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レディ・ペリーヌ物語 10



〜 レディ・ペリーヌ物語 10 〜

【 旅の続き ―イタリアでのいくつかの出来事 その4 前編― 】


 銃声を聞いたバロンが低く唸り声を上げ、湖の方へ一目散に飛び出していきました。
それを追って湖畔まで来られたお嬢様達が探していると、暫らくしてバロンがさも得意気に
一羽の鴨を咥えて戻ってきます。
「まあ、バロン、あなた、その鳥どうしたの?」
「すごいやバロン、おまえがつかまえたのかい?」
 思いがけない成り行きにお嬢様達がはしゃいでいる中で、お一人だけご心配そうに辺りを
窺われていらしたマリ様は、初老の紳士が湖の岬を回って近づいて来るのに気付かれ、その
手に猟銃が持たれているのを目にされると子供達を守るように前に出られました。

「御機嫌よう奥さん
つかぬ事を伺うが、奥さん達はここで何をしておられるのかな?」
「御機嫌よう…あの、あなた様は?」
「おお、これは失礼、儂はプラガ男爵、この辺りの領主をしておる者で、この森も湖も儂の
持ち物なのですよ」
「まあ、ここは男爵様の…
わたくしどもは写真師をしながら馬車で旅をしている者でございますが、昨日は宿場町まで
辿り着けなかったものですから、そうとは知らず、勝手にここを使わせていただいてしまい
ました」
「ほお…では奥さん達は昨夜からこの森に…
だがまあ、馬車を泊めるだけならば一向に構いませんよ
それにしても、ご主人の姿が見えぬようだが、どこにおられるのですかな?」
「それが…良人はこの三月に病を得まして、そのまま…」
「そうでしたか…それはお悔やみを申し上げる」
「ありがとうございます、男爵様」

「それはそうと、奥さんは泥棒犬をお飼いなのですかな?」
「え、それはどういうことなのでしょう?」
「そこの可笑しな…いや、個性的な顔をした犬が、撃ち落とした獲物を盗って逃げたので、
儂はそれを追って来たのですよ」
「まあまあ、そうだったんですの?
確かにバロンはわたくしどもの飼っている犬でございます、とんだ粗相をしてしまい申し訳
ございませんでした
男爵様の鴨はすぐお返しいたしますので、どうかお許しください」
「あ、いや、判って貰えれば宜しいのです」
「こら、バロン、おまえ、泥棒なんてしちゃだめじゃないの」
「ねえ、おじさん、バロンを叱らないでおくれよ
な、バロン、おまえ、本物の猟犬みたいになりたかったんだよな
こいつはね、おじさん、昨日だって、おいらと一緒に鹿をつかまえたんだよ」
「マルセル、おじさんだなんて失礼よ、このおじさんは男爵様なんだから」
「えー、ペリーヌだって、おじさんって、言ってるじゃないか」
「あっ…もう、マルセルったら、屁理屈なんて言わないのッ」
「ハッハッハ、元気な子供達だ」
「騒がしくてどうもあいすみません」
「いや、素直で結構、二人とも奥さんのお子さんですかな?」
「ううん、ペリーヌはそうだけど、おいらは違うんだ
おいら、母ちゃんのいるミラノまで、ペリーヌたちに送ってもらってるんだ
おいらの母ちゃん、エトワールサーカスで、花形をしてるんだよ」

「そうか、姉弟ではなかったのだな……
お嬢さん、ペリーヌといったか、お嬢さんはお母さんに似て、とてもチャーミングだ」
「まあ、男爵様…そんなお世辞を言われたら、わたし恥ずかしいです」
「フフフ、謙遜などしなくてもお嬢さんはもう立派なレディだとも、そう、立派なな……」
「そうだ、奥さん、ここで会ったのも何かの縁だ、その記念に、奥さんに儂の写真を撮って
もらおうと思うのだが、いかがですかな?
実は儂も何年か前に妻を亡くしておりましてな…娘もすでに他家に輿入れして、今は気楽な
やもめ暮らし…こうやって狩猟をするくらいしか楽しみも無かったので、写真を撮りがてら
旅のお話でも聞かせて貰えばうれしいのだが」
「そうでしたの…それは男爵様もお淋しいですわね…
分かりましたわ、喜んでお伺いさせていただきます」
「それは良かった
ならば、儂は今しばらく猟をしてから館に戻るつもりなので、昼頃に来てくだされ
儂の館は街道を少し進むと外門が見えるので、すぐに分かりましょう
それでは奥さん、また後ほど…」

 言われた通り時間を見計らって男爵の館を訪れたマリ様達は眼下に湖を望むバルコニーに
案内され、サンドイッチとコーヒー、それに甘い焼き菓子などを振舞われた後、猟銃と鴨を
手にした男爵の写真を撮り終えます。
「男爵様、お疲れ様でした」
「わたしはこれから写真を焼き付けなければいけないけれど、あなたたちはどうします?」
「おいらは、またバロンに芸を教えてみるよ」
「わたしは…どうしようかしら?」
「ならばどうだろう、館の中を見て回るというのは
娘の使っていた部屋などきっとお嬢さんの良い目の保養になると思うのだがな
よければ儂が案内してあげよう」
「まあ、すてき!」
「よろしいのですか、男爵様」
「構わんとも、どうせ暇を持て余しておる身なのでな
見物が終わったら、お嬢さんから旅のお話でも聞かせてもらいましょう」
「ねぇ、お母さん、いいでしょう?」
「ええ、せっかくのお誘いなのだから、行ってらっしゃい
男爵様、お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします」

 そうして館を案内されたペリーヌ様は、男爵の言葉通り、令嬢の部屋の優美な曲線を描く
ドレッサーなど豪奢な調度の数々やクローゼットに残されていた美しいドレスにうっとりと
瞳を輝かせました。
 それから2階の書斎へ行き、窓際に置かれた大きな机の脇に座って男爵に差し向かわれた
お嬢様は、ご自分達が印度から長い旅をしてきたことや、その間の出来事のいくつかを一生
懸命お話されました。そうやって間近で大人の男の人にお話を聞いてもらっていると、亡き
お父様と居るようで、お嬢様はとても嬉しかったのでございます。
 ですがその喜びは、やがて話題が昨日マルセルが小鹿を捕まえた件へ移った時、お嬢様が
お父様へのものにも似た思慕の情を寄せられた当の男爵によって、深い哀しみにへと取って
代えられてしまうのでした。

「なるほど、それでだったのか」
「え、何がなるほどなんですか、男爵様?」
「いや、昨夜森が騒がしかったのはその所為だったのだなと
小鹿とはいえ素手で鹿を捕まえるとは、あの小僧も大したものだ
だが困ったな…
朝にも申したとおり、あの森は儂の物なのだが、領主の狩猟場で許しも無く鳥や動物を獲る
ことは、密猟と言ってとても重い罪なのだ…
密猟した者はな、お嬢さん、縛り首になるのだよ」
「縛り首って…エエッ、そんなッ!?
で、でも、男爵様はマルセルにそんなこと、しないでしょう?」
「うむ、儂もそうしたいのは山々なのだがな…領主として、法は守らねばならぬのだ」
「お願いです男爵様ッ、あの子はまだ子供なんです、どうかマルセルを助けてッ!」
 ペリーヌ様は男爵の膝に取りすがり懇願されました。ですが男爵の応えは思いも寄らない
ものでございました。

「あの小僧が本当にまだ子供だったなら、儂も考えぬでもないのだが…
あんな事をしておってはな…」
「あんな、事?」
「実はな、儂がお前とあの小僧を見たのは、今朝が初めてでは無いのだよ
昨晩儂は、今朝の猟の下見がてら、月夜の森をそぞろ歩きしておったのだ…
そして、湖の岬に差し掛かった…お前もよく知っておる、あの湖畔のな…」
「エッ? それって、まさか…」
「そこで湖越しに何やら声が聞こえてきてな、こんな夜更けに何者がおるのだろうと思い、
持っていた遠眼鏡で覗いてみると…
 いや驚いたぞ、いくらここが愛の国と謳われるイタリアとはいえ、年端も行かぬ者同士が
月夜の中で乳繰り合い始めたのだからな
しかもあの小僧、女を焦らすことまでしおって、あの目合い方は大人顔負けの一人前の男の
ものであったぞ
あんなものを見せられたら、もう子供とはとても言えぬであろう?」
『そんなッ! わたしのせい?! わたしがマルセルにあんな事をしたからなのッ!?
 だったら、わたしがマルセルを守ってあげなくちゃッ!
 せっかくお母さんにもうすぐ追い付ける所まで来たんですもの、マルセルをそんな目には
 会わせられないわッ!』

「待ってください男爵様ッ、あれはわたしが、わたしがマルセルにさせた事なんですッ!
わ、わたし、もう何回も男の人とああいう事、したことがあるんです
それで、昨日も…あの子はわたしの言うとおりにしただけで、本当にまだ子供なんです
それに、それに小鹿を捕まえたのだって、わたしが頼んだから…
悪いのはみんなわたしなんです、だから、罰するならわたしをッ
どんな罰でもお受けしますから、どうかあの子にひどい事をしないでくださいッ!」
「ほう、ではお前が、何も知らぬ小僧をあのような淫らな行為に誘ったと申すのか?」
「そ、そうです、わたしがまだ子供のあの子にどうすればいいか教えたんですッ」
「ならばお前は、自分がその歳でもう男を欲しがるようなふしだらな娘なのだと、そう申す
のだな?」
「そ、それはッ……」

「違うと申すのか?
 ならばやはり、お前が大股開きのまま腰を浮かせて、あろうことかこれ見よがしに陰部を
突き出し交合を強請っていたように見えたのも、その後、あの恥ずべき形でサカリのついた
獣のよう目合ったのも、すべては小僧がお前にそうさせたのだな?」
「ち、違います男爵様ッ、本当にみんな、わたしがあの子に教えたのッ
ああすれば、あの子がおチンチンを入れやすいと思ったんです…でも、それでもだめだった
から、今度はああすればいいって、わたしがあの子に…
わ、わたし、あの形で男の人におチンチン入れられるの、大好きなの
ああされるとおマンコがとっても気持ちが良くってもう何度もしてもらってるし、男の人も
わたしのおマンコ気持ちいいって言ってくれるの…
ね、分かったでしょう?
わたし、男爵様のおっしゃるとおり、とってもふしだらな悪い女の子なんです
だからマルセルはちっとも悪くないの、悪いのはみんなわたしなんですッ」
「フフフ、良くぞ申した、なるほど罰が必要なのは、確かに小僧よりもお前の方のようだ
小僧をあんなにも激しい目合いに導いたお前は、きっと教え上手なだけではなく、さぞかし
床上手でもあるのだろうな…お前と目合った男どもがどれほどそれを堪能したのかと思うと
少しばかり羨ましいぞ
さて…そんなにも身持ちの悪い娘には、どのような罰が相応しいのだろうな?」
「羨ましいって…まさか、男爵様も…」
「いやいや、何もお前に伽をしろと申しておるのではない
儂はもう何年もそうした情欲には縁が無いのだよ、ましてお前のような小娘にはな」

「だが、そうだな…良い事を思い付いたぞ…
小僧を帰した後、お前が湖でしていた事を、今ここで見せて貰うとしよう
女が自らを慰める姿を初めて見たが、あの時のお前はまるで少女の形をとったサキュバスの
ように淫らであったぞ」
「エッ、そんなところまで見られていたのッ!?
じゃあ、あの時に聞いた音はやっぱり気のせいじゃなかったのねッ
イ、イヤッ、男爵様、どうかそれだけはッ!」
「フフフ、あんな淫らな姿を他人に見られるのは、さすがにお前でも恥ずかしいのか?
いや、ならぬ、これこそふしだらな娘に相応しい罰だ
思う存分恥ずかしい思いをすれば、お前の淫乱の虫もきっと治まることだろうて」
「そんな……」
『フフフ、ちと苛め過ぎたかな…そろそろ勘弁してやるとするか…』
「まあ、お前が二度とあんな事を…」
「わかり…ました…男爵様の、おっしゃるとおりに…」
『なんと、本当にやると申すのか?!
 今にも泣き出しそうなのに、この娘、思ったより気丈なのだな
 だが…その気丈さ、どこまで保てるか…それを確かめるのも一興やもしれぬ…
 ならばしばしの間、エロチックな座興を愉しませて貰うとしようか』

「そうか、ならばやってみせるが良い
先ずは昨夜のように、儂の前で全裸となるのだ」
 目に涙をお浮かべになりながら男爵の前に立たれたお嬢様は、命じられるままベストを、
ブラウスを、そして、スカートを脱いでいかれると、シミーズの裾をからげて手を挿し入れ
腰のドロワーズをずり下ろされました。
脱がれた着衣を椅子に置かれたお嬢様は少し躊躇われた後、最後に残ったシミーズの肩紐を
片方ずつ肩から外していかれましたが、シミーズが落ちていくにつれ、その手はどうしても
前を隠してしまいます。
「どうした? その手を退けねば見れぬではないか
お前の肌のすべてを儂に見せるのだ」
「…はい…」
 消え入るような声でお返事をされたお嬢様の両手がゆっくり下ろされていきました。
「フフフフフ…それで良い
こうして改めて明るい所に立たせると、その未熟な胸も一毫の蔭りも無い下腹も、いかにも
無垢そうに見えるお前がすでに何人もの男を知っておるとは、この目で見ておらねばとても
信じられぬ…お前の躯の中にはよほど淫乱な血が流れておるのだろうよ
さあ、あの時岩に上ってしていたように、机に乗って、儂の前にその淫らな躯を開くのだ
そして、お前がどのように自らを慰めるのか、儂に篤と見せるが良い」
「ウゥゥ…はい…」

 目に大粒の涙を溜められながら両手をつき片脚をかけて机によじ登られたペリーヌ様は、
横向きだった四つん這いのお身体を膝を使われて巡らせ下半身を男爵の方へ向けられると、
さらに低くされたお身体をよじって仰向けになっていかれ、そうした一挙手一投足が肘掛に
頬杖をついてそれを目で追う男爵に幼い裸身の隅々を詳らかにします。
やがて、秘部を隠すように膝を立ててピッタリ閉じていた両脚もおずおずと開かれていき、
露わとなった股間に注がれる男爵の視線に耐え切れずお嬢様が目をつぶられると、溜まって
いた涙が零れ落ちました。
 けれど、男爵は羞恥に震えるお嬢様に追い討ちをかけます。
「それでは陰になって見づらいな
娘、儂にお前の淫らな窪みがよく見えるよう、尻を上げるのだ…
いや、もっとだ…それが限界か?…仕方ない、ではそのままで待っておれ…」
「え、男爵様何を?…アッ、イヤッ」
 男爵は机とお嬢様の腰の間にクッションを滑り込ませて、お尻を下げられないようにして
しまいました。そしてさらに、股をもっと広げるよう命令します。
「ふむ、まだ見づらいな…娘、もっと股を開くが良い」
「も、もうこれ以上は無理です」
「何を言うッ、お前が小僧の前であんなにも股を開いておったのを儂は見ていたのだぞッ!
お前は儂をたばかるのかッ!!」
「ヒッ!」
 恥ずかしさからそれ以上開脚するのを躊躇われていらしたお嬢様は、突然声を荒げられて
お身体をビクッとのけ反られました。その拍子に股間が目一杯開いてしまって、閉じていた
秘裂が微かに湿った肉音を立てて割れ、陽に焼けたことの無い青白い丘にサーモンピンクの
陰花が咲くのを見た男爵は、お嬢様の中に童女のような無垢さとそれとは不釣合いな情欲を
そそる淫靡さを感じて、年甲斐も無く胸が騒めきました。

「ほお、お前はこんな小さな窪みで男を咥えたのか…
無毛なのも良いものだな、おかげでお前の形が良く判る」
「アア、イヤ、見ないで…」
「何を申す、そこを慰めるところを見て欲しいと言ったのは、お前ではないか
ならば早くそうするが良い」
「ウゥゥゥゥ……」
 お嬢様は机の上で握り締めていた両手をお腹へ運びのろのろと下ろしていかれましたが、
いくら自慰を命ぜられても殿方の見ている目の前で秘裂を指で割ることなどお出来になれる
はずもなく、股間に盛り上がる半熟のゆで卵のような柔肉を両手で押し包んで恥ずかしさに
震えていらっしゃいました。
『うう、男の人の前でこんな恥ずかしい事をしなくちゃいけなくなるなんて…
 わたしがあんなはしたない事をしたから、きっと神様のばちが当たったんだわ
 ああ神様、お願いです、もう二度とここをみだりにいじったりしませんから、こんな事、
 早く終わらせてください』
 そんなペリーヌ様の願いを叶えたのは、神ならぬ男爵でした。
ですがそれは、さらなる羞恥の始まりでしかありませんでした。
神様はお嬢様にまた一つ、性愛(あい)のレッスンを課されたのでございます。

「もう良いッ」
 突然、その手が引き剥がされて、頭上に押さえ付けられ、ハッと見開かれたペリーヌ様の
目に映ったのは、ご自分の上に覆い被さる男爵の姿でした。
男爵はお嬢様の両手首をまとめて左手一つで縛めると、右手で胸に触れ、それぞれの膨らみ
具合を値踏みするように撫で回します。
「ヒッ、男爵様!?
ヤッ、やめてください、見るだけッ、見るだけって、おっしゃったのにッ」
「そうだったか? 儂は、見せろとは申したが、他に何もしないとは申さなかったぞ
お前が儂の命に疾く従わぬからいけないのだ
子供同士で隔てる物一つとて無い野天の下で姦淫を憚らなかったお前が、今更自慰ごときを
躊躇うとはな…
昨夜のお前はあの小僧との目合いだけでは物足りず、熱った躯を持て余して一心不乱に己を
慰めておったではないか
ならば儂が、お前にあの時の躯の熱りを思い出させてやろう」
 そう言うと男爵は指に力を込めてお嬢様の乳房を弄り、その頂を玩びます。
「イ、イタイッ…ああ、またッ…ヒィンッ、お願いやめて、本当に痛いんですッ、そんなに
強くしないでェッ!」
「フフフ、お前の乳房は本当にまだ育ちきってはおらぬようだ…
だが、小さくとも感度はとても良いようだ…ほんの少し触れただけで、もうこんなに乳首を
尖らせおって…
ならば、お前のサクランボの熟れ具合、確かめさせてもらうとしようか」
「アアッ、イヤッ、ヤメテッ、ンッ、イヤァァ」
「何を嫌がる? 小僧にはあんなに吸わせておったではないか」
 男爵は押し付けた口でペリーヌ様の乳房を吸い上げ、先端を舌で転がし、その間にももう
片方の乳房を揉みしだいていきます。
そうされている内に、手首の縛めを振り解こうともがいていらっしゃったお嬢様の両腕から
力が抜けていき、喘ぎ声に甘いものが混じっていきました。
「フフフ、そんなに気持ち良いのか? お前は感じ易いのだな」
「そんな…わたし…」
「なに、責めておるのではない、今でも男に触れられて素直に悦びを感じられる躯を持った
お前なら、もう4、5年もすれば、さらに良い女となるだろうと、そう申しておるのだ
女とは男を悦ばせる為にあるのだからな
さて、それではお前の女の部分はどうなっておるかな?」

 男爵は乳房を口で玩びながら、右手をお嬢様の下腹部へと伸ばしていきました。
恥丘に触れられたお嬢様のお身体がピクンと撥ね、反射的に股を閉じようとされましたが、
男爵の体に両脚を割り拡げられていて、それもままなりませんでした。
「イ、イヤ、そんなとこ、ダメ、こすらッ、ンッ、ウウン、フアアッ……」
 男爵の手に恥丘をさすられている間に、すでに綻び始めていたお嬢様の秘裂はさらに口を
開かされ、指の腹に触れる花びらはぽってりと濡れそぼっていきます。
「やはりな…お前の窪みは、もうこんなにもしっとりしておる
これならば、もう良いであろう…」
 ヌヌヌヌ…
 自らの肉体の生み出した官能に抗えずトロンとしていたお嬢様の目が見開かれた時には、
男爵の中指が根元まで膣内に沈められていました。
「ンンンッ?! アアッ、イヤアァァッ!!」
 お嬢様は必死に抗われようとなさいましたが、少女の力が何ほどのものだったでしょう、
男爵の指がニュプッ、ニュプッ、と湿った音を立てさせていきます。
「フフッ、お前の窪みはなかなか良い締め付けをしてくるではないか
だが、お前にはこれでは物足りなかろう?…」
 男爵が膣に2本の指を挿入してきました。それは、昨夜もマルセルにされた事でしたが、
当然のごとく大人の指は太く長く、お嬢様には少年のファルスよりも大きく感じられます。
女の肉体を知り尽くしている男爵に内側から弄られて膣は愛蜜をあふれさせ、指先で弱点を
こすられるたびにお嬢様のお身体がビクッ、ビクッと震えました。


【p003_1-4FS】

「ンッ、ンッ、ンンッ、アグッ、ヤッ、動かさなッ、ンアアァァ…」
「嫌がる振りなどするでない、本当は気持ち良いのであろう?
表はまだ童のように恥毛も無きに等しい小娘なのに、窪みの内をこんなにもこなれさせて、
お前は真、ふしだらな娘なのだな
見るが良い、お前の淫らな蜜で儂の指がずぶ濡れだぞ」
「ハア、ハア、ハア…そんなの…うそよ…きっと…汗だわ」
『ほほぅ、この娘、まだ口答えする元気が残っておったか…
 ならば、今少し戯れてみるとしよう』
「ほぉ、儂が嘘をついておると申すか…では嘘か真か、自分で確かめてみるとよい」
 男爵は愛液にまみれた指を嫌がるお嬢様のお口にねじ込みました。
「イ、イヤッ、ンッ、ンンン〜」
「どうだ、自分の蜜の味は? 旨いか? 
どれ、せっかくの蜜だ、儂も味わわせて貰おう」
 両手で乳房を嬲りながら、男爵の舌がお嬢様の肌を這い下りていきます。
『おお、何と肌理の細かい肌をしておるのだ…まるで舌が吸い付くようだ
 それにこの匂い…歳若い娘とは、こんなにも良い匂いがするものなのか
 いや、違うな…きっとこの娘が特別なのだろう』
「ああ、お前の窪みからは、ことさらに艶めかしい匂いがするぞ」
「ヒッ、イヤッ、イヤアァッ、許して男爵様、お願い、そんなとこ舐めないでェッ!」
『フフフフフ、気丈な娘もさすがに音を上げたか…
 では、お前の蜜を堪能させて貰って、この座興もお開きとするかな』
「女の窪みをこうされるのは初めてか?…フフフ、ならば存分に愉しむが良い」
「アアッ!? イヤッ、入って来る、男爵様の舌が、入って来るッ!!」
 秘部に口付けされる狂おしいほどの羞恥に苛まれて手で必死に男爵を押し返そうとされる
抵抗も虚しく、秘裂を割った男爵の舌はお嬢様の愛の泉の内深くに侵入して来て、湧き出る
愛蜜を舐め取っていきます。

『おお、思った通りだ、この娘の蜜の何と芳醇なことよ
 このような物、これまで終ぞ味わった事は無かったぞ……』
 音を立ててお嬢様の蜜を吸っていった男爵は、やがてくらくらと目眩を起こしそうなほど
鼓動が高まり、情欲がくつくつ湧き上がってくるのを感じました。
『ムウッ?!
 こ、これは何とした事だ、ここ十年近く鞘走る事の無かった儂の剣が疼く!?
 この儂がこんな小娘に欲情したとでも申すのか?
 フフ、まさかな…こんな事をしたのも、狩猟をするくらいしか楽しみの無い無聊を慰める
 為に始めた、ほんの戯れ事だったのだからな…
 だが…だが、このみなぎるような気の高ぶりはどうだ…まるで放蕩の限りを尽くしていた
 昔日に返ったようではないか…
 儂はこの娘に、本物のサキュバスのように、淫夢へといざなわれたとでも申すのか?
 ならば娘、それを儂にもっと見せるが良い』
 男爵の性の戯れはなおも打ち続き、これまで愛撫らしい愛撫を受けられたことの無かった
ペリーヌ様のお身体はいやがうえにも火照っていって、その肉体の奥からどうしようもない
快感が込み上げてきました。
「フッ…フッ…フッ…アフッ…フ、ウンッ…アクッ、ンンンンッ…ハアアアァァァァッ!」
「ムグッ! ウウウウッ!」
『この娘、絶頂ったのか!? 
 何と言う締め付けをするのだ、舌を引き抜かれるかと思ったぞ!
 こんな持ち物を持っている女は初めてだ…これが名器と呼ばれるものなのか…
 ならばこの名器、是非とも試したい…いや、試さずに置かるるものかッ!』

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