【 愛の若草物語 】
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贈呈者 |
おしろい伯爵
さま |
2011年7月1日 |
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おしろい伯爵様から
ジョセフィン・マーチ嬢をいただきました♪
南北戦争のさなか、父親が北軍の従軍牧師として出征しているマーチ家では、四人の姉妹、
社交界に憧れる美人のメグ、小説家志望の活発なジョオ、ピアノが上手だけれど内気なベス、
絵を描くのが好きなおしゃまなエイミーが、父の無事を祈りながら幸せな明日が来ることを
信じて、ニューコードの町で母と共に明るく暮らしていました。
そんなマーチ家に一通の電報が届きます。父親が戦場で負傷して、重症だというのです。
一刻も早くお父さんのところへ看病に向かいたいお母さんでしたが、戦禍で家を失って今は
仮住まいの一家にはそれほど余裕はなく、お母さんは当座に必要なお金をお金持ちのマーサ
叔母様に借りることにします。
一方、お母さんの為にお使い行ったジョオは、その帰り道に理髪店のショーウインドーで
見事な黒髪が40ドルで売られているのを目にします。
家の家計が苦しいのを知っていたジョオは、両親を助けられるのならと、自分の長く美しい
髪を売り、お母さんに25ドルを手渡します。
事情を知った家族に、『髪の毛が短くなってせいせいしたわ』とその場は強がって見せる
ジョオでしたが、その夜、自分の部屋で一人になった少女は、自慢の髪を失くした悲しみに
涙するのでした。
その後、マーサ叔母様の甥のいやみなデーヴィッドに髪の毛を切った姿を見られて、思い
切り笑われたジョオは憤慨します。友だちの新聞記者アンソニーは『ショートカットの方が
ジョオらしい』と慰めてくれましたが、ジョオにとっては、それもなんだか納得できません
でした。
「あ〜あ、わたしって、そんなに女の子らしくないのかしら?
そりゃあ、メグほどじゃないけど、胸だって、ちゃんとふくらんでるのに
やっぱり、お尻が小さいせいなの?
それとも、あそこの毛が薄いのがいけないのかなぁ
メグの、とっても濃くて、羨ましい・・・」
そんな普段ボーイッシュなジョオからは想像もできない、女として思い悩む姉の姿を盗み
見てしまったエイミーは、ちょっと見当違いなところでショックを受けてしまいます。
「そ、そんなぁ〜
ジョオでそうなら、あたしなんて、絶対、女の子って見てもらえてないってことじゃない!
下の毛が生えるのはなんだかイヤだけど、せめてオッパイだけでも大きくしなくちゃ・・・
でも、どうすれば・・・そうだ、あたしには、あの手があったわ!
あれさえ使えば、すぐにベスを追い抜いて、ジョオがビックリするくらいになれるはずだわ」
その日からエイミーは洗濯ばさみをもう二つ用意したそうですが、その効果があったのか
どうかは続編でお確かめくださいw
otto |
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