〜 レディ・ペリーヌ物語 18 〜
【 旅の続き ― アルプスを越えて 後編A ― 】
ペリーヌ様を縛めているウマを半周したロジェはまだ息を喘がせていらしたお嬢様の顎を
取り自分の方を向かせました。
「おい、いつまで呆けてやがる、さっさと起きろッ」
「ん…おじ…さん…」
「やっと起きやがったか、とんだ眠り姫だぜ
いや、淫乱姫の方が似合ってるか…何しろあんなにイキまくるんだからな
そんなに男好きなら、やっぱりあんた、娼婦向きだよ
だがな、客の俺より先にイッちまったのはいただけねぇな
商売ってのはな、お客様を満足させて初めて成り立つんだ
これからそいつをあんたにしっかり調教(おしえて)やるよ
そうだな、まずは手始めに、俺を上の口で満足させて貰おうか
それなら苦しいだけで、あんたも一人だけイケまい
さあ、俺のイチモツを咥えるんだ」
「ヒッ、イ、イヤァッ!」
ランプの光をヌラヌラ汚らわしく照り返す淫液にまみれた陰茎を目の前に突き出されて、
お嬢様は唯一動かすことの出来た首を回してお顔を背けられましたが、髪を掴まれて正面を
向かされました。
そして、鼻を摘まれて息が苦しくなり思わずお口を開けられたところを衝かれ、可憐な唇を
赤黒い亀頭で割られてしまいます。
「ン、ンンンンー…ハアッ、オブッ! ムフウゥゥゥ…」
「どうだ、肉棒の味は? 旨いだろう?
さあ、舌を使って俺を満足させるんだ」
とても熱くむっと臭う、嫌悪感しかもたらさない男根を頬の裏に押し付けられたお嬢様に
そのような事が出来ようはずもございません。お嬢様がぐずぐず躊躇われているとロジェは
柱にかけてあった蝿払いを取って鞭のように振り翳し、その2尺余りもある馬の尻尾の毛で
お尻を打擲して命令に従わせます。
「どうした? 言う事を聞かないと、こうだぞ!」
「ンンッ、ムフッ、ンフッ、ンフッ、ンフッ、フヒッ、フヒィッ!
フャヘフェッ、フゥフォフィフィヒファフ
ウウウ…ンフ…ムウ…フウウ…ンク、ンク、ンク………」
お尻を赤く腫らされたお嬢様は涙を浮かべられながら、ご自分のお口を犯しているそれに
ぎこちなく舌を這わせていきました。
ですが、やがてロジェはそれだけでは物足りなくなり、強張った陰茎をさらに奥まで押し
込み、咽喉の中を女性器でするように抽挿し始めます。
か細い咽喉を上下する熱い塊に塞がれて声も上げられず、あまりの息苦しさにペリーヌ様は
今にも気を失ってしまわれそうでしたが、それに構わずロジェは口淫を強い続けました。
やがて、陰茎が膨れ上がり、次の瞬間咽喉の奥で射精されて、そのむせ返るような精液の
臭いが鼻腔にまで拡がって吐気を覚えましたが、頭を抑え付けられていたお嬢様にはそれを
呑み下すことしかできませんでした。
ようやくお口を塞いでいた陰茎は抜かれたものの粘っこい精液が咽喉に絡まり、お嬢様は
ひどく咳き込まれます。まだ幼い面影を残す少女がお口までも犯され、えずくたびに二つの
口から白濁液を溢れさせる姿はなんと憐れなのでしょう。
けれども、そんなお嬢様の無惨なお姿もロジェの調教を止めさせはしませんでした。
「おやぁ、あんな事されたってのに、下の口からよだれを垂らすなんて、どうやらあんた、
イジメられるのがよっぽど好きなようだな
だったら、さっき尻をぶたれたコイツを挿入れられたら、もっと悦ぶんだろう?」
ロジェは、両端が1寸大の玉になり8分ほどの太さの軸の間にも大小の円環が浮き出た、
長さ6寸ほどの蝿払いの柄をお嬢様の膣口に押し当て、グプッ、グプッ、と下端の玉を中に
沈めては引き抜くのを繰り返しました。
「ンッ、ンンッ、アグッ、ンアアッ、イヤァ、そんなの入れないでェ!」
「そうか、やっぱり俺のイチモツの方が好いんだな?」
「そ、それは…」
「やれやれ、こういう時はな、お客様のお好きになさってくださいって、そう言うんだ
こりゃあ、ちゃんと答えられなかった罰が必要だな」
「ヒッ! そ、そこはッ!?」
蝿払いの柄の玉が触れた瞬間、ペリーヌ様の恥ずかしい窪みはキュッと窄まりましたが、
ロジェが押し込むと肉厚のデイジーのような花びらは内側へたわんでいき、お嬢様ご自身の
蜜にまみれたそれはヌルンとその中心を貫通しました。一度開かれてしまった門にはもはや
侵入を阻むことは叶わず、柄の半ばまで挿入されてしまいます。
「ヒイィッ、イヤアァァァッ! 抜いてッ、抜いてェェェッ!!」
ペリーヌ様は悲鳴をお上げになりました。それも無理ありません。
少女にとって、ヴァギナを犯される事は十二分に辛く哀しく恥ずかしい事ではありますが、
たとえ淫具であったとしても、アヌスに物を挿入される感覚は、それとは比べ物にならない
恥ずかしさであり、どんな性感をもってしても薄めも弱めもされない、嫌悪と羞恥そのもの
なのでございます。
「ヘッヘッヘ、いくら尻を振ったって、抜けやしないさ
罰から逃げようとするいけない娘には、もっとお仕置きしなきゃな」
「ウアアアァ、ヤァッ、動かさないでェッ!」
ロジェが蝿払いを突き込むたびにペリーヌ様の体内で隣り合う膣が圧迫されて、まだ中に
残っていた精液がブプッ、ブプッ、と溢れ出ます。
「どうだい、尻穴に突っ込まれる気分は? 俺の物に比べたらずいぶん細いが、こうやって
出し入れされると、これはこれで好いもんだろ?」
「アウウゥゥ、良くなんかァッ、気持ち悪いだけですゥッ」
「クックックック、それは可哀相になぁ…
でもこれは罰なんだから、もう少し我慢して貰おうか」
「ヒギイッ! ヤメテェッ、お尻ッ、お尻がァァァッ!!」
握っていた親指もろともに蝿払いの柄をさらに押し込んでいったロジェは、手首をひねり
菊門をこじり回してペリーヌ様に耐え切れぬ苦悶と気も狂わんばかりの羞恥を与えながら、
とうとう二つ目の玉まで柄のすべてを捻じ込んでしまいました。
「アグウウゥゥ…く、苦しい…お腹が、苦しいの…もう、許してェ…」
『おおっと、ちっとばかし調子に乗り過ぎちまったか?
だが、まさかコイツを全部呑み込んじまうとはな…
ひょっとして、この娘、もうこっちも…三つの穴を全部、使われてたんじゃ?…
待てよ…もしそうなら三人まとめて相手できるんじゃないのか…そうすりゃあ好い商売の
ネタになるよな…
そんな事は今までうちの娘たちにもさせちゃこなかったが、どうせこの娘は帰る家もねぇ
宿無し、何をさせたって後腐れねぇ…
そうだ、それがいい! もし使えなくても、使えるようにしちまえばいいんだからな!
よぉし、そうと決まれば…』
「やれやれ、そんなに尻穴に突っ込まれるのが嫌なのかい?
そうだな、さっきからあんたの前の穴がヒクヒクしてて物欲しそうだし
俺のイチモツでそっちを可愛がって貰った方が好かったんだよな?
あんたがどうしてもそうして貰いたいって言うんなら、またそうしてやっても構わないぜ」
「ウウウ……はい…それでいい、です…」
「いやいや、違うだろ?
わたしのイヤラシイ穴をご主人の立派なイチモツでいっぱい可愛がってくださいって、そう
お願いするんだろ?」
「そ、そんなこと…」
「ふーん、尻穴をもっとお仕置きして欲しいんだな」
「アアッ! 言います、言いますから、お願い、もうそれを動かさないでェッ!
ウウ…わ、わたしの…いやらしい穴を…おじさんので…いっぱい…可愛がって…ください」
「ふん、まあいい…じゃあ、あんたの望み通りにしてやろう」
ロジェの手がお嬢様のお尻を掴み、秘裂を割り拡げます。
「ククク…その格好で尻尾まで生やして、まるっきりポニー相手に獣姦でもするみてぇだぜ
だったら、せいぜい好い声で鳴くてみせてくれよ」
「ヒッ?! ま、待って! お尻の、抜いてくれるんじゃなかったのッ!!」
「うん? 誰がそんなこと言った?
さっき、コイツと俺のと、どっちが好いか聞いた時、あんた、迷っただろ?
それはな、あんたがどっちも欲しいと思ってたってことだろうよ
客である俺が逆にあんたの望みを叶えてやるんだから、有難く思うんだな」
「わたしそんなこと思ってません!
両方なんて入りっこないッ、そんなの無理ですッ!」
「何が無理だって?
せっかく女には男を悦ばせられる穴が三つもあるってのに、それを遊ばせとくのは勿体無い
と思わないかい?
あんたもこういう商売で稼ぐんなら、一人一人相手にするよりも三人一度に客を取った方が
手っ取り早いだろ?
そうだな、一人5フランとして、三人で15フランになるだろ?
その内紹介料に一人1フラン、商売に使う部屋代に一日10フランを俺の取り分にしても、
一日三組も取れば26フランの儲けだから、二週間も励めばその間のあんた達の宿代を入れ
ても借金はチャラになる
その為には、とりあえずこの二つの穴を両方一度に使えるようにしておかなくちゃな?
まあ、その歳じゃ最初はちっとばかし辛いかもしれんが、あんたにはそういった素質が充分
ありそうだから、なあに、すぐ慣れるさ
客探しは心配しなくてもいいぜ、俺がなんとかしてやるからな」
そう酷薄に言い放ったロジェには、確かにそうできる伝を持っていました。彼は宿の主人
以外にも様々な仕事に手を出し、中にはおおっぴらにできないような事にも携わっていて、
そんな裏稼業の一つが素人娼婦の斡旋だったのです。
国境を挟み欧州有数の保養地であるジュネーブにほど近いこの町は、公序良俗に反する事に
厳しいスイス官憲の目も及ばず、そこを訪れた殿方達が奥方から羽を伸ばしてちょっとした
アバンチュールを楽しみたくなった時、その相手を務める奔放なフランス娘達を送り込むに
しても逢瀬の場を提供するにしても絶好の場所でした。
ロジェはこれまでも、娼婦としての心構えを教えてやると言い包め、金銭目当てあるいは
性への好奇心から噂を聞きつけて夏と冬の観光シーズンごとに集まってくる娘達の若い肌を
役得とばかり愉しんできました。
そして、避暑シーズンが始まろうとしていた今、同業の商売敵に勝つ為、ロジェは複数の
客にお嬢様を輪姦させるばかりか女の持つすべての穴を同時に犯させて、慣れた娼婦でさえ
拒むような目新しい性の商品にしようと目論み、しかも、その値段をご本人に伝えたものの
倍は取ろうと胸算用していたのでございます。
アヌスを犯す事は、男色でももちろん愛人や妻に対してであってもローマ時代以降教会の
禁忌であり法でも禁止されているというのに、何という倒錯でしょう。
けれども人はタブーだとか倒錯だとか言われて禁じられるとかえってそれに惹き付けられて
しまうもの、まして多くの殿方の胸には普段被っている紳士の仮面を脱ぎ捨てて少年の頃に
感じた衝動そのままに少女を我武者羅に犯し陵辱し尽したいという抑えがたい願望が潜んで
いるものなのでございます。
ですから、もしそんな機会が与えられて、しかもそんな性癖を持つのが己独りだけで無いと
分かれば、集められた客達はまるでタガを外されたように、まだ未熟なペリーヌ様の肉体を
三人がかりで、いいえ、十人ががりででも貪っていくことでしょう。
ペリーヌ様ご自身もつい最近通り過ぎられたジュネーブの街並みは光り輝きとても治安が
行き届いているように見えましたが、光あればどこかに闇も生じるもの、人が多く集まれば
集まるほどその闇も深く濃くなるのです。
すでにお父様を亡くされ今またお母様までもがお倒れになって、庇護の手が遠くなられた
お嬢様は今日、そして、おそらくはこれからも、身をもってその事を学ばねばならないので
ございます。
「アグッ! ダメッ、入れないッ、ンアアアァァァ!!」
ロジェが抽挿を始めると、薄い肉を隔ててすぐ裏側に挿入されている蝿払いに圧迫され、
ただでさえ狭いところに一段と窮屈になった膣内を陰茎が無理やり押し拡げていき、しかも
その動きが菊門の奥の堅い胡桃材で作られた柄の凹凸へ返ってきて、まるでそちらまでもが
抽挿されているような感覚をお嬢様に与えました。
そうして二つの門を穿たれ責め苛まれたお嬢様は、ロジェが語ったように、ご自分か二人の
殿方によって膣のみならずお尻までも同時に犯されている錯覚に陥られ、そのあまりに変態
じみた有り様に耐え切れず泣き叫ばれます。
「ウアアァァ、イヤッ、イヤアッ、こんなのイヤアァァァッ」
「オウ、こいつぁいい、さっきより、ずっと、締め付けが、きつくなった」
「アウウッ、お願い、動かないでッ、アグウウッ、お腹がッ、お腹がァッ!」
「何を言って、るんだね、こんなの序の口、じゃないか
俺だから、まだ優しく、してやってるが、本物の客なら、もっと容赦ないぞ
そぉら、こんなふうになッ!」
「ヒッ、ヒギィィッ! 痛いッ、お胸がもげちゃうゥ、ヤメテッ、ヤメテェェェッ!」
ウマの上に腹這いで縛り付けられていらっしゃるお嬢様の胸に両脇から手を潜り込ませた
ロジェが、指を喰い込ませて手掛かりにした乳房をもぎ取らんばかりにグイッ、グイッ、と
勢いをつけてお身体を手繰り寄せ、それを迎え撃つようにより奥深く貫き、抽挿のテンポも
速めていくと、その激しい動きにウマごと前へ前へと押しやられて、お嬢様はいつの間にか
隣の馬房の前まで来ていました。
すると、そこに入れられていたパリカールが柵から首を覗かせて落ちつかな気にいななき、
身振いを繰り返します。
「ブルルルルル、フヒィフヒィ、ブルルルル、フヒヒヒヒィン……」
「ハウウッ…ウウンッ…ンアアッ…アクッ…パリ、カール?…」
激しい抽挿を受け息を喘がせる中、ペリーヌ様がそちらへお顔を向けられると、馬房から
真っ直ぐにこちらを見詰めるパリカールの大きな瞳にランプの灯がゆらゆらと煌めいて…
いいえ、そこに揺らめいていたのは獣のメスがオスに交尾(つる)まれるがごとく四つ足の
お姿でロジェに犯されているお嬢様の白き裸体でした。
「アアッ、イヤッ、見ないでッ! お願いパリカールッ、見ちゃダメェッ!!」
ご自分の、陵辱されていると言うだけではとても表し切れない背徳的なお姿を家族同然の
パリカールにまともに見られ、耐え難い羞恥を覚えられたペリーヌ様の膣は一気に収縮して
中のものを締め付けます。
「クッ、で、射精るッ、ウオオォォォ」
「アアッ、ダメッ、パリカールが見てるのッ、出さない、ウアアァァァ……」
『フヘェー、何てェ締め付けするんだこの娘
二本挿しでもこんなに好いなんて、とんでもねぇ別品だぜ
こりゃあ何としても尻穴の具合も試したいところだが、こんなに搾り取られちゃさすがに
俺ももう…さてどうしたもんか…』
痙攣する膣に最後の一滴までも精液を搾り取られ、お嬢様の背中に伸し掛かったまま息を
喘がせながらそんな不埒なことを考えていたロジェの耳に、パシンッ、パシンッ、と何かを
打つような音が聞こえました
そちらを見ると、興奮したお嬢様のパリカールが勃起して突き出た2尺を優に越える長大な
陰茎を自分の腹に打ち付けていました。
『クククク…どうやら、獣みてぇに後ろから交尾されるご主人様を見て、こいつも番いたく
なっちまったみてぇだな…
無理もねぇ、昼間ここで種付けをやったから、まだ発情した雌馬の匂いがたっぷり残って
るんだろうよ』
「なあ、あいつのナニを見てみろよ、すっかりいきり立っちまってるぜ
ヘヘヘヘ、あんたも罪作りだよなぁ、あいつがあんなになっちまったのはみんな、あんたが
俺と盛るのを見たせいなんだぜ」
「ゥゥゥ…ナ、ニ?…
アアッ、イヤッ!」
お嬢様がお顔を背けられたのも当然でした。
これまで一緒に長旅をしてきたパリカールにそうした変化がまったく現れなかったわけでは
ございませんでしたが、そんな折にはマリ様もお嬢様もレディの嗜みとしてそれを見て見ぬ
振りをされていらしたというのに、ご自分がそうさせてしまったのだと聞かされ、さながら
ご自分が淫らな所為で純朴な兄を堕落させてしまったような、申し訳ない気持ちになられて
パリカールを直視することができなかったのです。
ところが、そうしたお嬢様のお心も知らず、ロジェの話はさらに倒錯的で背教の匂いすら
漂わせていきます。
「ヘヘヘ、知ってるかい、雄ロバは牝馬にも発情するんだよ
そうやって番わせた合の子がラバで、西の方のポアトゥーじゃ、今もラバを沢山産ませてる
そうだぜ」
『合の子か…そういやぁ、母親がインド人とイギリス人の合の子で、父親がフランス人だと
言ってたから、この娘は合の子の合の子ってわけだ
女が狼に孕まされて産まれるのが狼男だって言うが、この娘がロバの合の子を産んだら、
ロバ娘にでもなるのかねぇ?…
ふっ、まあ、初潮もまだらしいから、そんな事は起きないか…
うん? 待てよ、そういやぁアメリカへ行っちまった従弟のよこした手紙に、女とロバを
番わせる見世物のことが書いてあったよな…
それをここで、しかもこんな若い娘にやらせたら、さぞかし…そうだ、娼婦よりよっぽど
いい商売になるに違いねぇ…
この娘も丁度おあつらえ向きの格好をしてるし、確か牝馬の汗を拭いてやったボロがまだ
そのまま…ああ、あった、あった…
よぉし、善は急げだ、さっそくこの娘にやらせてみようじゃないか
さっきは俺が獣姦してる気分になっちまったが、今度はあんたがそれを味わうんだ
それも本物でな…ククククク…』
「なあ、あんた、あんたに免じて、今日の宿代だけは約束どおり勘弁してやるが、あんた達
母娘にはまだ一週間分の貸しが残ってるのは分かってるよな
それを返すためには、丸々二週間、朝から晩まで、あんたは男どもの慰み者にならなくちゃ
ならんわけだ…人数にすると、ざっと130人くらいかな…客は払った分を取り戻そうと、
三人がかりであんたの三つの穴をとっかえひっかえ使うだろうよ…少なくても一人が3回と
して、全部で…」
「イヤァ、言わないでェッ」
「分かったようだな、俺もあんたがボロボロになるのは見たくないんだよ
なんなら、あんたの母親にも半分肩代わりしてもらおうか
あれほど美人な若い未亡人と床上手なあんたの、母娘二人を味比べできるとあっちゃ、客が
飛びつくこと請け合いだぜ」
「ヤメテッ、お母さんにそんなことをさせないでッ!
わたしなら、どんなことでもしますからッ」
「クックック、あんたならきっとそう言うと思ったよ
そこでだ、もう少し楽に稼げる商売を思いついたんだが、試してみるかい?」
「わたしにもできる?」
「ああ、そうさ、あんたにならぴったりさ
だが、その前に……」
「な、なに? ヤッ、やめッ、ムグウゥゥ…」
ペリーヌ様の上から退いた男は、取ってきた革ひもをお嬢様のお口に馬銜のように咬ませ
喋れなくしました。
「すまんな、あんたにあいつを止められると困るんでね
ああ、あいつっていうのはあんたのロバのことだよ、新しい商売はあんたとそのロバでやる
見世物なんだ
俺にはアメリカに行った従弟がいてね、手紙にそういう見世物のことが書いてあったんだよ
どんな見世物かって? それは…」
「ところで俺は宿屋の外に、馬の取り引きもやっててな、ここはそのための馬屋なんだが、
今は馬が発情する時期で、知り合いに頼まれて今日もここで種付けをしたんだ
種付けってどうやるか、知ってるかい?
種付けされる牝は、時々相手の牡を蹴ったり咬んだりするんで、そうできないよう脚を柱に
くくり付けて動けなくするんだ…そうして、おとなしくさせておくと、発情した牝の匂いに
誘われた牡が上に乗っかって交尾を始めるのさ…
ヘヘヘ、どうだい、まるでさっきの俺とあんたみたいだろう?
きっとあんたのロバには、あんたが種付けされてる牝馬に見えたんだろうな
分かるだろう? あいつももう立派な雄ロバなんだ、自分も牝に乗っかりたいって思っても
ちっともおかしくねぇ、それであんなにサオを伸ばしてるんだよ
男の俺にはよぉく分かるぜ、あいつがどんなに羨ましがってるかが、それに交尾できないで
いるのがどんなに辛いかもな
あんたも、あのままじゃかわいそうだって、そう思うだろう?
俺は知ってるぜ、あんたがあいつを本当の家族みたいに大事にしてるのをさ
だったら牝馬の代わりに、あんたがあいつを慰めてやろうとは思わないかい?
フッフッフ、ご主人様にそこまでして貰ったら、あいつも悦ぶこと請合いだぜ」
「ンッウウウッ!」
男は手にした牝馬の匂いの染み付いたボロ布をお嬢様の秘部へ擦り付けていきます。
「ククク、馬銜を付けられ、尻尾も生えて、しかも発情した牝の匂いまでプンプンさせて、
これであんたも立派な牝馬だな
賢いあんたなら、もう分かっただろう? あんたとあいつがどんな見世物をするのか」
ペリーヌ様は、男の言ったことが俄かには飲み込めず、パリカールを見ました。そして、
生殖本能に駆られ異様に長く勃起したそれを目にされて、みるみるお顔を蒼ざめさせます。
人間の三倍を優に超えるそのようなものをすべて挿入されたりしたら、ペリーヌ様のお腹は
きっと突き破られてしまうでしょう。
『うそ、でしょ? わたしを恐がらせているだけよね?
お願い、うそだと言ってッ!』
恐怖に見開かれた瞳で懇願されるペリーヌ様に酷薄な笑いを返した男は、ウマを回して、
お嬢様のお尻をパリカールのいる馬房に向けさせると、柵を開けていきました。
ギギギギギギ…
蝶番の軋みが止んだ後、ペリーヌ様はご自分の下腹部に熱い鼻息が当たるのを感じます。
馬房から出てきたパリカールがお嬢様の秘部の匂いを嗅いでいるのです。
「ブルル、フヒッ、フヒッ、フヒヒン……」
「ンフッ、ンンンッ、フウウウウンッ……」
『パリカール、お願い、気づいてッ、分からないの、わたしよ、ペリーヌよっ』
パリカールが正気に戻ってくれることに一縷の望みをかけたペリーヌ様の願いも虚しく、
ロジェの策に嵌ったパリカールは、鼻先に牝馬の匂いを嗅ぎ取ると本能の命ずるまま後足で
立ち上がってお嬢様の上に馬乗りになり、交尾の姿勢をとりました。
「ブルッ、ブルルッ、ブルルルルッ……」
髪を吹き散らすパリカールの興奮に荒らげられた息からこれまで感じたことのない獣臭さ
がして、今にも始まろうとしている罪深い行いにペリーヌ様は恐れ戦かれましたが、手足を
縛り付けられた上にロバの成獣に伸し掛かられて身じろぎも叶わず、その時を待つことしか
お出来になれません。
後足をばたばた踏み鳴らしながら、パリカールは長大な陰茎の先端をペリーヌ様の秘裂へと
合わせていきました。そして…
「ンギィイイィィ!!」
2寸ほどもあるロバの極太の陰茎が入って来た瞬間、膣口がはちきれんばかりに拡がり、
さらにそれが突き進んで来ると襞肉がひきつられ、子宮が押し潰されて、お嬢様は文字通り
身を引き裂かれるような苦痛に襲われ絶叫されます。
それでもお嬢様の女の部分が裂けてしまわなかったのは、皮肉な事に昼間ボルネによって
パリカールのそれに匹敵する巨大なリンガを受け止めさせられていたのと、直前に放たれた
ロジェの精液で膣内が十二分にぬめっていたおかげでした。
「フヒィフヒィ、フヒヒ、フヒィフヒィ、ブヒヒヒヒンッ、フヒィフヒィフヒィ…………」
歓喜の雄叫びを上げ、牝に己の仔を孕まさんとする牡の生殖本能に衝き動かされて激しく
子宮を突くパリカールのそれは、その巨大さは言うに及ばず、膣内をごりごり抉る感触も、
伝わってくる燃えるような体温も、何もかもが人のものとは明らかに違っていて、とうとう
獣にまで犯されてしまったという信じがたい現実をお嬢様に突き付けました。
『ヒギィ、痛いッ、お腹破け、ンヒィッ! 熱いッ、パリカールのがァァ!
わたしパリカールにッ、ングゥッ! パリカール、こんなのダメッ、ンアアッ!
わたしあなたのお嫁さんじゃ、ウアアッ! お願いパリカールッ、止め、アガァァ!
ヒイッ、パリカール、ヤメテッ、ンアアアッ、ヤメテェェ、ヒッ、ヒギィイイ………』
憑かれたように交尾をし続けたパリカールの動きがようやく止まったのは、5分あまりが
過ぎた頃でしょうか。その直後、下腹が膨れ上がるほどの大量の精液がペリーヌ様の胎内に
注ぎ込まれていきました。
種付けを終えたパリカールが陰茎を抜くと、まるで棒杭を打ち込まれて下腹部からお口まで
串刺しにされるような激しい衝撃を受け続けた上に胎内をも灼かれて、気絶されてしまった
お嬢様の開き切った膣口からドロドロしたとても濃い精液が湯気を立てながら溢れ出ます。
「ウヘェ、ものすげえな…こりゃあ、さすがに今日はもう使えねぇな…」
ロジェはペリーヌ様の縛めを解き、敷き藁の上にうつ伏せに横たえました。ですが、未だ
慰み足りなかったのか、お尻に突き刺さったままだった蝿払いを見るとその柄をずろろろ、
ずろろろ、と出し入れしてお嬢様を玩びます。
「う…ん…うぁ…んん…あぁぁ…んぁ…ふああ…んふっ…ハアアア?…ンアアッ!?
な、なに?…わたし?…い、いやッ、お尻がめくれちゃうッ!」
「やっとお目覚めかい? どうだい? こっちも好くなったんじゃないか?」
「イヤアァァッ、抜いてっ、抜いてェッ!」
「フフフ、まあいい、今日は、この辺にしておいてやろう」
「ンンン…ウアアッ!」
「クックックック、前の口も後ろの口もぱっくり開いちまって、好い眺めだ
それにしても驚いたぜ、まさかロバがあんなになって人に発情するとはな
それに、それを平気で受けとめたあんたにもな
いやあ、あんたは俺の思った以上に大した玉だよ
これなら、客を取るのも見世物をするのも、どっちもいけるよな?
そうすりゃあ、あんたの母親も金の心配もせず、ゆっくり養生できるってもんだ
こんな親孝行な娘を持って幸せだよなあ
じゃあ、さっそく明日から客を集めるから、大事な商売道具をきれいにしておくんだ
もちろん尻の穴も念入りにな」
「そんなッ、待って、おじさ、アウウッ…」
ペリーヌ様はロジェに追いすがろうとなさいましたが、それは叶いませんでした。
お身体を起しかけた拍子に、まだ子宮に残っていたパリカールの精液が再び溢れ出てきて、
人間のものとはまったく異なる獣臭い臭気が立ち昇り、お嬢様の脳裏にご自身の身に起きた
出来事をまざまざと甦らせたからです。
一人残されたお嬢様は、ロジェの言っていた明日からの事を考えると震えが止まりません
でした。そうしてご自分のお身体を腕に抱かれていらしたお嬢様がものの気配に気付かれ、
そちらを振り向かれると、そこにはパリカールが立っていてこちらを覗き込んでいました。
あんな事があった直後のこととてビクンとお身体を引かれ一層強くご自分を抱き締められた
お嬢様でしたが、恐る恐る見るとパリカールは済まなそうに頭をうな垂れていました。
「ヒッ! イヤアッ、パリカール、来ないでェッ!」
「フ…フ…フ…フゥ…フ…フゥ……」
「パリ、カール?…正気に、戻って、くれたの?
ああ、パリカール、わたしのパリカール、いいの、いいのよ、あなたが悪いんじゃないわ
あなたが悪いんじゃ…ぅぅぅぅぅ………」
穏やかに息をするパリカールの頭を胸に抱かれてその温かみを感じていると悪夢のような
出来事への恐怖が薄らいできましたが、それと同時にそれまでの緊張も解け、お嬢様の頬は
ご自分でも気付かぬ内にとめどなく流される涙で濡れていきました。
それからどのくらい経ったのか、気が付くと、ペリーヌ様はお母様が休んでいらっしゃる
お部屋の前に立っていました。ですが、お嬢様は、ご自分がいつの間にお身体を清められた
のかも、どうやってここまで来られたのかも、覚えていらっしゃいませんでした。
「ただいま…お母さん…」
「お帰りなさい、ペリーヌ…心配しましたよ、あんまり帰りが遅いから…
まあ、あなた、どうしたの? 顔が真っ青よ」
「お母さん、わたし…わたし、どうしたら…ウッ…ウアアァァァ……」
たった半日の事でしたのに懐かしく思えるマリ様のお顔を見られて、これまでその小さな
胸の奥に必死に押し込めてきた感情が一気に溢れてきてしまわれたお嬢様は、お母様に取り
縋り幼子のように声を上げて泣かれました。無理ございません。いくら健気だといっても、
お嬢様はまだたった13歳の少女だったのですから。
お母様に髪を撫でられながら、ペリーヌ様は誰にも写真を撮らせてもらえなかった事やもう
お金が無くて宿代が溜まっている事をぽつりぽつりとお話しされていきましたが、それでも
今日ご自身の身を襲った淫惨な出来事だけは決してお打ち明けになられませんでした。
「そうだったの…何も気付いてあげられなくて、ごめんなさいね、ペリーヌ
あなたに悲しい思いをさせてしまったわね…
だけど、もう心配はいりませんよ
ねぇペリーヌ、お母さんのカバンを持ってきてくれる?」
「はい、お母さん」
マリ様はカバンの中から何かを大切そうに取り出されました。それはお父様からお母様へ
贈られたエメラルドの指輪でした。
「ありがとう、ペリーヌ…
それじゃ、もう一つお使いを頼まれてくれるかしら?
宿のご主人を呼んできてほしいの」
「え…おじさんのところに……」
「安心して、宿代はちゃんと払えますから
そうしたら、明日、ここを出発しましょうね」
「でもお母さん、まだ体が…」
「大丈夫、お医者様も馬車で静かに寝ていれば旅をしても良いっておしゃってくださったの
さ、ペリーヌ、ご主人を呼んできて」
「…分かったわ、お母さん…」
ご自分にあんな事をしたロジェにまた会わねばならないと思うとお嬢様の心は千千に乱れ
ましたが、それを押し殺して階段を下りていく途中、幸いにも女中のシュザンヌに出会って
お母様の用件を言付けることが出来ました。
廊下を挟んだ反対側の空き部屋に身を潜まれているとロジェが何食わぬ顔で現れ、部屋に
入るのを見届けたお嬢様は、いけない事と思いつつドア越しに聞耳を立てられました。
マリ様はロジェに宿代の遅れを詫びられると、明日、宝飾店から人を呼んで欲しいとお願い
され、指輪を売って支払いが済んだらここを発つつもりだと告げられました。
ロジェが去り、お部屋に戻られたお嬢様は、お父様の形見の指輪が手離されると知って、
ご自分の力無さに涙が溢れてしまいます。
「ごめんなさいお母さん、わたしがちゃんとお手伝いできなかったから、大切な指輪を…
ううう…」
「まあ、ペリーヌ、聞いていたの?
あなたをおじい様のところへ送り届けられるなら、お父様もきっと許してくださるわ
ここはもうフランス、パリに着けばあなたのおじい様がいらっしゃるマロクールまではもう
目と鼻の先よ、ここまで来れたのもみんな、あなたががんばってくれたからですよ
だから泣かないで」
「ぅぅぅ…はい、お母さん」
『ああ、ペリーヌ、指輪を売ったお金がある内に、何としてもこの子をマロクールへ…
あなた、どうぞわたしにその力を…』
こうして翌日、お嬢様が心配気に見守られる中、ともすれば挫けそうになる脚を一歩一歩
気力で踏みしめながらマリ様は宿を後にされ、お二人は旅を再開されました。
ですが、そこからフランスの首都パリまではまだ300キロ以上、マロクールまではさらに
150キロもの道程が残されていたのでございます。
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