〜 レディ・ペリーヌ物語 9 〜
【 旅の続き ―イタリアでのいくつかの出来事 その4 プレリュード― 】
まだ幼い少年と少女の秘め事が繰り広げられた湖畔の夜もいつしか白み始め、囀り始めた
小鳥達の鳴声に目を覚まされたペリーヌ様は、まだ眠っていらっしゃるお母様をお起こして
しまわぬようそっと折り畳み寝台を片付けて、馬車から抜け出られました。そして、近くの
枝から何枚か千切った柔らかそうな大きな葉を揉んで水を含ませ、それを持って馬車からは
目隠しになる草藪の中へ分け入られます。
藪の陰にしゃがまれたお嬢様は寝間着の裾をたくし上げられ、ドロワーズの縫い合わされて
いない股の部分を左右に捲られて、股間を露わにされました。
旅の間に野で花を摘むことにもすっかり慣れられたお嬢様が秘裂を開かれると、薄黄金色の
液体がアーチを描きます。
やがて、淡く湯気を立てて足下に小さな流れを作ったほとばしりも収まって、肌に残った
雫をぬぐう木の葉から瑞々しい香が匂い立ち、秘部に感じていたムズムズした痒みがスーと
和らいでいきました。
着衣を直されたお嬢様が木々の梢を見上げられると、その隙間から濃紫、藍、そして青へ
変わりゆく早暁の空が覗けました。
馬車に戻られたペリーヌ様は、出しなに水の樽の上に置いていかれた服を手に取られて、
今度は湖へ向かわれようとなさいますが、その前にパリカールの横で眠っているマルセルの
様子をみられました。
『よく眠ってるわ……
わたし、この子とあんな事…しちゃったんだわ……
あの時は、ああするのがマルセルのためだと思ったけど、本当にそうだったのかしら?…
ねえ、お母さん、わたし、分からなくなっちゃった…わたしのした事は良かったの?…
それとも、いけなかったの?……』
「う、う〜ん…かあちゃん…」
「あら、毛布をはだけちゃって、しょうのない子…
これでいいわ、もう少し寝てなさい、マルセル…」
『そう、この子はまだ子供なんだわ…それなのに……
ねえ、マルセル…マルセルにはあんな事、やっぱり早すぎる気がするの…
だから、マルセル、昨日の事は夢だと思って忘れるのよ…わたしももう忘れるから…
その方がきっと、あなたのために良いの…』
「まだこんな朝早くだもの、誰もいない、わよね?」
湖に着かれたペリーヌ様は、辺りを見回されるとドロワーズと寝間着を脱がれていかれ、
全裸のまま、それらを湖水で濯がれます。両方とも眠っていた間に秘部から染み出た愛液で
シミになってしまっていて、誰かにそのことを知られる前に、一刻も早くそれを洗い流され
たかったのです。
洗い終わった着衣を絞って石の上に置かれたお嬢様は、たゆたう湖面を見ていると、まだ
下腹部の奥にむず痒さが残っているのを感じられ、沐浴の誘惑に駆られました。
おへそまで浸かった湖水でお身体を洗われると芯に残っていた熱りが冷めていくのがまるで
生まれ変わっていくように気持ち良くて、生きている喜びにあふれたお嬢様の口遊む澄んだ
お声が湖水を渡ります。
「ルンルン、ルルル、ルンルン…ルンルン、ルルル、ルンルン……」
お身体を洗い終わられ、昨日の大岩に大らかに横たわられたお嬢様の若々しい肢体に滴る
水滴が射し始めた日の光に煌めきました。
「ああ、今日はよく晴れそう…こんな日は良い事が起きる、そんな気がするわ」
それは、ペリーヌ様とマルセルが大人にも負けない激しさで性愛を交わした昨夜がまるで
空事であったかのような、清清しい朝でございました。
湖から戻られたペリーヌ様が洗い物を干されていると、バサッ、バサッと洗い物を振って
広げる音に起こされたマルセルがお嬢様の許に近づいて来ました。
「お、おはよう、ペリーヌ…」
「あら、おはようマルセル、ごめんね、起こしちゃった?」
「え、うん…でもそんなのいいんだ、それよりさ、ペリーヌ…」
「なあに、マルセル?」
「その…昨日の…」
「アッ、そうだわッ、わたしさっき、野イチゴが生ってるのを見つけたの
お母さんが起きてくる前に摘んでこなくっちゃ
ウフフ、今日の朝ごはんはデザート付きよ
だからマルセル、あなた、焚き木にする枯れ枝を拾ってきてくれる?」
「あ…うん…そうだね…」
あんな事があった昨日の今日だというのに、いつもと変わらず自分に接するペリーヌ様に
マルセルは少しがっかりしましたが、そもそも昨夜の事を持ち出してお嬢様に何を期待して
いるのか自分自身にもよく判っていませんでしたし、お嬢様にその事を意識されて余所余所
しくされるよりはその方が良かったのだとも思いました。
ペリーヌ様の前から離れられて、どこかほっとした気持ちで焚き木拾いに出たマルセルで
したが、一人になると想いはどうしても昨夜の出来事に戻ってしまいます。
中でも射精の刹那を思い出すと急に股間がズキンとしてきましたが、それは今度こそ本物の
尿意で、少年は慌ててズボンの前を開いて草藪へ向けて放尿しました。そこは偶然にも少し
前にお嬢様が用を足されたのと同じ場所でございました。
尿道をたばしる射精にも似た快感に腰をブルルッと振るわせ、満足げにふうと息を吐いた
マルセルは、ふと昨夜聞いたお嬢様のお言葉を思い出します。
『わたし、こういう事、もう何度もしたことあるから…』
『みんな、マルセルみたいに、わたしのおマンコにアレを出してたもの…』
それを耳にした時は初めての体験に興奮していて、少年にはその意味を深く考える余裕も
ありませんでしたが、改めて思い返すと何となく胸につかえていたその言葉がトゲのように
胸の奥に刺さってきてチクリとした痛みを感じました。
「ペリーヌ、おいらとだけじゃなかったんだ…
でも、それじゃあ、だれと?
おいらの知らない人? それとも知ってる人なのかい、ペリーヌ?」
自分の大好きなお嬢様が自分以外の男達とも性愛を交わしていたと思うと何だか悔しくて
たまらなくなり、その相手が誰だったのか思いを巡らせていたマルセルにある光景が甦って
きました。それは商売敵のロッコ達の馬車が逃げ去った後、川原に全裸で取り残されていた
ペリーヌ様のお姿でした。
あの時お嬢様はそんな事があったとはおくびにも出されませんでしたが、誰に見られるとも
知れぬあんな開けた場所だというのに、宿に戻るのも待てずお身体を清められたがったのも
昨夜と同じでしたし、何よりも川へ沐浴に向かわれるお嬢様の後をついて行ったマルセルは
そのお身体から何だか青臭い匂いがしていたのを覚えていました。あの時は辺りに生い茂る
草々の草いきれの匂いだろうと思っていましたが、自分自身もお嬢様に同じ残り香を付けた
今ならば、少年にもあの川原で裸にされたペリーヌ様が男達に何をされたのかがはっきりと
判ってしまいます。
「それじゃペリーヌ、みんなって、あの二人のことだったのかいッ!?」
そう思い込んだマルセルの脳裏には、ロッコが、そして、ピエトロが、自分がしたように
体を二つ折りにさせて秘部を上向かせたお嬢様の上に伸し掛かる姿が在り在りと浮かんでは
消えていきます。
その幻の中のお嬢様は男達に腰を打ち付けられるたび、少年も聞いた、それを聞いていると
腰骨の辺りがゾクゾクしてますますそんな声を上げさせたくなる、あの甘く切ない喘ぎ声を
上げられていました。マルセルは知っていました。ペリーヌ様がいくら否定されようとも、
陰茎で膣の中を擦ると自分だけでなくお嬢様もやはり気持ちが良いのだと。
自分のお嬢様が他の男にそんな声を上げさせられるのは聞きたくないと思えば思うほど、
膣を抽挿されるペリーヌ様の喘ぎはどんどん忙しなってさらなる快楽を求め、射精を受けた
瞬間、共に絶頂を迎え感極まって男の名を叫ぶ声が聞こえ、それが終わってもすぐにまた、
今度は相手を替えて繰り返されていきます。
―――『アッ、アッ、アンッ! ウッ、ウンッ、ンアッ! アッ、アンッ、ハアンッ!
いい、とっても、いいのッ! おじさん、もっとォッ、もっとしてェッ!』
『ヘッヘッヘ、そんなに、大人の、チンポが、うめえかッ?
オケケも、生えて、ねぇってのに、こいつぁあ、とんだ、淫乱娘(スキモノ)、だぜッ!』
『イヤァッ、そんなこと、言わないでェッ! でも、でも、わたしィッ!』
『ウヒッ! そんなに、締め付けたら、出るッ、出ちまうッ!』
『出してッ! わたしの中に、アレを出してェッ!』
『オオッ! ウオオオォォォ……』
『ヒイイイィィィィッ! 熱いッ、おじさんの熱いのがァッ!!
ロッコさぁぁぁんッ!!』
『アッ、アッ、アンッ! ウッ、ウンッ、ンアッ! アッ、アンッ、ハアンッ!
いい、とっても、いいのッ! おじさん、もっとォッ、もっとしてェッ!』
『子どものくせに、こんなに俺を、気持ち良く、させて
お前さんは、悪い娘(こ)だッ、悪い娘だッ、悪い娘だッ、悪い娘だァッ!』
『イヤァッ、そんなこと、言わないでェッ! でも、でも、わたしィッ!』
『ウウッ! なんて、締め付けだッ、で、出るッ、出すぞォッ!』
『出してッ! わたしの中に、アレを出してェッ!』
『ムウッ! ムオオオォォォ……』
『ハアアアァァァァッ! 入ってくるッ、おじさんのがいっぱい入ってくるのォッ!!
ピエトロさぁぁぁんッ!!』―――
「ペリーヌ、やめてよぉ、おいら、ペリーヌのそんな声、聞きたくないよぉ…」
けれど、いくら耳を両手で塞いでみてもそれは少年の心の中で繰り返され続け、その内に
まだ子供の自分とよりも大人のあの二人との方がきっとお嬢様には気持ちが良かったんだと
思えてきてマルセルは頭の中がカーと熱くなり、そんな考えを振り払おうとして持っていた
枯れ枝で何度も藪を薙ぎ払いました。
やり場の無い口惜しさを思い切りぶつけて一叢の草薮のあらかたを薙ぎ倒したマルセルは
息を切らせ地面にへたりこみました。そうして胸の中を吹き荒れた激情が治まってくると、
少年は自分が思い違いをしていたことに気付きました。
そう、あの二人、特にロッコを嫌われていたお嬢様が、少年との時のように進んで彼等に
お身体を許されたはずは無いのです。
ですが色々な事を考えると、マルセルにはやはりペリーヌ様があの二人と性愛を交わして
いたのは確かだとしか思えませんでした。
だとすれば、それはきっとお嬢様のご意思に反して為された事に違い無いと考えた少年の
今度の推測は事実とは少し違っていましたが、当たらずといえども遠からず、もしかしたら
本当にそうなっていたかもしれないものでした。
当時の治安は今よりもずっと悪く、田舎の人気の無い所を一人歩きしていたり、街中でも
うっかり裏通りに迷い込んだりした若い娘やお嬢様のようないたいけな少女がならず者達に
襲われて無垢な体を散々に玩ばれる事件が起きるのは日常茶飯事でしたし、その挙句の果て
遠い異国の淫売宿へ売られてしまう事さえ、けして珍しくは無かったのでございます。
まだ少年のマルセルには、そんな事件が起きていることも、強姦されるという事が少女に
とってどれほど残酷な事であるのかもよく判ってはいませんでした。
ですが、嫌っている相手には肌を触れられるのも厭なはずのに、おぞましくも体内深くまで
性器を無理やり挿入されて、しかもご自分の肉体がそんな事をした相手にすら快楽を与えて
しまうのを見られて、お嬢様がとても哀しく惨めな思いをされただろうことだけは少年にも
判ります。
そんなことを考えていると少年の脳裏に再び、けれど今度はロッコ達に無理やり犯されて
苦痛と羞恥にお顔を歪ませ泣き叫ばれるペリーヌ様のお姿が浮かんできます。
―――お嬢様はピエトロに腕を押さえ付けられ、真向かいに陣取るロッコには果たせるかな
またもお体を二つ折りにされていました。露わとなった秘部に押し当てられた一物の感触は
生々しく、男の意図を察せられたお嬢様の瞳は、少年のものとは比較にならないその余りの
大きさに慄き見開かれます。
『イ、イヤァァッ、何をするのッ! そんなのくっ付けないでェッ!』
『何って、そりゃあおめぇ、尼っ子ひんむいてすることなんざぁ、一個しかあんめぇ?
写真とるめぇに、今からおれ様の大砲をおめぇのここにぶち込んでやろうってのさ
その生意気な口の代わりに、下の口をお仕置きしてやろうってんだ、シャレてるだろ?
下の口を塞いでやりゃあ、上の口もちったぁ静かになるだろうよ、ヒャッヒャッヒャ』
『ウソッ…そんな大きいの、入りっこな…ヒッ! やめて、お願い、入れなッ
キャアァァァッ、い、痛いッ、イタイィィッ! オネガイヤメテッ、ホントに痛いのッ』
『まだ先っちょしか挿入れてねぇってのに、そんなに暴れんなって
おい、ピエトロ、ちゃんと押さえとけよ』
『あ…ああ、こうか?』
『よおし、それじゃあ観念して、おれ様のぶっといチンポをたっぷり咥え込むんだな』
『アグッ! ンギィィィッ!』
『ヘッヘッヘ、キツキツだな?
おめぇ、いい穴っぽこ持ってんじゃねえか、こんならおれ様も楽しめそうだぜ』
『ウウゥゥゥ…く、苦しい…
アウッ! ンアァァァ…ヤッ、動かないでェッ、あそこが拡がっちゃうゥゥゥ』
『でぇじょうぶ、赤ん坊ひり出す穴っぽこなんだ、こんくれぇなんでもねぇって
さあ、どんどんいくから覚悟しなッ
ソレッ、ソレッ、ソレッ、ソレェッ!…………』
『ハウッ!…ンンン…ングッ!…ウウン…ヒギィッ!…ンアア…ヒィンッ!…ウウウ…
ンッ、ンッ、ンアッ、もウッ、ヤメッ、ヒィィッ、タスケテッ、お母さぁん』
『ウウッ、そろそろ、おれ様も…
ウオオォォォッ、搾り取られるゥゥゥッ!』
『ヒイッ!? 何?! お腹の中に熱いのがッ!!
アアッ、まだ出てるッ! イヤ、イヤァァァッ! もう出さないでェェェッ……』
『フゥー…おめぇの穴っぽこ、良かったぜ…
こんだけ男を喜ばせられんなら、おめぇ、写真屋なんかしてるより淫売する方がよっぽど
似合ってんじゃねえのか?
なにしろ股座おっぴろげるだけで済む楽な商売だしな、ヒヒヒヒヒヒ』
『ウウウゥゥゥ…ヒック…ヒック…………』
『待たせたな、相棒、今度はおめぇが楽しむ番だぜ』
『い、いや…俺は、いいよ』
『おいおい、思いっきり股ぁ膨らませといて、何云ってやがる
この尼っ子はおめぇの写真の腕にケチつけたんだ、その礼をおめぇがしなくてどうする』
『でもなあ…やっぱり不味いだろう、そんな事したら…』
『おめぇ、まさか、尼っ子が孕むんじゃねぇかって、心配ぇしてんのか?
バカだなぁ、こんなオケケも生えてねえ小娘が孕むわけねぇじゃねぇか
それにな、二人で犯っといた方が都合いいんだよ
考ぇてもみろよ、このクソ生意気な尼っ子の負けん気がどんだけ強ぇっていったってな、
一人にならともかく、二人に輪姦わされたとあっちゃあ、さすがに恥ずかしくて、警察に
おおそれながらと訴えることもできねぇだろ?
なあ、ピエトロ、おれらここんとご無沙汰だったじゃねぇか
どうでぇ、今なら二人して、犯り放題、射精(だ)し放題できるんだぜ』
『そう…なのか?』
『たりめぇよ、それにな、こいつの穴っぽこ、すげぇんだぜぇ
このおれ様が、あっという間に抜かれちまったぐれぇだからな
そこら辺の淫売なんざ足下にも及ばねぇこんな上物、犯らなかったらきっと後悔するぜ』
『ゴクッ…そんなに、なのか?…いや、しかし…』
『ここまで云ってやってるてぇのに、おめぇ、まだ怖気づいてるのか?
そんならいつまでもそこで、おれ様が楽しむのを指ぃくわえて見てるがいいさ』
『ま、待ってくれロッコ
お、俺は別にそんなにしたいわけじゃないんだ…そうじゃないんだが、おまえがそんなに
云うんなら、付き合ってやっても…』
『おっ、やっとその気になったか? ヘッヘッヘ、そうこなくっちゃな
さあ、さっさとこっち来て、その窮屈なもん下ろしちめぇよ』
『お、おう』
『ヒッ、ヒィィィッ!』
『どうでぇ、相棒のを見たご感想は?
ぶっとさじゃおれ様にゃかなわねぇが、長ぇだろう?
おめぇも色んなチンポを味わえてうれしいよな』
『イヤッ、もうイヤァァッ! お願いッ、もう許してェッ!』
『おいおい、おめぇはどうせもう犯られちまったんだ、なら、今さらそれが一人から二人に
増えたところで、てぇして違ぇあんめぇ?
これからおれら二人して、おめぇをチンポの味が忘れられねぇ体にしてやるッ』
『イ、イヤアァァッ!』
『おおっと、トンズラしようたって、そうは問屋がおろさねぇぜ』
『ヒィンッ!』
『ヘッヘッヘ、逃げようとした罰だ、おめぇのちっせぇパイオツもお仕置きしてやる』
『イタイッ、イタヒィィィ、お胸、潰れちゃうッ!』
『いいのかい尼っ子、こっちにばっか気ぃ取られてっと、挿入れらちまうぞ
あんなのにズボズボ突かれたら、マジでおめぇの腹、破けちまうかもなあ』
『ヒア? アアアッ、ダメッ、入れないでェェェッ』
『悪いな娘さん、相棒がしてるのを見てたら俺も我慢できなくなっっちまってな
だから一度だけ、ちょっとだけ辛抱してくれ、そうすればすぐ済むから…』
『アアッ、お、おじさん待って、堪忍しッ、アグウウウゥゥゥ……』
『ムウ、もうつかえちまうのか…やっぱりこんな小さな娘に俺のは無理なのか…』
『そんなこたぁねぇさ、女の穴っぽこなんてぇのは、犯ってる内になじんでくるもんよ
だからかまわねぇ、そのまんまズブズブ押し込んじめぇよ
根元までズッポリねじ込まねぇと、この尼っ子の気持ち良さは分かんねぇぜ』
『そ、そうか?…そうだな、よし…』
『イ、イタイッ、イタイィッ! もう奥に当たってるのッ、これ以上入れないでェッ!』
『いけねぇなぁ、チンポの選り好みしてちゃ、淫売なんざできねぇぞ
よし、そんなの気にならねぇように、おれ様もおめぇを可愛ぇがってやろうじゃねぇか』
『ヒギィッ! お乳、もげちゃッ、ンギィイイッ、お腹ッ、お腹が破けちゃうゥゥゥッ!』
『ヒッヒッヒ、いい声で鳴きやがるぜ、思い知ったか尼っ子!』
『アグッ、ングッ、アヒッ、ンィイイッ! ヒイィィンッ! お腹がッ、お乳がァァァッ!
オネガッ、ヒィッ、モウユル、ヒィィッ、ヤメッ、ヒギッ、シンジャ、ンギィィィィ!』
『オオッ、とうとう全部挿入れられたッ
膣(なか)のヒダヒダが絡んできて、いい締まり具合だッ!
お前の云うとおり、この娘、絶品だぞ!』
『ヘッヘッヘ、そうだろそうだろ、だったらおめぇの長チンでたっぷり遊んでやれよ』
『オ、オウッ』
『アグゥウッ、ンァアアッ、ヒギィイッ、ウァアアア、そんなに、深く、入れないでェ……
アアッ、アウッ、ンアッ、ングッ、アフッ、アガッ、ヤッ、強く、しないッ、クヒィッ』
『ムゥゥ…で、射精るッ!』
『ンアアァァァ、また中にッ、こんなにいっぱいィィ…
ウッ、ウウウ…ウァアァアァァァァ……』
『やい尼っ子、誰が休んでいいなんて云った?
まさかたった一回りしたぐれぇでおしめぇだなんて、思ってんじゃねぇだろうなッ
まだまだ二回り、三回り、いんや十回りだって輪姦わして、二度と大人をバカにした口が
きけねぇように、足腰立たなくなるまでおれらで犯りまくってやるからなッ』
『ヒッ、まだ終わらないのッ!? お願いですおじさん、もう許してッ!
昨日の事は謝りますッ、それに今日の事も誰にも言ったりしませんッ
だから…だからもう、わたしにイヤラシイことしないでェッ!』
『ヘヘ、ずいぶんしおらしくなったじゃねぇか…そんなにお仕置きが効いたのか?
それとも、その場しのぎに、本気でもねぇことを囀ってるだけじゃねぇだろうな?』
『そ、そんなことないわッ、昨日みたいな事はしちゃいけないってお母さんにも叱られたん
ですもの、おじさんたちの写真がいくらヘタだと思ってももう人前で言ったりしませんッ
だからもう、あの臭いのをわたしの中に出さないでェッ!』
『なッ!…そうかそうか、それがおめぇの本気か…
おめぇ、そんなに男汁を膣(なか)に射精されるのがイヤだったんだな?
なら、仕方ねぇ』
『そ、それじゃ、許してくれるの?
だったら体を、そこの川で体を洗わせてください、こんなに汚れたままじゃわたし…』
『いんにゃ、そんな必要、ねぇよ
どうやらおめぇは、母親の云ったことがちゃんと分かってねぇみてぇだ
そんな頭の悪い尼っ子にゃ、まだまだきつーいお仕置きをして体にしっかり覚え込ませて
やんなきゃいけねぇだろう?』
『エッ、どうしてッ? もう許してくれたんじゃなかったのッ』
『おいおい、おれ様が何時そんなこと云った?
おめぇはこの後もずうっと膣に射精しまくられるんだから、今ここで体を洗ったって仕方
ねぇって、そう云ったのさ
ま、ハナからやめる気なんざぁこれっぽっちも無かったし、おめぇが膣射精しされんのを
そんなにイヤがってるって云うんなら、ますますそうして犯りたくなるのが人情ってもん
だぜぇ
なあ? ヒャッヒャッヒャ』
『そ、そんなッ、非道いッ!
あなたなんか人間じゃない、人間のクズよ、いいえ、それ以下だわッ、ケダモノよッ!』
『ケダモノだとォ? ヘ、上等じゃねぇか、だったらそれらしくしてやるぜ』
『おい、ピエトロ、ボケっとしてねぇで、尼っ子を四つん這いにさせな』
『あ、ああ』
『アッ、ヤッ、おじさんやめてッ!』
『娘さん、あんたがいけないんだよ、あんな事を云って、ロッコをまた怒らせちまった
それに、あれには俺も少しむっとさせられちまったからね、始めは一度だけで済まそうと
思ってたが、これからもロッコのお仕置きに付き合うことにしたから悪く思わんでくれ』
『どうしてッ?! だってわたし、本当の事しか言ってないわッ』
『そう、それだ、あんたは、口は禍の元っていう言葉を覚えなくちゃいけないんだ』
『おしゃべりはそこまでだ、さっさとケツを上げねぇか尼っ子』
『イヤッ、触らないッ、ヒッ! ンアアアアアッ!!』
『へへへ、さすがに二発もぶちかまされてっと膣が男汁でぬるぬるして、もう楽にチンポを
根元まで挿入れられるぜ
どうでぇ尼っ子、後ろからズップリ犯られる気分は?』
『アグゥゥゥ…こ、こんなのイヤァァァ…』
『おいおい、おめぇの云う通りにしてやったのに、そりゃねぇだろう?
なにしろおれ様はケダモノだそうだからなッ
まるっきり、おめぇんとこのロバ公に犯やれてるみてぇだろう?』
『そんなのウソよッ、あの子はやさしいから、こんなことしないわッ』
『ウソなもんかい、あいつだってサカリがつきゃ、おんなじようにメスに乗っかるんだぜぇ
まあ、ものほんのケダモノにゃ、こんな真似はできねぇがなッ』
『イッ、ヒギィイイイッ!』
『オホッ、たまんねぇ、胸のポッチをいじめてやっと穴っぽこがキュウキュウしまりやがる
やっぱ、気の強ぇ尼っ子は、こんなふうにきつーく嬲りながら犯るのが一番だぜ
さあ、その調子でどんどんおれ様を楽しませるんだ
一発抜いた後だ、さっきみてぇにすぐ抜けるだなんて思ったら大間違ぇだからなッ』
『ンアッ、アッ、アッ、アッ、ヤッ、動かなッヒイッ、イタイィィッ、ングッ、ンッ、ンッ、
ンィイイイッ! イヤァアアッ、もうヤメテェエェェェェェ…………』
そうしてマルセルが幻に見たお嬢様は、ロッコ達に代わる代わる何時果てるとも知れずに
陵辱され続けて、すぐ傍で楽しげに唄うせせらぎを他所にその哀しみに満ちた悲鳴と嗚咽は
いつまでも止むことがありませんでした。―――
「やっぱりそうだったんだッ!
チキショー、あいつら、おいらのペリーヌにッ!
あの時わかってたら、おいら、あいつらを追っかけて、ぶんなぐってやったのにッ!」
非道を働いたロッコ達への怒りと自分の物を盗まれてしまったような悔しさにマルセルの
握り締めたこぶしが震えました。
ところがそうした憤りとは別に、マルセルは心のどこかでお嬢様が強姦されていたことを
良かったと思ってしまっている自分を感じてドキッとします。
それは、もしお嬢様が自分以外の者とも性愛を交わしていたのだとしたら、いっそのこと
相手から無理強いされた故の事であって欲しいと、それならば自らのご意思で性愛(あい)
してもらえた自分だけがお嬢様にとって特別な存在だと思えるという、エゴイスティックな
独占欲でしたが、少年というものには得てしてそうした残酷さが秘められているものなので
ございます。
昨夜、お嬢様が身を以って示された自分への思いやりを思うと、マルセルはそうした己の
中に潜む身勝手さが恥ずかしくなりました。
「おいらのバカヤロウッ!
ペリーヌ、とってもつらかったはずなのに、おいら、なんてことを…
なのにペリーヌは、おいらのために…おいら、あいつらと同じ事、しちまってたんだ…
きっとおいら、ペリーヌに、あいつらにされた事、思い出させちまったんだ
だからなんだね、おいらが何か言いそうになると、はぐらかしてたのって…」
そう思うとマルセルには、昨夜あれほど耳に心地良く聞こえたお嬢様のお上げになられて
いたお声が、今では哀しみに彩られていたように思えてしまいます。
まだ少年のマルセルには、お嬢様によって初めて性の快楽を教えられた自分がよもやお嬢様
ご自身にもそれに目覚めさせていたことなど、知る由も無かったのでございます。
【p002_1-3FS】
「わかったよペリーヌ、もうペリーヌに、昨日の事なんか言ったりしない
それでいいんだよね?」
こうして少年は、お嬢様がそう望まれるのなら二人の特別な夜の事は大切な思い出として
自分の胸の奥に仕舞っておこうと、そして、共にした旅の終りが迫る中、残る数日をせめて
仲の良い姉弟として過ごそうと、決心したのでございました。
「ねぇ〜、マルセル〜、お母さんが起きたから、そろそろ戻ってきて〜」
「わかった〜、今いくよ〜」
焚き木を急いで拾い集めたマルセルが馬車の所に戻ると、ちょうどマリ様が朝餉の仕度を
し始めていらっしゃいました。
「お早う、マルセル
まあ、焚き木をそんなにいっぱい抱えて、重かったでしょう?」
「おばちゃん、おはよう
えへへ、おいらこれぐらいへっちゃらさ、だっておいら、男だもん」
「まあまあ、頼もしいこと、ウフフフフ
朝ごはん、すぐに用意するから、もう少し待っていてね」
やがてコンロにくべられた焚き木がパチパチと燃え上がり、しばらくすると辺りにとても
美味しそうな匂いが漂います。
マリ様が作られたのは、小麦粉をバターで炒め、人参とジャガイモを煮て、仕上げに野生の
セルフィーユを散らしたスープでした。
「天にまします神よ、今日のお恵みに感謝いたします、アーメン…
さ、あなたたち、いただきましょう」
「う〜ん、いい匂い…とってもおいしそうだわ
どうしたのお母さん、いつも野宿の朝は、買い置きのパンとお紅茶ぐらいで簡単に済ませて
るのに、今日は豪勢ね」
「あなたたち、昨日は寝るのが遅かったみたいだから、お腹を空かせてると思って…」
「え、ええ、そうね…それじゃいただきます、お母さん」
「いただきます、おばちゃん」
「おいしい、おいしいわ、お母さん」
「うん、とってもおいしいよ、おばちゃん」
「良かったわ、二人とも育ち盛りなんだから、たんと召し上がれ
後でペリーヌの摘んできたイチゴも出しますからね」
「えー、それってほんとに食べられるの?」
「もう、マルセルったら、そんなこと言うんなら、あんたにはあげないわよ」
「あ、うそうそ、きっと食べても大丈夫だよ、だから、おいらにもおくれよ」
「あらあら、オホホホホ、ペリーヌ、それくらいにしてあげなさいな」
そうして穏やかに晴れた空の下、和やかにお食事をされていくお嬢様は、優しいお母様や
仲良しのマルセルに囲まれている幸せを噛み締められます。
『本当に、今日は良い事が起きそうだわ…』
そうペリーヌ様が希望に胸を膨らませられた時、突然、一発の銃声が轟きました。
それは、お嬢様の身にまた新たな事件が起こることを予感させました。
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