〜 レディ・ペリーヌ物語 13 〜
【 旅の続き ―イタリアでのいくつかの出来事 その4 後編@― 】
「娘、起きておるのであろう? さあ、ベッドから出てくるのだ」
「イヤ…こんな格好、誰にも見せられません…」
「ほお、そう申すということは、お前は今、あれを身に着けておるのだな」
「だって…お部屋に帰ってきたら、そうして待っていろって、男爵様の書置きが…」
「フフフ、お前は素直な良い娘だな
知っておるか、遥か遠くの熱い砂漠の国では、女奴隷は皆そのような姿をしておるのだよ
この館にいる限り、儂の言い付けに従うと誓ったお前に相応しいとは思わぬか?」
「うそ、女の人があんな恥ずかしい格好、してるはずないわ」
「嘘ではない、お前に渡しておいた本には、他にも同じような姿の女奴隷が描かれておった
であろう?」
「そ、そんなの、知りません」
男爵の言った本とは千夜一夜物語、またの題をアラビアンナイトと呼ばれるもののことで
ございました。この物語から遡ることおよそ170年前、亡きエドモン様の祖国フランスの
東洋学者ガランがアラビアの逸話をまとめたその本を世に問うと、瞬く間に世界を席巻し、
各国語へ訳されました。その人気は衰えることなく、やがて時代が下るにつれて加筆翻案が
加えられるようになり、後のバートン版やマルドリュス版などのように、数多の版が生まれ
ました。
そして、それらの中でも男爵の持っていたものは、いかにもイタリアというお国柄らしく、
内容も挿絵も飛び切り扇情的なものだったのでございます。
晩餐が終わりお部屋へ下がられたお嬢様は、ベッドの上に一冊の本とストールが置かれて
いることに気付かれました。本には、ストールを身に着けて挿絵のとおりの姿となり男爵を
待つように、と書かれた書置きが挟まれていました。書置きを読み終えそれが挟まれていた
ページを開かれたお嬢様は、そこに描かれていたものを一目見ると小さな悲鳴を上げられ、
急いで本を閉じられました。何とそこには、腰を突き出し指で自ら陰唇を開いて性愛を誘う
裸同然の肉感的な娘を殿方の隆々たる一物が今まさに貫かんとする様子が細部まで生々しく
描かれていたのでございます。
ペリーヌ様はそのような物を二度と見たいとは思われませんでしたが、マルセルのことを
考えると男爵の指図に従わなければならず、ストールをどう身に着ければよいかを知る為に
再び本を手にされました。本に描かれる挿絵は繰るページ繰るページすべてが赤面せずには
置かれない物ばかりでしたが、それでも最後の方までめくってようやくストールの着け方を
お知りになったお嬢様は、男爵の指図したお姿となられたのです。
とは申せ、いざ男爵の前にそのお姿を晒す段になると本に描かれていた様々な性愛の図が
脳裏をよぎって、お嬢様のまだ知らない淫らな体位で殿方と交わる本の中の女達にご自分を
重ねられてしまい、なかなかベッドから出られませんでした。
「知らぬだと? そのような事は無かろう、儂の指し示した挿絵だけではストールを正しく
身に着ける事は叶わなかったはずなのだからな
奴隷とは主人の言い付けに逆らわぬものだぞ娘、さあ、そこから出てくるのだ」
「うぅぅ…はい…男爵様」
「いや、今宵のお前は儂の奴隷なのだ、ならば儂のことは、ご主人様と呼ばなくてはな」
「そんな……はい…ご主人…様」
男爵にすべて見透かされたお嬢様は観念され、床へ降り立たれました。
「ふーむ、暗くてこれではせっかくのお前の女奴隷ぶりが良く見えぬな…」
「お、お願いです、男…ご主人様、灯かりを点けないでください」
「そんな無粋はせぬさ…その代わり…」
「え、何を…キャアッ!」
男爵が窓のカーテンをさっと開いた刹那、山の端を越えた十六夜の月の光が室内に煌々と
射し込みます。月明かりに照らし出されたペリーヌ様の肌を覆っていたのは、胸の膨らみに
添えられた両手と、サッシュのように腰に巻かれ端を前に垂らした薄い絹のストールだけで
ございました。
男爵は羞恥に震える細い肩に置いた手を滑り降ろしていって胸を覆うペリーヌ様の両腕を
下げさせると、露わにさせた幼い乳房、くびれの目立たない腰、丸みを帯び始めてはいても
未だ少年のように小さなお尻、そして、ストールの下に隠された部分へと触れていきます。
「おお、我がサキュバスよ、やはりお前には月の光こそ似つかわしい…
お前はその白銀の肌で、これまで何人の男を惑わせてきたのだ?
それを考えると、儂はあの小僧までもが妬ましいぞ
ああ、だが、これも月の為せる業か…それでも儂は、狂おしいほどにお前が欲しい…
お前も昼間の事だけでは切なかろう?」
「ンッ…ンンンッ…イヤ…わたし、もうあんな事、いやです」
「果たして本当にそうなのかな?
それにしては、お前の窪みはもうこんなにもしっとりと湿っておるではないか
お前もそのつもりで待っておったのであろう?
さあ、月影が褪せるまで、儂を淫らな夢にいざなうのだ」
ガウンが脱ぎ捨てられると、その下に何も身に着けていなかった男爵の陰茎が曝け出て、
ペリーヌ様はキャッと小さく叫ばれてお顔を両手で覆われましたが、男爵はそんなお嬢様の
恥じらいなどには頓着せずベッドへ上がり、まるでそうさせる事が当然のように、仰向けに
横たわる自分の上で四つん這いになるよう言い付けます。
マルセルを守る為、お嬢様は言われたとおりになさいましたが、目の前には男爵のものが
そそり立っていて正視できず、しかも自ら差し出される格好となった秘部に注がれる男爵の
視線を感じて、目を伏せられたまま身じろぐこともお出来になれませんでした。
「どうした? お前はご主人様に奉仕する仕方も知らぬのか?
どうやらお前には、女の務めを篤と仕込んでやる必要がありそうだ
夜伽を命ぜられた女奴隷が先ずすべきは、ご主人様にその躯を存分に愉しんで貰えるよう、
お前自身が目の前のそれを咥えて、十分固くなるまで鍛えて差し上げることなのだ」
「お、お口でッ!? わたし、そんなのできませんッ」
「ふむ…これはしっかり躾けてやらねばならぬようだな…」
「イッ、痛いッ、痛いィッ!」
パァン、パァン、と男爵の平手が舞い、打擲されたお嬢様のお尻が朱に染まります。
「ご主人様の言い付けに逆らった奴隷娘がどうなるか、これで良く判ったであろう
さあ、早く儂の剣を咥えるのだ」
「ウウウ…はい…ご主人様…」
伏せていた目を上げられると、使い込まれた男爵の剣は今更お嬢様からのご奉仕が入り用
だとは思われないくらいすでに張り詰めていました。初めて間近から具に見た大人の殿方の
それは、昨夜観察した、ドングリのような亀頭からほっそりと陰茎が伸びていたマルセルの
生白いピンク色ののっぺりしたものとは随分違って、エラを大きく張り出させた亀頭に続く
太い陰茎には血管がグロテスクに浮き出ていて、ヌラヌラ黒光りする鎌首をもたげた毒蛇の
ようにとても凶悪に見えました。
急かされるまま、おずおずとそれをお口に含まれると噎せ返るような殿方の匂いがして、
思わず引かれたお嬢様の頭を男爵の手が押し戻しさらに咽喉の奥まで挿入されて息が苦しく
なります。その手がようやく退かされて息が楽になったのも束の間、今度は秘裂が開かれ、
花園に侵入してきた男爵の舌が愛の泉をかき乱して、またもお嬢様を喘がせていきます。
「ムフウッ!…フムッ…フッ、フッ、ンフッ、ムウゥ、ンフウゥゥゥ……」
『イヤッ、これって、あの本に描いてあった絵と同じッ!
ンンンッ!? 男爵様のがずっと大きくッ!!』
「おお、判るか娘、お前のおかげで儂の剣は見事に鍛え上げられたぞ」
お口から男爵のものが抜かれて、ようやく息をつかれることができたものの、お嬢様には
次のご奉仕が待っていました。
男爵はペリーヌ様を前に跨ぎ直させ、自分の腰の上に膝立たせます。
「それで良い…では、次の奉仕を始めて貰おうか
その淫らな窪みに自らご主人様のものを迎え入れ、お前の躯を愉しんで貰うのだ」
「そんな…自分からだなんて…」
「返事はどうした?」
「…はい…ご主人、様…」
目に涙を滲ませたお嬢様は腰を落とされていかれましたが、ご自身の唾液とそれ自体から
分泌される汁で男爵のものはヌルヌルとぬめり、なかなか挿入には到りません。
「ンンッ…入らない……」
「確かにそれでは挿入らなかろうな…仕方ない、これも儂が一から教えねばならぬようだ」
そう言う男爵の声は、ですがとても嬉しげでした。
少女に性の調教を施すことは、殿方にとってきっと無上の悦びなのでございましょう。
男爵の指図に従いご自分から手に触れられた殿方のそれは、暖炉で真っ赤に焼かれた鉄の
火掻棒のように熱く感じられ、まるで本当に火傷を負ったかのごとくお嬢様は肩をビクッと
震えさせます。ペリーヌ様はそれでも何とか左手を添えられたそれを、マルセルとの時でも
されなかった、ストールの下に忍ばせた右手で陰唇を広げて、ご自分の入り口にあてがわれ
ました。
「そう、それで良い…そのまま、ゆっくり腰を落としていくのだ
ご主人様がお前の中に挿入っていくのをじっくりと感じられるよう、ゆっくりとな
そして、お前の窪みも何もかも、すべてがご主人様の物である事をしっかり心に刻むのだ」
「ンッ、ンンンッ…イヤ…入って…入ってきちゃう…」
『アア、イヤッ、これもあの本のいやらしい絵と一緒だわ…』
お嬢様が腰を落とされていくにつれ、小さな膣口が侵入して来る男爵の穂先の形に沿って
拡がっていきます。そして穂先が埋没するとその張り出したエラが膣襞を擦り上げ、それに
続く熱い塊がさらに内部を埋めていきます。
「フフフ、ストールの陰で見えずとも、お前の下の口が儂のものを呑み込んでいくのが良く
判るぞ」
「イヤ…そんなこと、言わない、クッ、ハウンッ!」
子宮口にまで膣の中を埋め尽くされて動きを止められたお嬢様は、男爵の陰茎に浮き出る
血管がドクドク脈打っているのを感じられます。それは、文字通りご自分のお身体が他人の
肉体によって侵されている感覚でございました。
「ウウウ…もう…これ…以上…入ら…ない…」
「何を言う、お前はまだ儂の剣を納め切っておらぬではないか
昼間は出来たのだ、今出来ぬはずはなかろう
自分で出来ぬと申すなら、また儂が手伝ってやろう、さあ、最後までやり遂げるのだ」
「あッ、だめ、もう無、アウッ、ンンン…オネガイ、ヤメッ、ンイイィィ……」
男爵がお嬢様の腰を掴んで押し下げるように力が込めると、耐え切れずお身体がガクンと
落ちて、受け留め切れずにまだ半ばを残していた男爵のものを膣がすべて呑み込んでしまい
ました。
殿方の抽挿を受けるペリーヌ様は、浅い膣が無理矢理引き伸ばされ突き上げられた子宮が
さらに押し潰される苦痛をいつも感じていらっしゃいましたが、それは断続的で、一瞬の事
でしたのに、この時は男爵に押さえ付けられたご自身の重みがそれをいつまでも長引かせ、
お嬢様を苦悶に喘がせます。
それでも、女の肉体はそうした事すら受け入れてしまうものなのでございます。
「そろそろ、馴染んできたようだな…
判るか娘、お前の窪みが今、対として誂えられた鞘のごとく儂の剣の形になっておるのが
これでようやく、ご主人様への奉仕が始められるな」
「ハァ…ハァ…ハァ…まだ…続け…るの?」
「まだも何も、ただご主人様の腹に乗っているだけでは、奉仕とは呼べぬであろう
ご主人様を愉しませてこその奉仕なのだからな
心配せずとも良い、どうすべきかは、すべて儂が教えてやる」
「待って、まだ辛いのッ!
アアァァ…アグッ…ヤッ、またァッ、ンァァァ…」
腰を前後に揺らされたペリーヌ様の体内では、男爵のものがその動きと反対向きに傾き、
伸び切った膣をさらに引き攣らせて、お嬢様にくぐもった悲鳴を上げさせました。
けれど男爵の課すご奉仕の手習いはそれだけでは終わらず、右に左に石臼を挽き回すように
腰を回されたお嬢様は、擂粉木棒となった男爵のものによって膣壁をこそげられる苦痛にも
耐えねばなりませんでした。
殿方を悦ばせる腰使いを教えた男爵は、ペリーヌ様を押さえ付けていた手を退けて、自ら
それを行うよう言い付けました。
「ご主人様に手間を取らせおって…
どうだ、これでどう奉仕すれば良いか、お前にも判ったであろう?
ならば早速、お前の務めを果たすのだ」
「ハァ…ハァ…ハァ……はい……ンン…」
しばし息を整えられたペリーヌ様は、お身体を少し浮かせて動き易い体位をとられると、
腰を振りだされます。始めはアンダンテだったお嬢様の動きは、それに慣れてくると同時に
捻りを加えたモデラートへと変わり、やがて、よりテンポを速めたアレグロへ移っていくと
さらに上下運動までもが付け加えられて腰のストールをひらめかせました。
『自分から奉仕するのは初めてのはずなのに、なんと呑み込みの早い…
この娘、本当に愉しませてくれおるわ…』
「良いぞ娘、その調子で、もっとご主人様に奉仕するのだ」
男爵はペリーヌ様の懸命のご奉仕を悦びましたが、まだ殿方への情愛をお知りにならない
お嬢様にとって、そのような行為は苦役でしかございませんでした。
ですが、お嬢様の肉体は、これまでの性体験で女として急激に開花され始めており、性の
刺激を受けると無意識の内にさらなる快感を求めてしまわれるようになっておいででした。
そうしてお嬢様の腰はうねるような激しい動きを見せ始め、ただでさえ幾重にも締め付けて
快感を与える膣襞が蠕動し始めると、性技を教えていたつもりの男爵の余裕は得も言われぬ
快楽の前に忽ち失われていったのでございます。
『こ、これはっ!…こんな小娘の奉仕くらいでこの儂がもう果てるというのか?!
だがこの搾り取られるような感覚!…だ、駄目だ、堪えきれぬっ!』
『アアッ、男爵様のが! イッ、イヤッ、それはもうイヤァァ…』
体内のものが射精の兆しを示すのを感じられたお嬢様は、嫌悪を抱かずにはいられません
でしたが、男爵に抱きすくめられて逃れる術はございませんでした。
「ムオオォォッ!」
「ンアアッ! イヤァァァァ…」
体内で熱い液体がほとばしると、ペリーヌ様は絶望に打ちひしがれたように、ぐったりと
男爵の胸にもたれかかられました。ですが、本当にそれだけだったのでしょうか…お心では
否定されても、肉体はこの時子宮を殿方の精で満たされることに悦びを感じていたのです。
それは、お嬢様が女としてさらに成長された証しでございました。
『この感じ…マルセルの時より、もっと…あんな恥ずかしい事、させられたのに…
恐いわお母さん、わたしの体、どうなっちゃうの?』
お嬢様はご自身の肉体に忍び寄る官能の予感に慄かれます。
ですが、女の肉体とはどのようなものであるかをよく心得ている男爵は、お嬢様のそうした
様子を感じて、更なる欲望に打ち震えました。
『ムウウ…この娘をサキュバスと申したこと、あながち的外れでは無かったやもしれぬ
このまま交わり続けたら、本当に儂の精を吸い尽くされるやもしれぬな
だが…これほどの快楽、諦めるには惜し過ぎる…
よし、毒食わば皿まで、お前の見せる淫夢、とことん味わおうではないか』
「娘、ご主人様に奉仕するのが震えるほど気持ち良かったのか?
だが本当の快楽とはあんなものでは無い、これからお前に死ぬほどの快楽を与えてやろう」
『ンンッ! 男爵様のが、また大きくッ!』
「アッ、ご主人様、何を?!…ンッ、ンウウウッ!」
男爵は抱きすくめたペリーヌ様の背中を倒して上に伸し掛かると、足首を掴んで頭の横に
押し付け、お嬢様のお身体をきつく屈曲させました。
その体位は、昨夜マルセルがとったものと似ていましたが、体格の違いからか男爵のそれは
少年との時よりお嬢様の腰をさらに高く上げさせ、前を隠していたストールがお腹へ垂れて
しまいます。
「フフフ、どうだ? これで儂等の繋がっている処がお前にも良く見えるであろう?」
「エッ?…アアッ、イヤッ!!」
「ムウッ…娘、お前は、恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、窪みを締め付けるのだな
昼間もそうであったが、本当にお前は愛い奴だ…
だが、その所為でお前はまだ本当の女の悦びを感じられていないようだ
儂等のしている事は少しも恥ずかしい事などでは無いのだぞ
これは、男が女に快楽を与え女はそれを何倍にもして返し、それがまた男に女を求めさせる
そうして男と女が互いの愛を確かめる合う悦びの儀式なのだ
判ったか娘、女とは、快楽を感じれば感じるほど男を悦ばせることが出来るのだ
だからお前も、感じるまま快楽に身も心も任せ、ご主人様をもっと愉しませるが良い」
ヌヌヌヌ…ニュププ…ヌヌヌヌ…ニュプン…ヌヌヌ…ジュプッ…ヌヌヌ…ジュプンッ…
男爵はお嬢様の膣の狭さや浅さを楽しむようにゆっくり、そして深々と抽挿していきます。
「小僧の、真似ではないが、どうしてこれも、なかなか良い、ものだなっ」
「ンンン…アウウ…ウウウ…ウアアッ…クッ、苦しいです…ご主人、さまァァ…」
「フフフ、本当にそれだけなのか?
見てみるが良い、お前の窪みが儂の剣を欲しがり、絡み付いて離さぬぞ」
「エッ、そんなことッ…アアッ、イヤッ!」
ご自分の膣が貫かれているところをご覧になりたくなくて、お顔を背けていらっしゃった
お嬢様が思わずそちらを覗くと、男爵のものが引き抜かれるたびにまさしくお嬢様の秘肉が
それにまとわり付いていました。
「ウッ、またお前の窪みがっ
お前はまだこれしきの事で恥ずかしがっておるのだな?
ならば儂が今、それを忘れさせてやる」
ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュンッ………
「アアッ、ヤッ、ダメッ、そんなにッ、早くゥッ」
「さあ、お前の中の、儂の剣を、感じるのだッ!」
「アッ、アッ、アッ、アンッ、ンッ、ンッ、ウンッ、ウウンッ、ンアッ、ンンッ、ンンンッ」
「そうだ、それで、良い、良いぞォ……ムウッ、オオオォォォッ!」
「ハッアアアァァァッ!!」
息を継ぐ間も与えられず抽挿され続けるお嬢様の肉体には官能の荒波が次々と駆け抜けて
いき、やがて男爵が欲望をほとばしらせると頭の中で目映い光が弾けました。
「どうだ、良かったであろう?
だが、性の快楽とは、まだまだこんなものではないぞ」
「ハァ、ハァ、ハァ……お願い…ご主人、様…少し…休ませて…」
「いいや、ならぬ」
男爵がお嬢様に絶頂の余韻に浸る間も与えず太ももを抱えて上げてお身体を捻り横向きに
させると、ストールが脇に垂れ、露わな秘部の内側では反り上がったものがグリンと膣襞を
こそげて、絶頂を迎えた直後のお嬢様を再び喘がせました。
「ヒィンッ!
イヤァッ、またあの本の絵と同じにッ、こんな格好、イヤァァァ」
「ほほぉ、娘、お前はあの本をそんなにもよく見ていたのか
これまでお前にしてきた事は、あの本に書かれている一つの長い話なのだ
それは、一人のアラビア娘が偶然に盗賊団の隠れ家を見つけ、どうせ奪われた財貨ならばと
男達の留守を狙ってそれをくすねてしまったのが始まりだ
それに味を占めた娘は、一度目は金貨ほんの数枚だったものを二度目には数十枚もくすね、
さらに三度目は宝箱ごと持ち去ろうとした。
だが、その重さに手間取っていたところを帰ってきた盗賊達にとうとう見つかってしまい、
その罰として奴隷とされた娘は、40人もの盗賊達の思いのままに、来る日も来る日も性の
奉仕をさせられたのだ
これは、欲をかき過ぎれば身の破滅を招くということだろうな
どうだ娘、ふしだらなお前のことだ、その娘のようにご主人様からどんな罰を受けるのか
楽しみにしておったのであろう?
だが、見ただけでは本当に知ったことにはならん、それをこれからもじっくりとお前の躯に
教え込んでやろう」
「ま、待って、変なトコに当たって…イィッ、ヤァァァ、動かないでェェ…」
「オゥ、お前の、肉襞が、コリコリ、当たって、何とも、心地、良いぞ」
男爵は、初めての性感に慄かれるお嬢様の太ももをさらに裂いて、これまでご経験された
ことのない角度で容赦なく膣を抉っていきました。
それからもお嬢様への性の手習いはなお続けられ、男爵はうつ伏せにさせたペリーヌ様の
背中に伸し掛かり、お嬢様の胸とシーツの間に腕を滑り込ませました。
そうしてお嬢様を腕ごと押さえ込んで身動きもままならなくさせた男爵は互い違いに掴んだ
左右の乳房をきつく握り締めながら再び抽挿を始めます。
「ヒィイッ、お胸がァッ!
お願いですご主人様、お胸をそんなに強く掴まないでェッ」
「ほう?…では、こうして後から性愛(あい)されるのは構わぬのだな?」
「そ、それは…」
「なるほど…どうやらお前は、この形はすでによく知っているようだ
いったい誰に教わったのだろうな?…
まあ、良い…ならば、これはどうだ?」
「え?…キャアッ!」
男爵はペリーヌ様を抱えたまま上体を引き起こして胡坐をかき、腰の上に乗ったお嬢様の
太ももを膝頭で割って大きく開かせました。
「アアッ?! こんなのイヤッ!!」
「フフフ、これもまた、本にあったであろう?
あれはな、あるアラビアの大尽が客人を招いた酒宴の席での話なのだ
その大尽が買ってきたばかりの奴隷娘の美貌を誇ると、娘が奴隷商人の言っていたとおりの
生娘であるか客人と言い争いになり、酒の入った勢いで全財産を賭けることとなった
ここまでくると流石に酔いも醒めたが、今更お互い引くに引かれず困っておると、その娘が
こう申したのだ
『たとえ妾はかような身に堕つるとも、純潔を疑われては立つ瀬もございません
もしも妾の言葉に偽りあらば首をお刎ねくださって構いませぬゆえ、どうぞご主人様には
この場にて、吾が身の純潔をお検めいただきとう存じます』
そう言うと、その娘は身に着けていた薄衣を落として跪き、白き細腰を差し出したのだ
娘の覚悟を知った大尽がその望みを叶えると、娘は健気にも悲鳴一つ上げず、破瓜の苦痛に
よく耐えた
すべてが終わると娘は今のお前と同じようにご主人様の腹の上で股を開き、己が最前まで
乙女であった印と、それを奪わしめたのがご主人様であったことを客人にも検めさせた
しかも娘はそればかりではなく、負けを認めた客人が顔を蒼くさせていると、ご主人様に
『やたら仇を作られますな』と耳打ちして、賭けを無かったものにさせたという
後に問うと娘はさる外つ国の姫君であったといい、その心構えや気遣いにいたく感じ入った
大尽は娘を妻に娶ったそうだ
曰く、女は美貌もさることながら、その気概や心根が大事だということだな」
「この話になぞらえるなら、もうこれは要らぬな」
「フッ…ウッ…ウウン…フア…ン……
アアッ、ヤッ、取らないでッ」
話しの間乳房を弄っていた男爵の手がペリーヌ様の腰へと降ろされ、ストールの結び目が
解かれました。窓から射す月の光が男爵に貫かれているお嬢様の下腹部を照らし出します。
「何を今更恥ずかしがる?
儂等の間では、ほんの少し前まで初夜の褥のシーツを表に掲げ、花嫁が無事に破瓜を迎えた
ことを家臣領民に寿いで貰っておったのだぞ
それに、山奥の村では未だに、花嫁花婿の躯の相性が良いか子を沢山生せそうかと、親族の
見守る中で初夜を過ごす所もあるのだ
それを思えば、ここには儂とお前の二人しかおらぬではないか」
「でも…でも、お月様が…」
「何、月が見ておると申すか? フフフ、可愛い事を…
ならば、覗き見をする悪い月に儂等の目合う姿を見せ付け、妬ませてやろうではないか」
ベッドの端から足を降ろした男爵は、ペリーヌ様の太ももを高く抱え上げ、窓へ向かって
これ見よがしに股を開かせました。ギシッ、ギシッと大きくベッドを軋ませて跳ねるように
突き上げられ、激しく犯されるお嬢様のお姿を窓から覗いたお月様が顔を赤らめます。
「アアッ! ンフッ! ンアッ! クフッ! アウッ! ウアアッ! ンクッ!……
ダメッ! となりにッ、お母さんにッ、聞こえちゃうッ!」
「そういうッ、お前のッ、そのッ、淫らなッ、声のッ、方がッ、よほどッ、大きいぞッ」
「そんなことッ、なッ、ンアアアッ!」
「フフ、もう何度も上り詰めておるというに、まだそんな強情を張るのか?
では、試してみよう…判っておるのだぞ、お前が強く責められれば責められるほど善くなる
ことをな」
「ヒギィィッ、イタイッ! イタイィィッ!」
男爵が二つの乳首を潰れるほど固く摘まんで捻り上げていくと、激しい痛みと共に小さな
乳房が目の前でみるみる変形していって、お嬢様に悲鳴を上げさせました。けれども男爵の
責め苦はそれだけで終わらず、右の乳房を鷲づかみにしてお嬢様を抱きすくめると、右手を
下腹部へと這わせていき、指を突き立てました。男爵はすでに自分のものではちきれそうに
なっているお嬢様の膣にさらに指を挿し入れようとしていたのです。
「ヒッ、な、何をするのッ!」
それを察したお嬢様は男爵の手を必死に押し止めようとなさいますが、少しずつ、しかし
着実に侵入してくるの指を止めることはお出来になれませんでした。
「アグウゥゥゥ…もう…入らない…入れないでェェェ…」
「何も儂のものが馬並みというわけでなし、指の二、三本が足されたところで女の窪みには
どうということもなかろう」
「そんッ、アグウゥゥゥ!」
「そら、言ったとおり、ちゃんと入ったではないか」
陰茎ばかりか太い指を、それも2本も挿入されたお嬢様は、狭い膣を二人の殿方によって
犯されているような耐え難い圧迫感に苛まれ、今にも会陰が裂けてしまいそうな酷い苦痛を
感じられます
「ヒィイィィ…お腹が、裂けちゃうゥゥ…抜いてェ、オネガイ、抜いてくださいィィッ」
「いいや、お前が性の快楽を感じていることをその口で認めるまで止めはせぬ
さあ、お前自身の躯に正直になるのだ」
「そんなこと言え、ヒギィィィッ、ダメェェ、動かさないでェェッ」
陰茎で抽挿を繰り返すのと同時に、指でも膣内を弄り弱点を直接攻め立てる、その所業は
少女に加えられるにはあまりにも淫虐な仕打ちでございましたが、お嬢様の肉体はいつしか
それすらも受け入れてしまいます。
ともすれば殿方の多くは、女は激しく犯されれば犯されるほど悦ぶのだとか、女にとって
苦痛と快楽とは紙一重なのだとか、そのように思っておられるようでございますが、それは
あくまでも女がそう望み、心から信頼し深く愛する相手だからこそなのでございます。
とは言え、哀しいかな女は往往にして意に沿わぬ性愛を強いられ、その際に殿方からそう
見えてしまうこともまた事実…
ですが、殿方から陵辱を受ける女の体は、その哀しみと苦痛を快楽に換えて、今にも壊れて
しまいそうになる心を守っているのであり、そのような体を生まれ持つのは、か弱き女への
神様からのせめてもの恩寵なのでございます
お嬢様の苦悶に満ちていた喘ぎはやがて切なさに震える甘い吐息と替わり、繰り返される
官能の高波にお身体をビクビクと跳ねさせるのを見た男爵は、頃合いだと判り最後の攻めを
始めました。
「ハッ…ハッ…アッ…アンッ…ハアンッ…ウッ…ウンッ…ンアッ…ウンッ…ハッ…ハンッ…
イヤッ…恐い…何かが…くる…ンウッ…きちゃう…」
「それはな、お前が、本当の絶頂を、迎えようと、しておるのだ
さあ、何もかも忘れて、絶頂(ゆ)くのだ」
「イク?…わたし…イクの?…」
「そう、行くのだ、娘、快楽の、頂へとなッ!」
射精の瞬間、乳房と充血してもあまり目立たぬクリットを男爵に握り潰されたお嬢様は、
背中を固く弓形に反らせて絶叫され、その秘処から潮をほとばしらせました。
「クッ、オオオォォォッ!」
「ハウッ! アッ、アッ、アアアアァァァァ……」
この時お嬢様は、肌を手荒く甚振られた苦痛も、膣を蹂躙され子宮を穢された嫌悪感も、
何もかもを忘れ、それらのすべてを快感にへと換えられたのでございます。
男爵の上から降ろされ傍らに横たえられたペリーヌ様のお身体は、初めて感じられた強烈な
オルガズムに震え、それまで一度も抜かれることの無かった男爵のものがようやく抜かれた
というのに、お嬢様の膣は未だ抽挿を受けているかのごとく痙攣し続け、これまでの射精で
溜まりに溜まっていた精液が白く泡だって、コプッ、コプッと幾度となく溢れ出ました。
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