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ワランガ族奇譚 前編

〜 ワランガ族奇譚 前編 〜

【 プロローグ 】

 長く続いた乾季の末、川はすでに最期の一滴まで枯れ果て、灼熱の太陽が大地を焦がし、燃え広がる野火がその紅い舌で乾き切った草原をさらに焼き尽くす。
そこでは人も動物も皆等しく水を求めてさまよい、戦い、そして、野に屍を晒していく。

 雨の乏しいサバンナの乾季において、水は命より重く、村の古老に聞いた伝承によれば、それを盗む事を赦されざる罪として惨い仕置を科す、そんな部族があったという。
水盗人が一度捕らえられれば、それが受胎可能な女であれば奴隷とされて、夜ごと男たちの慰み者となり、やがてその女が孕んだ子もまた部族所有の奴隷とされる。
だが、それでもまだ生きていられるだけましだという。
なぜなら、その理由の如何を問わず、男はすべて、子を産めぬ老婆、そして幼い子供さえ、見せしめのために日干し刑に処される過酷な運命が水盗人には待っていたからだ。
事実、その古老が若い頃に、四肢をひび割れた大地に固縛され、渇きにもだえ苦しんだ末の形相をうかべた刑死体を見た経験があるという。
 そして、その部族は今もまだ、広大なサバンナのどこかに生きているというのだ。

 ああ、神よ
あなたの恩寵を知らぬこの者たちを憐れみ許したまえ
―1843年、探険家リビングストンの日記から―

 その昔、ブラックアフリカ、暗黒大陸といわれた地に西欧列強の植民地支配の手が伸びてから、すでに百年余りの年月が過ぎました。
その間、支配される者としてではありましたが、現地人にも徐々に西欧式の文明が浸透していき、昔ながらの風習を捨て去る人々も多くなっていました。
 しかし、白人の立ち入らぬ奥地には、今世紀も中葉になってなお、異邦人の支配を嫌って原始のままの仕来りを頑なに守り続け、現地人の間でさえ恐れられている部族が未だに存在していたのです。

【 さらわれたジャッキー 】

 ジャッキーたちは彼女の手で育てられたマーフィーを野生に帰す為にブッシュベイビーの仲間が居そうな場所を探して旅をしている途中、突然姿を現わした暴れ象の群れに遭遇してしまい、その場から取る物も取り敢えず逃げるのが精一杯で、持っていた荷物を彼らに踏みにじられて食料や水のほとんどを失い、とても困っていました。食べ物だけなら、テンボが何とでもしてくれたでしょうが、乾季の大草原で水はそうおいそれとは手に入りません。
彼女たち一行がまだ枯れていない川を探して道なき道を当てもなく歩いていると、偶然にもジャッキーは水の入った皮袋が落ちているのを見つけます。
一緒に旅をしているテンボが、この辺りは強暴なワランガ族の縄張りなので、彼らの物かもしれない水袋を拾うのは止めた方がいいと言ったのですが、彼女は持主の分からないそれを手にしてしまいます。
 その時のジャッキーは、持主が見つかったら事情を説明して水袋を勝手に持ち去ったのを謝り、代償を払えば許してもらえると思っていたのです。後に、その代償がどれほど大きなものとなるのかも知らずに……

 やがて、その日は何事もなく暮れて、翌朝早くに目覚めたジャッキーは仲間を起さぬよう独りでそっとキャンプを抜け出し、近くに生えている茂みの陰に身を隠します。
 三日前、思いもよらず出会ったミッキーが止めるのも聞かず、旅の仲間に加わったせいで色々と厄介事が増えました。その中でも一番ジャッキーが閉口したのは、ミッキーがすぐにヘマをする事でも、疲れたと言ってはぐずぐず不平を並べる事でもなく、思春期の男の子がいつも自分のそばにいる事でした。
 学校で一緒だった頃から、運動で汗をかいた時などに、ぴったりと素肌に張り付くタンクトップごしに近ごろ特に丸みが目立つようになって、そろそろ母親にブラジャーをおねだりしなければいけないかなと思っていた彼女のバストラインをミッキーが目で追っていたり、何気ない風を装って襟ぐりや腋の下から直接バストを覗いたりしていたのは、ジャッキーも薄々知っていました。

 そこにきて、今は親元からも離れ、注意する先生もひやかすクラスメイトもいないこんな場所で、自分たちより一足早く成長してほんの少し大人めいた体つきになったジャッキーをこんなに間近に感じて、男の子とは違う女の子の身体のアノ部分について興味津々の年頃になっていたミッキーはちょっと大胆になったようです。
 何しろ、ジャッキーが埃にまみれた肌をぬぐいたくなったり、用を足したくなった時に、テンボならそのへんを察して場を外してくれるのに、ミッキーときたら一人になろうとするジャッキーの後をコッソリつけてきて、それを覗こうとするのですから。
 こんなHな旅の道連れが一緒では、替えの余裕も、ナプキンも用意できないこんな場所でアレが来てしまい、もし汚れた下着を男の子にでも見られたらと思うとぞっとします。
十日程前にメンスが済んでいて、ジャッキーは本当に良かったと思いました。

『ホントに、男の子って……』と思いながら、ジャッキーがショートパンツに手をかけて、身体を屈めようとした時でした。
 突然、後ろから伸びてきた手に口を塞がれ、悲鳴をあげる間もなく当て身を受けた彼女は気を失ってしまいます。それは、貴重な水を盗まれたと思い、密かに彼女を付け狙っていたワランガ族の仕業で、ジャッキーはそのままキャンプからさらわれてしまいました。

【 肉体検査 】

 ワランガ族の部落に連れ去られたジャッキーは気絶したままに服を剥ぎ取られ、まとめて縛られた両手をバオバブの枝に吊るされた上、地面に打った木杭に足首を括られて、両脚を左右に開かされ、すでに昇りきった強い太陽の下、一片の遮る物も無い少女の白い肌はそのすべてを部落の男たちの目前に曝け出されてしまいました。

 アフリカ奥地の部族では早婚が普通であり、少女が12歳程で結婚して破瓜を迎えるのもそう珍しくはなく、現地人より栄養状態の良いジャッキーの身体はそれらの少女よりよほど発育していて、欲情の対象とするのに何の問題もありませんでした。
 さらに彼女の金色の髪、白い肌は自分たちの暮らす大地を外から来て勝手に支配している白人の象徴として、それを辱める事に男たちの倒錯した征服欲がかき立てられます。
 しかし、古来からのしきたりは厳格に守られねばなりません。
水盗人が女として使えなければ、待つのは死ばかりなのです。
 こうして、知らなかったとはいえ、サバンナの厳しい掟を破って罪を犯したジャッキーに対する断罪は今、容赦なく始まろうとしていました。
与えられる罰は死なのでしょうか。それとも……

 やがて族長の合図で物慣れた様子の男がジャッキーに近寄り、その身体を詳しく調べ始めます。それはまるで、牝牛が健康で丈夫な仔を産めそうか、良い乳は出そうか、といった、家畜の取引をするための品定めでもするように、念入りに行われていきます。
 男はまず歯ならびを調べるため、少女の口を開かせました。
顎ごと頬をグッときつく掴まれる苦痛に、ようやく意識を取り戻したジャッキーの目に飛び込んできたのは、これまで身の回りにいた、自分にいつも優しかった柔和な現地人とは全く様子の違う、荒々しさ、猛々しさを漂わせた未開人の顔でした。そして、驚愕に見開かれた少女の瞳の隅には、目の前の男の他にも、自分を中心に周りを取囲んでいる大勢の男たちの姿も映ります。

 今朝起きた時にはキャンプにいたはずの自分が、気づくとまったく別の場所で、見知らぬ男たちに囲まれ、身動きもままならない、そんな突然に起こった状況の変化が信じられず、ぼう然となった彼女は自分がまだ本当はキャンプで眠っていて、何か悪い夢でもみているに違いない、瞼を閉じさえすれば目の前の事はみんな消え去り、もう一度目を覚ました時にはきっと何もかも元通りになるに決まっている、そう思い込もうとします。
『そうよ、これは夢、きっと悪い夢を見てるんだわ、だったら、夢なら、早く覚めて!』
そんな儚い希望にすがって、ジャッキーは目を固くつぶりました。

 そんな彼女の様子にはお構いなく、少女の虫歯一つ無い歯ならびに満足した男は、今度は背後からジャッキーの乳房を両手に掴み、そこにしこりでもないかと、牛の乳を絞るように指に力を込めていきます。
素肌の胸を直に触られてショックを受けたジャッキーは我に返って胸元を見下ろしますが、まだ膨らみ始めたばかりの固さの残る乳房を無理やりに揉み絞られる痛みのせいで滲み出た涙が邪魔をして、それは初め、白と黒の入り混じる模様にしか見えませんでした。
 しかし、部族の少女たちのものとはだいぶ形の異なる胸の膨らみに戸惑った男が未成熟な乳房を執拗に捏ねまわして、そのたびに脈動的に襲ってくる痛みにジャッキーが目を何度もしばたたかせていると、そこには、自分の乳房に男の黒い指が食い込んで、形が変わるほど強く鷲掴みにされている光景が浮かび上がってきました。
 しかも視線の先には、ジャッキーが女の子と男の子との身体の違いを意識しだして以来、けっして異性に、たとえ父や兄にさえも見せた事のない白い肌が何物にも被われないまま、さらに下腹部まで続いています。
 自分が大勢の男たちの前で裸にされているなんて、とても現実とは思えませんでしたが、初潮を迎えてからまだ一年にも満たない、性の目覚めですら覚束ない少女にこんな淫らな夢などこれまで訪れた事があるはずもなく、そうならばこそ、とうとうジャッキーにもこれは夢ではなく、本当に起こっている事なのだと気づかされます。

 この時、ジャッキーはようやく自分の身に起こっている事態を知ったとはいえ、今受けている行為の真の意味をまだ理解していなかったと思います。しかし、たとえ少女とはいえどその心の奥底に潜む女の本能が、自分の肉体が男たちの禍禍しい欲望の対象として見られているのを教えて、戦慄を覚えさせます。それは男の子が女の子の身体に興味を持つ、というような生半可なものとは違い、一度失ったら二度とそれを取り戻せないとても大切な何かを奪われる、という恐怖でした。
 男たちの、獲物を狙う獰猛な獣のような鋭い眼光の前にすべてを無防備に晒して、何一つ身を守る術とてなく、狩りの生贄となった少女の身体は強烈な陽射しの中で言いようのない寒気を感じて、震えが止まらなくなったジャッキーは縄目を解こうと必死にもがきますが、彼女を縛める縄はわずかの緩みもみせませんでした。
 言い知れぬ恐怖と羞恥にとうとう耐えきれなくなり、泣きながら赦しを乞う少女の言葉を理解できないのか、それとも、水盗人としてすでに有罪だと決められている者の言う事など聞く耳を持たないとでもいうのか、ジャッキーの肉体が奴隷として役立つかどうかの検査はなおも続けられていきます。


【旧名劇お絵描き掲示板No.327 by Tak】

 弄る内に手に固く当たるようになった乳房の先端を平たくなるまできつく抓んで、苦痛に悲鳴を上げる少女の乳首がちゃんと勃起して,出産後に赤ん坊に母乳を与えられそうなのを確かめた男は、今度はジャッキーの前に腰を落として、肉付きのまだ薄い尻を、骨盤を測るように撫で廻しながら、彼女の下腹部に息がかかるほど顔を近づけました。
 陽に晒された跡もなく、まだ色素の沈着もない乳白の秘部を覗きこまれる恥ずかしさに、なんとか男の眼前から逃れようと身体をよじるジャッキーでしたが、手足を縛り付けられていては身を引く事も脚を閉じる事もできません。その上、そんな事をしても無駄だ、とでもいうように、太ももをあざができるほど強く掴まれて身動きを封じられると、後はもう男の為すがままになるしかありませんでした。

 髪の毛と同し黄金色の若草がうっすら生える少女の丘を男の指が割ると、拡げられた内部には肉色の花弁が咲く直前の蕾のように瑞々しく色付いているのが見えました。
 男がそれを掻き分けて体内への入口を露わにさせると、内側の粘膜がサバンナを吹き渡る熱く乾いた大気に触れてヒリヒリとしたのも束の間、その部分を男の口が蓋い、ヌメヌメとしたナメクジのように這い回る舌に花唇を穢され、尖らせた舌の先端に開口部を侵入される感覚にジャッキーは悪寒を覚えます。
 しかし、秘部を幾度も舐め上げられいく内に彼女は下腹部の奥にそれまでになかった熱のようなものが溜まっていくのを感じ始めていました。
そして、『こんなの、もう止めて!』と叫ぶジャッキーの意思には関係無く、花の蜜腺から自然に蜜が湧くように、その内部から粘り気のある雫がしみ出てきて彼女の花芯を艶やかに濡らし、匂いたたせていきます。

 やがて、執拗に陰部を舐られ続けて起こされたのか、少女の裂唇の角に包み隠されていた小さな突起が膨らみ、それが表に顔を出ているのに気づいた男は不潔な物を見たかのように顔をしかめました。アフリカの原住民の多くがそうでしたが、ワランガ族でも未婚の少女が性の快楽に溺れぬよう、その器官は幼い時期に切除されるのが慣わしだったのです。
 男は腰に下げていた小刀を手に取り、切先を彼女の下腹部に持っていきます。
言葉も通じない相手にぎらりと光る白刃を突き付けられ、腹を切り裂かれるのではないかと怯えてしまったジャッキーは死に物狂いで抗いましたが、それに業を煮やした男の腕に腰を押え込まれ、柔らかい小突起を圧し潰すくらいに強く摘み上げられます。
 あまりの激痛に彼女の身体はビクンッと撥ね上がり、その動きに男の手が弾き飛ばされて痛みの退いたジャッキーは崩れるようにグッタリとして、身体の力が抜けてしまいました。

 その時、ジャッキーは下腹部から何かが流れ出ていく開放感を感じてハッとしました。
そして、今朝、自分がさらわれる直前に何をしようとしていたかを思い出します。
 あれから何時間が過ぎたのでしょう。今まで我慢していたというより、これまでの異常な状況が忘れさせていたのでしょうが、一度それを思い出してしまうといつもより強くなっていた圧迫感はもう抑えようもなく、はじめの数滴が洩れ出た後は堰を切ったように琥珀色の液体が少女の花弁を揺らしてほとばしり、その足下に音を立てて落ちていきます。
 やがていつまでも続くと思われたそれもようやく勢いが衰え、方向を失った流れは最後に少女の内股を生温かく濡らしてやっと止まりました。

 彼女を取り囲む男たちからは苦笑というにはあまりにあからさまな嘲笑いが沸き起こり、男の子のように立ったままの格好で粗相をしてしまった、あられもない姿を見られた少女は肩を震わせて泣きじゃくっています。
こんな思いも寄らぬ成り行きに、ジャッキーの身体を調べていた男ももはや毒気を抜かれ、小刀を収めていました。奴隷として際限もなく男たちの淫虐の生贄とされるであろう少女のこれからを考えれば、それに貞淑など求めても仕方なく、せめて快楽を残すのは淫奔な白人娘に相応しいだろうとでも思ったのかもしれません。

 少女の秘部の色も匂いも味も確かめた男には、もう一つ、最後の仕上げがありました。
自分の前に戻った男に再び陰唇を拡げられて、小水の滴がまだ残っているというのに、またそこを舐め回されるのかと思い、ジャッキーはしゃくりあげながら顔を赤らめるのですが、それは違っていました。少女にはまた別のつらい仕打ちが待っていたのです。
 濡れそぼる陰唇を弄り、その湿り気を絡め取った男の指先を処女の入口へ突立てられて、ジャッキーは悲鳴を呑んで身を固くします。自らの指さえ知らなかった少女は体内を初めて侵されて反射的に股間が力み、侵入者を拒むようにきつく圧し包みますが、男は中の深さを調べるため、その狭い道を躊躇わず押し広げながら、さらに指を奥に潜らせていきます。
 そして、男の掌がなだらかな処女の丘に密着した時には、その裂け目に長い指が根元まで喰い込んで、少女のまだ浅い膣の行き止まりにまで届いていました。
固い異物に体内を刺し貫かれるつらさにジャッキーは指を抜いてくれるよう哀願しますが、返って来た答えは、彼女の中で蠢く指の動きでしかありませんでした。
 少女の女の道具が固すぎれば、白人のものに比べて固く長大な部族の男たちの一物を受け止められず、壊れてしまいます。たった一本でさえ窮屈な少女の中で、具合を試す男の指が曲げられ捻られて縦横に膣壁を擦り、粘膜を嬲られるたびジャッキーは息を詰まらせていきました。

 やがて少しずつ少しずつ、こなれて滑りが良くなってくる少女の中で、抜いては突上げる指の動きも激しくなり、喘ぎあえぎしていたジャッキーの口から悲鳴とは異なる声があがるようになってきた頃には、少女の膣粘膜も湿った音を立て始め、濡れてプツプツと膨潤した糯粟の穂のようにねっとりと指に絡み付き、その抽挿の動きに掻き出された蜜が男の掌から溢れて彼女の内股をふたたび濡らし、とろとろと垂れ落ちていきます。
 そろそろ頃合だと思った男は少女の中にもう一本の指を加えて、ゆっくり慎重に挿入していきます。生娘の奴隷を最初に破瓜させる役目と特権は族長にあって、それまで、処女性は保たれなければなりませんでしたが、目いっぱい広げられた処女の入口はなんとか裂けずに済み、それを受け入れました。
 さらに花芯を穿たれて、喉を絞るような叫びをあげた少女は、自分の下腹部からズルリと指が抜かれると、がっくりと頭を落としました。

『これで……やっと……終わり……なのね……』
目も虚ろになって、荒い息をしていたジャッキーは自分の前から男の気配が消えると、そう思いました。
 けれども、それはまだ始まったばかりだったのです。
ジャッキーを奴隷として生かすと決まれば、それは村の男たち全員の共有財産として誰でも少女を使い、孕ませる権利を持っているという事であり、その点では公平でした。
 最初の男が族長に報告に行くと、待っていたとばかり、他の男たちが入替り立替り少女の身体を試していき、次々と身体を弄り続ける20人近くの男たちの品定めが終わりに近づく頃には、ジャッキーにはもう泣き叫ぶ力もなく、赤く腫れ上がった敏感な部分を手荒くされても、もううめくのもやっとの状態でした。
 ようやく吊下げられていた枝から降ろされ、巨大なバオバブの樹の洞に設えられた仕置き部屋に運ばれて、焼け付く白光の中から暗闇に入る時、絶えだえの浅い息の中で朦朧とした少女の意識もまた、まるで奈落の底に落ちていくように暗転していきました。

 その頃、部落の集会場所で部族の長老衆の衆議によって、ジャッキーの運命が決せられていました。
儀式の開始は翌日の満月が昇る時とされ、月が西に沈むまでの間、しきたりに則って族長を始め、長老衆や家長たち、そして今日の集会には参加を認められていなかった若衆組など、部落全ての男たちが決められた順番でジャッキーを貫き、性奴隷として契りを結んでいくのです。
一つの杯を宴の席でまわして集団の絆をより一層深めるように、彼ら全員の共有物となったジャッキーの肉体を輪姦して使う事が部族の結束を高めてくれます。
 また、少女の杯を満たして、溢れてもなお注がれる男たちの大量の精は遠からずその実を結ぶはずです。なぜならその日は少女が受胎する可能性が高く、それを決めたのは偶然ではありません。それを占ったのは数十代もの経験と知識を受継ぐ呪術師、そう、ジャッキーを最初に調べたあの男だったのですから。

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