【  暑中お見舞い申し上げます  】


贈呈者 葉桜 さま 2004年7月24日






葉桜様から

暑中お見舞いをいただきました


酸の海から吹く風に守られる風の谷の人々は常にそのことに感謝の念を忘れない。
生きとし生けるすべてのものが死滅して久しい海、そこがかつて豊饒だった事は
もはや伝説でしかないが、あふれかえる生命への憬れは今も受け継がれている。

深井戸の底から時折見つけられる貝殻は、完全な形のものは滅多になく、それ故
内側を肌に吸い付くほど磨き上げられ虹色に輝くそれは貴重な宝とされた。
それが陽の目を見るのは海の祭、豊かだった海にあやかり、谷に人が溢れる時を
願じる際である。
年頃の娘は宝貝を綴った装具に隠れたわずかばかりの秘所を除き、肌を露にして、
すでに子宝が授かれることを村人に示すのが慣わしであった。


エフタル−辺境の風土誌から(^^ゞ


もう一枚、さらに涼しげなショットいただていますのでご覧ください♪ =>●


                                                 otto