【 妖精 】
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贈呈者 |
DAIDAI
さま |
2003年2月12日 |
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DAIDAI様から妖精シリーズの一点をいただきました。
この作品はDAIDAI様が二十年ほど前に描かれた
妖精シリーズの中で唯一カラーコピーが残っていた貴重なものです。
【カラスアゲハ】
揚羽蝶の中でも特に大きな翅を持つ。
黒い翅の表面には青緑色のビロードのような
光沢があり、いわゆる「烏の濡羽色」をしている。
後翅には外縁に沿って赤紋が並び、尾状突起を有する。
この作品を一見すると画面の半ばを占める黒い羽根が
まず目を引きます。カラスアゲハの翅を模した精緻な翅脈の
描写と彩色が、巧まない自然の造形美を垣間見させてくれます。
そして、妖精の乙女と呼ぶには一歩手前の
裸身はたおやかな丸みを帯びながらもどこか硬さが残り、
エロチシズムとは別の、この世の者ではない妖しさを醸しています。
髪を乱れさせ振り向く妖精の顔は
人間との関わりを拒むような表情を浮かべて、
この世に残った最後の妖精が幽明の狭間に今まさに
飛び去ろうとしている、といった印象を受けるのは穿ち過ぎでしょうか。
otto
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