【 本年も宜しくお願いします♪ 】
|
贈呈者 |
マサヒコ
さま |
2004年1月1日 |
|
マサヒコ様から
お年賀をいただきました
ムスカに切られた髪もまた編めるようになって、あれから
2年後くらいのシータでしょうか
でもその月日は髪の長さを元に戻しただけではありません。
子供っぽかった身体も、いつの間にか柔らかい線を描きだし
時々、なんとなく切ないような、身体の奥が熱くなるような
一人ぼっちの家で過ごす夜を、とても寂しく感じるのでした。
そして今朝は……
谷にようやくお日さまの光が射し始める頃、あたしは熱った
身体を冷まそうと、家の前に佇む湖の畔に向かいました。
湖を渡ってくる寒いほどの風が心地よく汗ばんだ肌を冷やし
高鳴っていた心臓の音も静かになっていくというのに、芯に
残った熱がまだ感じられます。お腹の奥に
今朝に見た夢は……
嫌な夢にうなされることはもうほとんど無く、夢に出てくる
のは気のいい海賊たちと、そしてもちろんパズーと過ごした
あの短かったけど楽しかった日々です。
パズー……どうしています?
なかなか会えないけど、夢で会えた時、とても嬉しくなるの。
握られた手の暖かさ、抱きかかえられた時の安らかな温もり、
それが今も感じられる。
でも……あたし……近くにいて欲しい……
だってこの頃夢の中のパズー、とても、逞しくなってて……
あたしを……とても……強く……抱きしめるの……
パズーの手に触れられたところが熱くなって、それがどんどん
身体の奥に滲みこんでいくのが分かって……
怖いような……ううん……もっと触って欲しくなるの……
水鏡に映るあたし……
パズーとお別れしてから、あたし、少しは娘らしくなれたかな。
胸はまだ小さいの……でもあそこに毛が生えてきて……
パズーへの手紙には書けなかったけど、あたしもう赤ちゃんを
生める準備ができたんですって……
こんな気持ちになるなんて、そのせいなのかしら……
今のあたしを見てもらいたい……パズーに……
otto |
|