【 南の虹のルーシー 】
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贈呈者 |
おしろい伯爵
さま |
2011年9月23日 |
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おしろい伯爵様から
クララ・ポップル嬢をいただきました♪
・・・その頃の南オーストラリアは、初代測量局長官ウイリアム・ライト大佐の指揮の下、
海岸から10キロの内陸に建設される計画都市アデレードを州都と定め、オーストラリアに
おける初めての自由殖民地として、1836年12月から開拓が始まったばかりでした。
そして、広い農地と自由を求めて移住したポップル家の一家7人がセント・ビンセント湾に
到着したのは1837年11月7日、イギリスを旅立ってから95日後のことでした。
旅客船とは違い、移住者とその家財を満載した輸送船での3ヶ月以上に及ぶ長旅は、狭い
船内で些細なことでいざこざが起きたり、体調を崩す者が出たりして、決して楽なものでは
ありませんでしたが、そんな中でも男と女がいればロマンスは生れるものなのでしょう。
その船に乗り組んでいた若い新米水夫ジョンはポップル家の長女クララを見て一目惚れして
しまい、それ以来何くれとなく親切にしてくれるジョンにクララもしだいに心惹かれていく
のを感じていました。
それから程なく、船上で迎えた16歳の誕生日の夜、仕事の合間を縫ってお祝いを言いに
立ち寄ってくれたジョンから、『真夜中の八点鐘が鳴ったら、甲板に来て欲しい』と耳打ち
されたクララは、寝静まった家族の許からそっと抜け出します。そして、そこで待っていた
ジョンから告白されたクララは、南十字星の輝く星空の下で初めての口付けを青年に許した
のでした・・・
セント・ビンセント湾では移住者たちの荷物の陸揚げも進んで、船の出港が間近に迫って
いました。そして、今日は、ポップル一家がアデレードへ引越しする日、それはジョンとの
別れの日でもあったのです。
海岸に建てた仮住まいのテントを後にして、森の入り口の、もうこれ以上道を進めれば湾が
見えなくなる丘の上に差し掛かった時、一度イギリスへ戻ったら、弟を連れて帰ってくると
言ってくれたジョンの約束も、長い航海の間には決心が鈍ってしまうのではないかと、彼の
言葉を信じきれなかった少女には、これが今生の別れのような気がして、出港準備の整った
青年の乗る船を見つめるクララの目に涙が光ります。
けれども、牛車で家財を運ぶ両親と離れて、先に妹たちを連れて行かなければならなかった
少女は、後ろ髪を引かれる思いで歩き出すのでした。
その頃、海岸では患者を診に上陸するデイトン先生を乗せたジョンのボートが浜辺を目指
していました。これを機会にクララとの最後のお別れをしたかったジョンでしたが、すでに
ポップル一家が出発してしまったと聞いた彼は、矢も盾もたまらなくなり、一散にクララを
追いかけていきます。
そうして息を切らせながらやっと追いついたジョンを見たクララは、一目だけでも会いた
かったと言って、自分の為にこんなにも真剣になってやって来てくれた事に感動してしまい
ました。そして、もう時間が無いと言って引き返そうとジョンの手をクララは握ります。
「待ってジョン、今すぐ、わたしをお嫁さんにして」
「え? だって、ここには教会なんか無いし、それにもう時間が」
「教会なんかなくても、5分で済むわ、それでも、だめ?」
「それくらいなら・・・でも、いったい何を?」
「ケイト、ルーシーメイ、あなたたち、そこで、少し待っててね」
「ハーイ」
ジョンを引っ張って、クララはアデレードへの街道を出て、森の中に入って行きます。
街道と言ってもそれは荷車がやっと通るくらいの細い道で、周りを囲む鬱蒼とした森に一歩
足を踏み入れれば、そこは誰からも見られる心配はなさそうでした。
「ね、ねえ、ちょっと、クララ」
「ここなら、大丈夫そうね?」
「クララ?」
「ねえ、ジョン、ここに帰って来てくれるって約束
あれ、わたしをお嫁さんにしてくれるってことでしょ?」
「あ、ああ、もちろんだよ、君のお父さんが許してくれたら、だけど」
「もし、お父さんがだめだって言ったら、諦めるの?」
「そ、そんなことはないさ、絶対、君を僕のお嫁さんにしてみせる」
「よかった、じゃあ、わたしがここでジョンのお嫁さんになっても、何の問題もないわね」
「ここで? どうやって?」
「ウフフフ・・・こうするの」
そう言うと、クララは着ている服を脱いでいきました。
「クッ、クララ!?」
「ね、これで、わたし、あなたのお嫁さんになれるでしょ?」
「い、いいのかい?」
「あまり時間が無いわ」
「そ、そうだね」
ジョンは一気に服を脱ぎ捨てると、こんな事をするにはきっとずいぶん無理をしているに
違いない少女に、今までに無かった程張り詰めてしまった股間のものを見せて恐がらせたく
なかった彼は、クララを後ろから抱きしめました。
まだ膨らみきらない少女の乳房はしっとりと汗ばんで手に吸い付き、その柔らかい手触りに
ジョンの股間はさらに高ぶっていきます。
「アッ!」
「クララのここ、こんなに濡れてるよ」
「ジョンがわたしの為に、あんなに一生懸命駆けて来てくれたのを見たら、こうなっちゃの
こんなにはしたない娘で、嫌いになった?」
「そんな事ないさ、僕のことを想ってこうなったなんて、嬉しいよ
これだけ濡れてれば、大丈夫かな?
じゃあ、いくよ」
「アウッ!!」
「だ、大丈夫?」
「ンン・・・平気よ・・・つ、続けて、ジョン」
「分かったよクララ・・・君をちゃんとお嫁さんにするまで、もう止めないからね
少しの間、がまんしてておくれ」
「ウッ、嬉しいわ、ジョン」
ジョンはクララに後ろから挿入したまま、彼女の手首を掴んで上半身を前に倒すと、腰を
激しく振り始めます。青年の動きにつられて乳房を揺らす少女は処女を捧げたばかりの膣を
深く抉られる苦痛に耐えようとしましたが、腰を打ち付けられて子宮を突き上げられる度に
口から洩れてしまう嗚咽は止めようもありませんでした。
けれど、そんな苦痛もジョンと繋がっている証しだと考えるとクララは幸せに思えてきて、
その心に反応するように彼女の膣ひだは愛する男の種を求めてウネウネと蠢き始め、やがて
耐え切れなくなった青年は煮えたぎるような熱い精液を少女の子宮に溢れさせたのでした。
しかし船に帰る時間の迫ったジョンは、性交後の余韻にひたる間もなく、クララに再会を
約束すると、今度こそ死に物狂いで海岸に走って行かなければなりませんでした。
「5分、もうとっくに過ぎてるわねぇ」
「ええ、たぶん10ぷんくらいだとおもうわ」
「アッ、ジョンだわ、なんだかとってもあわててる」
「それに、シャツをきてないわ」
「ふーん・・・クララ姉さん、うまくいったのね?」
「あら、なにがうまくいったの?」
「まだ子供のあんたが知らなくてもいい事よ」
「ふーんだ、あたしだってわかるわ
ジョンとおねえちゃん、フカイナカになったんでしょ?」
「まあ、あんたって、ほんとにませてるわね」
「そんなことないとおもうわ
それより、おねえちゃん、まだもどってこないのかしら?」
「うーん、もうすぐ戻ると思うわ
・・・ほら、戻ってきたわ」
ほつれた髪を手櫛で直しながら森の中から戻って来たクララは少し疲れた様子でしたが、
それでもアデレードはまではまだまだ遠いので、姉妹は歩き出さなければいけませんでした。
しかし、歩き出してすぐに急に歩きにくそうになって困った顔になったクララは、辺りを
見回して小川を見つけると休憩にして、少し姿を消しました。
それからの長い道のりにすっかり飽きてきたルーシーメイは歌を歌い始めます。
「だれかさんと、だれかさんが、むぎばたけ〜♪」
「こら、ルーシーメイ、そんな歌、どこで覚えたの?
そんなはしたない歌、歌っちゃいけません」
「あっ、ちがったわ、ここじゃ、こううたわくちゃ、へんよね
だれかさんと、だれかさんが、もりのなか〜♪」
「あ、あなた、まさか、さっきの事、知ってたの?」
「うん、ケイトおねえちゃんもね」
「まあ、どうしましょう・・・
ね、あなたたち、ジョンと会えた事は話してもいいけど、その後の事は、お父さんたちには
内緒よ」
「分かってるわ、そんなこと」
「うん、まかせといて
でね、おねえちゃん、むぎばたけ〜、と、もりのかな〜、どっちが好き?」
「もう、しょうがないわね・・・麦畑、にしてちょうだいな」
「じゃあ、そうする
Gin a body meet a body Comin' thro' the rye
Gin a body kiss a body Need a body cry?
Ilka lassie has her laddie Nane, they say, hae I
Yet a' the lads they smile at me When comin' thro' the rye. 」
一方、ぎりぎりで船に間に合ったジョンでしたが、何かを忘れているような気がしていま
した。デイトン先生が乗っていないのが分かったのは船が出港してしばらくしてからのこと
でしたが、どうせ酔っ払いのヤブ医者と思われていた彼のことを気にする者はなく、ジョン
にもお咎めは無かったそうです。
otto |
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