまい・・・
わしが生きている内に・・・そう、10年の内には是が非でも次代のフォントルロイを得て
安心したいのじゃ・・・
分かるな、メロン」
「それは、そうではございますが・・・」
「だからじゃ、今の内からあれを女に慣れさせておけと言っておるのだ
玩具の木馬をあてがっておれば、自然と乗馬にも興味が向くのと一緒じゃ」
「おもちゃ、でございますか・・・」
「なに、ほんの3、4年もすれば、多少早かろうとも、あれも女を知れるようになろう
代々、その手ほどきを手配するのはメイド頭たる者の務め、それは分かっておるな?」
「それは・・・重々に・・・(アーサー様・・・)」
「そうか、では、そのようにするのだ」
「御前・・・かしこまりましてございます」
部屋を下がったメロン夫人は気が進みませんでしたが、御前の思し召しに逆らえるはずも
なく、メイドの中のどの娘に白羽の矢を立てるか早急に決めねばなりませんでした。
その条件としては、気立てが優しく若君の為にどこまでも尽くしてくれそうな娘で、畏くも
若君をお慰めしてその最初のお情けを受けるのですから、もちろん汚れない処女でなければ
なりません。そして、一番大事なのは、若君自身がその娘を気に入る事です。
あれやこれや考えた末に、母親と離れ離れに暮らさなければならない幼い少年を本心から
可哀想に思って、我が弟のように優しく接してくれている若君付きのジェーンならばうまく
いくだろうと思った夫人は、彼女に因果を含めます。
「そんな・・・女がどういうものかを若君にお教えするなんて、わたしには無理です
だって、わたし、そんな事、何も知らないんですもの」
「分かっています、お前が身持ちの固い娘であるのは・・・
でも、だからこそ、お前にお願いしたいのです
とは言っても、ジェーン、わたくしは決して無理強いするつもりはありません
わたくしだって、御前がこんなに早くこのような事をお言い付けなされるなんて、思っても
いませんでした。だから、もちろん最初からそんなつもりでお前を若君のお世話係りにした
わけではないのです。けれども、御前の思し召しがあったからには、この役目を誰かに引き
受けてもらわねばなりません
ジェーン、もし、お前が断ると言うのなら、お前には若君のお世話係りを外れてもらい、
誰か他の者に代わらせましょう。折角お前に慣れ親しんで下さっているセドリック様をまた
お寂しがらせてしまうかと思うとご不憫でなりませんが、仕方ありません・・・」
「ま、待って下さい、これ以上若君を悲しませるなんて、そんなの可哀想過ぎます!
そんな事をするくらいなら、わたし・・・わたし、どんな事でも・・・」
「引き受けて、くれるのですね?」
「・・・はい・・・でも、わたし、何をすればいいのか・・・」
「何も心配しなくても、大丈夫ですよ、ジェーン
わたくしの言うとおりにすればいいのですから・・・」
(そう・・・遠い昔に、先代のメイド頭に導かれて、わたくしが若かりし頃のアーサー様に
お教えしたように、お前がセドリック様にお教えするのです・・・そして、近い将来、その
時が来たら、お前のあらん限りの愛で若君を包んで差し上げるのですよ
けれど、今はまだ幼い若君も何れは若者になられる・・・その時は、ジェーン、若君への
愛を心の奥底に秘めてお仕えし、決してセドリック様に恋してはなりませんよ。恋の炎は、
わたくしがそうだったように、お前の身を焦がし、苦しめるだけなのだから・・・
ああ・・・わたくしも先代と同じ、罪作りなことをしようとしているのですね・・・先代を
お恨みしたこともございましたが、この歳になると先代のこの家を愛したお心が身にしみて
分かるようになりました・・・せめてジェーンの哀しみがあまり深いものでないように祈る
ばかりですが・・・セドリック様となら今までと違うような気がするのはわたくしの願望に
すぎないのでしょうか・・・)
「メロン夫人? 泣いていらっしゃるのですか?」
「え?・・・わたくしとしたことが・・・
お前が若君の為を思ってこの役目を引き受けてくれたのが、嬉しかったのです・・・
さて、お前は何をすればよいのか、でしたね?
それは・・・・・・」
そして、その日の夕食後、メロン夫人とジェーンがセディの部屋を訪れます。
「若君、お疲れのところ申し訳ございませんが、昼間の授業とは別に、今夜からわたくしと
ジェーンが若君に授業をさせていただくことになりました」
「それも、おじいさまが僕のためを思ってしてくださることなんですよね?
なら、よろしくお願いします、メロンおばさん・・・ううん、メロン先生
それにジェーンもよろしくね。でも、どんな授業なの?」
「それは、その・・・そう、男と女の体の違い、についてでございます」
「そうなの? よく分かんないけど、僕、楽しみです」
「それでは、若君、さっそく準備をさせていだだきます
さて、どこにいたしましょうか・・・ああ、あの台が丁度よい高さですね・・・
では、ジェーン、用意をして、あの上に乗りなさい」
「は、はい・・・
あ、あの・・・セドリック様、少しの間、後ろを向いていてくださいまし」
「ジェーン?・・・仕方ありませんね・・・
若君、そうして下さいますか?」
「うん、分かった、こうだね?」
「ありがとうございます、若君
さあ、ジェーン、お優しい若君をあまりお待たせしてはなりませんよ」
「はい、メロン夫人」
・・・・・・・・・・・・
「若君、もうこちらを見ても、ようございます」
「うん・・・あれ? ジェーン、なんでハダカなの?」
「それは若君によく観察してもらう為でございます
若君、ジェーンの体はいかがでしょうか? お気に召しましょうか?」
「うん、とってもきれいだ」
「それはようございました。さあ、ジェーンもお礼を申し上げなさい」
「あ、ありがとうございます、セドリック様」
「では、若君、男と女の体のどこが違うか、おっしゃってくださいませ」
「うーん、そうだなぁ・・・おっぱいが大っきいや、母さんと一緒だね?」
「はい、よくお出来きになりました。でも、それだけでございますか?
ジェーン、腰を前に突き出して、お前の女の部分を若君に御覧いただくのです」
「そ・・・はい・・・こ、これで、いいでしょうか?」
「いいえ、もっとです・・・そう、それくらいでよいでしょう・・・
さあ、お前からも若君にお願いなさい」
「セ、セドリック様、わ、わたしの・・・女の部分を・・・御覧になってくださいませ」
「股のところを見るんだね? ジェーン
あ、そうか、僕と違って、女の人の股にはオチンチンも何も付いてないんだ!
そうなんでしょう? メロンおばさん」
「そうでございますね、半分当たりで、半分外れでございます
なぜなら若君、女のこの部分には確かにオチ、いえ、殿方と同じものこそございませんが、
それでも何も無いわけではございません。女ゆえのものが付いているのでございます
さ、よろしければもっとお近寄りになって、その目でお確かめになって下さいませ」
「うん、そうします。だって、分からないことがあったらそれをよく見て考えなさいって、
父さんも言ってたもの」
「そう・・・ジェイムズ様がそんなことを・・・」
「ねえ、メロンおばさん、ジェーン、震えてるけど、大丈夫なの?
ハダカん坊のままじゃ、寒いんじゃないかしら?」
「若君は本当にお優しいのでございますね・・・でも、ご心配には及びません。ジェーンは
若君のお役に立てる喜びに震えているのでございます
そうですね? ジェーン」
「はい・・・わたしはセドリック様のお役に立てて、幸せでございます
それに若君に見られていると、わたし、熱くなってしまって、ちっとも寒くはございません」
「そう、それならいいんだけど・・・
メロンおばさん、降参です
だって、ジェーンのここって、とってもフクザツなんだもの、僕、よく分かんないや
このモジャモジャの毛がなければ、もっとよく見えるのかしら?」
「まあ、これは気が付きませんで、失礼いたしました
次の授業までに、さっそく剃らせましょう」
「え? だって、せっかく生えているのに、ジェーンはそれでいいの?」
「若君、ジェーンは若君のものでございますから、何なりとお申し付けいただいてよろしい
のですよ」
「うん、ジェーンはいつも僕に親切にしてくれるんだ。ありがとう、ジェーン
じゃあ、さっきのこと、お願いしてもいいかしら?
だって、分からないままでいるのって、気持ちが悪いんだもの
あ、でも、ケガをしないように気を付けてね。だって、父さんもおひげをそる時に、たまに
カミソリで切っちゃうことがあったもの」
「ああ、若君・・・
わたしなんかのためにそんなことまで心配して下さるなんて、勿体のうございます
ジェーンは・・・ジェーンは若君が望まれることなら何でも叶えて差し上げますわ」
「わたくしも若君が勉強熱心なのに感激いたしました
ジェーンもこう申しておりますから、これからはもっと授業がはかどることでしょう
でも、そろそろ若君のご就寝のお時間になりますので、この続きは明晩に致しましょう
ジェーン、あなたもご苦労様でした・・・
それでは、お休みなさいませ、若君」
「おやすみなさいませ、セドリック様」
「メロンおばさん、ジェーン、おやすみなさい」
こうして、若君の夜の個人教授が始まったのでした。
otto |
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