【  イザベル&パット嬢  】


贈呈者 TAK さま 2008年12月22日






ぺいんキラーのTAK様から

当館妄想劇場 〈ふたごの秘密の夏休み〉
挿画用にイラストをいただきました


・・・ここは悪名高いイーストエンドの一角、シティーから目と鼻の先だというのに
普通の女の子が迷い込んだが最後、決して無事では帰れない危険地帯です。
そんな社会の禍々しい部分などまだ知るはずもないパットとイザベルの双子の姉妹は
良い働き口があると言葉巧みに誘われ、連れ込まれたのは人買いたちの集まる競売場
でした。そこでは
餌食となった少女たちが商品として夜毎オークションにかけられ、
娼館に買い取られたり、外国の好色家の囲い者として売られていました。

 その夜、姉妹はオークションの舞台に上げられます。
客たちの『商品』購入意欲を高めるため、
全裸にさせられた上に媚薬を塗り込まれて
いやらしい汁が局部から涎のように滴り落ちているのを大勢の男たちに凝視されて、
あまりの恥ずかしさに震えが止まらず、今にも気絶してしまいそうな二人をなんとか
持ち堪えさせていたのは、何故かそれだけは残されたクレア学院指定のタイでした。

 どんな時も学院の生徒である誇りだけは失うまい、それが姉妹の最後の心の支えと
なっていたのでしょう。しかし、それはすぐに打ち砕かれてしまいます。
何故なら売り手がオークションにプレミアを付けるため、二人が学院の生徒だと客に
告げたからです。
それを聞いた人買いたちは二人の首に結ばれた特徴のあるタイを見て納得したのか、
売り手の狙い通り、競り値を跳ね上げていきました。
クレア学院はお嬢様学校とまでは言えなくても、そこの生徒がまじめで身持ちがよい
のは有名で、そんな少女を堕落させてみたいと思う客がどれほど多く、高値で売れる
のを人買いたちはよく知っていたのです。

 自分たちはこれからどうなってしまうのか、初心な少女には男の慰み者にされると
いうのがどういう事なのかは想像できませんでしたが、クレア学院の生徒と知られて
辱めを受けたら、もう二度と両親の元にも仲間の所にも戻れない、そんな予感だけは
するのでした・・・

                                  D.otto


ぺいんキラー