462

マサイの小屋にて 前編

・・・小さな身体を大人の男に貫かれ情け容赦無く犯され続ける、いつ果てるとも知れない苦痛に泣き叫ぶジャッキーには、自分が何故こんな酷い仕打ちを受けなければならないのか判りませんでした。少女はすがる思いで何度も、これまでも何かあればいつも必死になって自分を守ってくれた守護者の名を叫びます。
 しかし、この時ばかりは、いくら助けを求められても、幼い頃から彼もよく知っている、尊敬するブアナの愛娘が黒人青年に陵辱されていくのを、歯噛みする思いで手をこまねいて見ているしか、テンボにはできなかったのです。

「アウッ…もう…やめ…て 助け…て…テン…ボ……」
 やがて、幼さの残る肉体を玩ばれていた少女には泣き叫ぶ力も失せていき、それでも喘ぎあえぎする息の中で彼の名を呼ぶ声が、ランプの揺れる火影の下でいつまでもしていました。
もし、この悲痛な訴えを聞えなくする事ができるというなら、いっそ自分の耳を引き千切りたいとさえ思い、テンボは少女の信頼を心ならずも裏切ってしまった事に許しを請いながら、これが早く終わってくれと願うのでした。・・・


〜 マサイの小屋へ 〜

 その日、サバンナの奥地まで分け入っていたジャッキーたちは突然起きた野火に追われ、命からがらようやく小高い岩山に難を逃れました。
しかし、これでやっと一安心と思ったのも束の間、周囲には自分たち同様、火を避けてこの場所に集まった気のたった猛獣たちの気配がして、身の危険を感じた二人は偶然に見つけた小屋に逃込みました。

 初め、無人だと思ったこの小屋はマサイ族の放牧小屋で、マサイの兄妹が住んでいるのが後で判りました。同じアフリカ人とはいえ、初対面では部族の異なる二人の青年の間に軽い緊張が走りましたが、ここで飼っている牛を狙っていた豹を見事な腕前で仕留めたテンボにマサイの青年アトマニは一目を置き、多少のぎこちなさはあっても相手を認めていきます。

 そんな男たちをよそに、お客さまなど滅多に来ないこの場所に急に現われた同じ年恰好のジャッキーを歓迎します。アトマニの妹サフィナは長旅の疲れを癒せるように彼女の汚れた身体をぬぐってあげたり、傷の手当てをしてあげたりとかいがいしく世話をやき、すっかり仲良しになった二人の少女はお互いに家族にも内緒の事を話し合ったり、一緒に小川で沐浴したりするのでした。

 やがて数日が過ぎてジャッキーの体調もすっかり良くなり、雨季の前に目的地に着くため、明日は出発という夜の事でした。
別れの宴、といってもこれまでと変わらぬつつましい食事に、これは取って置きのものだと、酒が振舞われた後、酔いを覚ますと言ってアトマニはテンボを小屋から連れ出しました。

「どうしたのです、アマトニ、そんなに酔っているとは思えませんが?」
「ハハハ、お見通しか、あのなあ、テンボ、おまえ、俺の妹の事、どう思う?」
「どう、って、うーん、そうですね、とても気が利くし、かわいらしいと思います。
あと2年もすればあの子を花嫁に望む者が多すぎて、婿選びに誰を選べば良いのか苦労するほど、美しい娘になるでしょう」
「アハハハハ、おまえもそう思うか?
ここだけの話、他の男にくれてやるのは惜しい、と俺も思ってるくらいなんだぜ!
だがなぁ、あれも12をもう過ぎてるのに、まだオボコなのが、ちょっとな……
 俺たちの部族じゃ、もうとっくに破瓜の儀式を終えていなけりゃならんのだが、牛たちを置いて村に行くわけにもいかんし、それに行ったとして、伯父貴たちにあれを任せるのもな……部族の若衆の内からサフィナが選んだ奴にしてもらう手もあるにはあるんだが、ごらんのとおり、こんな場所じゃあ、そんな相手もおいそれと見つからん……
で…だ、相談なんだが、テンボ、おまえ、あれを女にしてやってくれないか?」
「アトマニ! いや、しかし、それは……」
「おいおい、何もあれに無理強いさせようってわけじゃないんだ。あれも自分がそんな時期だってことは十分承知してるし、幸いおまえの事、まんざらじゃあないらしい。
それにたとえおまえがカンバ族だとはいえ、俺もおまえの狩りの腕前と度胸に一目置いてるんだぜ!」
「しかし、もし、赤ん坊ができたりしたら、ここを出ていく身のわたしには責任がとれない
……そんな無責任は事は、わたしには……」
「なあに、心配はいらん。あれが孕んでもかまわないし、それこそ望むところさ。
さあ、おまえが思慮深い男だって事も充分判ったから、もうこれ以上、遠慮は無用だ。
 それとも、いくら町で白人と一緒に住んでいたからって、まさかアフリカ人のしきたりも忘れ、家主のもてなしを断るなんて言わないよな?」

 大草原に散らばるアフリカの人々では、たとえ同じ部族とはいえども、それぞれの部落によって風俗風習は様々でした。
 アトマニの属する部落では少女が初潮を迎える頃に親類の男や村の若人によって性の通過儀礼を受けさせるのが慣わしとなっていて、初めての交合相手と結ばれる事はほとんど無く、いわば婚姻生活の予行練習のようなものです。また、たまたま、相性が悪くて肉体の喜びを得られなかった少女には両の手の指の数くらいまでなら相手を替えて試す事も許されているのです。
 それに婚姻前の交合で妊娠したとしても少女の疵にはならず、受胎能力の証明ととられ、多産を約束する娘として、かえって妻に望まれるのが習いでした。

 また、血の濁りを避けるために、たとえ他部族の種でも勇者の血は尊ばれます。
旅の無聊を慰めるために、自らの妻や妹を気に入った客のしとねに侍らせ貸し与えるのは、古くからの慣わしで、家主の最上のもてなしとされていました。
もし、これを断れば家主に対する大いなる侮辱ととられ、部族間の争いになった事もあったのです。
こうまで言われて、テンボにはもう断るすべはありませんでした。


〜 サフィナとテンボ 〜

 こうして小屋に戻ったテンボはいつのまにか眠ってしまったジャッキーを見て、少し安堵しました。
白人の少女には理解できないであろう、これから自分がしようとしている事を知らぬまま、このまま朝まで起きないでいて欲しいと彼は思いました。
 兄に言い含められて全てを承知していたサフィナは、自分が呼ぶまで待つようにテンボに言うと、別室に向います。

 やがて小さな声がテンボを呼び、そこに行った彼が見たのは、敷き藁の上に乗せた毛皮のしとねに横たわる、全身にくまなく香油を塗り、身にまとう物とてない少女の姿でした。
テンボは長衣を脱ぎ下帯姿になると、不安とかすかな期待に胸を震わせている少女の傍らに寝そべります。
 香油の香りなのか、それとも少女の体臭なのか、おそらく両方が入り混じった甘酸っぱい匂いがテンボの鼻をくすぐり、まだ残っている、躊躇する思いを少しずつ溶かしていくのが彼にも判っていました。

「怖いのですか?」
「いいえ……ううん、ちょっとだけ……
でも、あなたに任せなさいって、兄さまが……」
「そう、いい子ですね、初めは痛いかも知れない、でも、我慢できますね?」
「はい……あの、わたしは、どうすれば?」
「大丈夫、アトマニが言ったように、全て任せておけば大丈夫ですから」

 体重をのせぬように、サフィナの上に覆い被さったテンボが首筋に口付けすると、少女は思わず身体を固くするのでしたが、彼の唇がしだいに彼女の身体の上を滑り下りていって、下腹部を吸いだす頃には、唇から甘い吐息が洩れ始めていました。
やがて、彼の舌先に促されて初めての愛蜜が滴りだすのを感じたテンボは、少女の割れ目に添わせた指に蜜を絡ませながら、ゆっくり中に沈めていき、少女の蕾をほぐしていきました。

 大きく脚を開かされた股間に彼の熱い性器が固く当るのを感じて、震えながらその瞬間を待っている小柄な少女の上にテンボはのしかかっていきます。
処女を裂かれる痛みに喘ぎながら、何かにすがるように伸ばされたサフィナの指の爪が彼の背中に幾筋も紅い筋を引きますが、少女の破瓜の痛みを思うと、テンボはそれには構わず、早く終りにしてあげようと一気に腰を沈めました。

 とうとう一番奥まで挿入し終えたとはいえ、少女の浅い蜜壷は大人の陰茎を呑み込みきれませんでしたが、狭い膣はそれがちぎれそうなくらいに圧迫してきます。
テンボはそのまま射精してしまいそうになるのを堪えながら、胎の中を内側から拡張される、これまで知らなかった苦しみに耐えている少女がそれに馴れるまで、せめて少しでも快感が得られるように幼い乳房を愛撫していくと、しだいに少女の身体から緊張が解けていくのが判りました。

 サフィナがもうこれで交合は終りだと思ったとしても無理もありません。
なぜなら、いかに少女が早熟で性に大らかな部族の民とはいっても、初潮の来るだいぶ前に兄妹だけで部落を離れて放牧小屋に移り住んだ彼女には、婚礼をしたばかりの新妻はおろか、適齢の娘さえいないこんな場所で、そのような事を教えてくれる者も相談相手もいなかったのですから。

 しかし、たとえ一夜限りの妻とはいえ、妻の夜の務めはまだ始まったばかりでした。
ようやく男を受け入れてぬめり気を増してきた少女の中でテンボが動き出すと、いくら彼が手心をくわえて優しくしているといっても、処女を失ったばかりの少女には辛いものでした。
 けれどもテンボとても男、カンバ族でもほんの少し前まではサフィナと同じ年頃の少女が初夜の床入りを迎えるのも当り前だったのですから、相手が同じアフリカ人のせいもあり、ジャッキーとの時のように最期まで自制心を保てなくて、原初の大地に囲まれたこの場所で情欲の炎が燃え盛るのは、あるいは仕方なかったのかもしれません。

 始めはゆっくりとした腰の動きがしだいに激しくなっていき、文字通り大人と子供ほどに体格差のあるテンボに突かれる度にしとねの上でずり上がる少女の軽い身体を押えた彼が、先ほどは胎に半ばまでしか入らなかった男根をさらに深々と彼女に挿入していくと、やっと子を宿す事ができるようになったばかりの子宮を突上げられたサフィナは悲鳴をあげました。
 しかし、すでに我を忘れて淫事に没頭してしまっているテンボがそれでも少女を赦さず、組敷いた彼女を犯し続けている内に、少女の股間に走っていたズキズキする痛みがいつしか麻痺したように感じなくなり、頭が熱に浮かされたようにぼんやりとして、今、自分が何をされているのかさえ定かではなくなっていきました。
ただサフィナが感じていたのは、テンボの触れている部分がとても熱くなっている事だけ、そして、その中で一番熱かったのは、彼の最も熱い器官が自分に侵入している場所でした。
 始めはあんなに辛かった初めての行為が、少女のサフィナには未だ自分でも説明できない、おぼろげな性の快楽をもたらしていくと、幼気ない肉体は誰に教えられたわけでもない女の本能でその内部にあるものにひくひくと絡みついて、男の精を求めていきます。

 やがて全てが済んだ時、それだけは避けなければいけないと思っていたにもかかわらず、少女の狭い膣の締め付けに堪えきれずに彼女が孕んでしまうほど何度も解き放ってしまったテンボの精液が小さな子宮から逆流して、失神して横たわるサフィナの股間からあふれ出ていました。
 それを見たテンボは、いくらしきたりを守るためとはいえ、それに彼女自身も納得しての事だとしても、会って間もない少女を存分に犯してしまったという罪悪感に責めたてられて、いつかその報いを受けなければならないだろうと思いました。
そして、その予感は時を置かず的中するのでした。


〜 ジャッキーとアトマニ 〜

 テンボがサフィナの身体にカンガをかけ、自分も長衣を着けた頃、妹の初夜の閨となった部屋にアトマニが現われます。

「どうやら、無事、済んだようだな?
で、どうだった? 俺のもてなしは気に入ってもらえたかな?」
「あ、ああ、何と言ったらいいか……いや、もてなし、感謝する」
「そうか……そうか、それは、良かった!
だが……なんだか寂しいな……
これも、もうすぐ誰かの嫁になって、俺の所からいなくなってしまうかと思うとな……」
「なんだ、アトマニ、今度は本当に酔ってるのか?」
「なあに、妹が大人になった、祝い酒、そう、お祝いだぜ? なあ、そうだろ?」
「ああ、そ、そうだな」
「だが、なんだか、急に人恋しく、なっちまうぜ……
なあ、テンボよ、おまえ、あのジャッキーって白人娘とも、したんだってな?」
「なッ!? 誰がそんなことを?」
「隠すな、隠すな、あの娘がサフィナに話してるのを、偶然聞いちまっただけさ
だが、これが急に破瓜の儀式をしたいなんて言い出したのは、そのせいかもな……
それにしても……そういう事なら、いわば、あの娘はおまえさんの妻ってわけだよな?
なら、どうだ、俺は妹を貸したんだ、そのお返しにあの娘を俺に貸さないか?」
「ナッ、何をバカなことを! お嬢さんはわたしが仕えたブアナの大事な娘さんだ、
それにわたしの妻などと、黒人が白人と一緒になんて、なれるわけがないだろう」
「大事なお嬢さん、ねえ……でも、おまえは、それに手をかけたんだろ?
それにおまえはそう考えてても、そのお嬢さんはそうは思ってないかもしれないぜ
なにしろ、白人娘は俺たちと違って、結婚を考えていない男とは絶対寝ないそうだ」
「いや……たとえそうだったとしても、それはきっと、一時の気の迷いで……」
「おいおい、俺はおまえがカンバ族でも勇者だと思ったから、ここに泊めたんだ
本当だったら、白人の事なんぞ、知ったこっちゃないのに、あの娘も泊めたのは、
おまえの連れだったからだぞ。
 サバンナのこんな奥地にまで連れて来て、しかももう目合った仲だといや、あの娘はもうおまえの物、妻と一緒だろう? 俺だってそのつもりで妹を貸したんだ。
受けたもてなしに礼を返す、それが俺たちのしきたりじゃあ、ないのか?」

 何か言い返そうとするテンボに向って、自分を止められるものなら止めてみろとばかりにアトマニは妹にかけてあったカンガを払いのけ、彼がした事を再びまざまざと見せつけると、部屋を出ていきました。
 アトマニの言っていた事はかなりこじつけではありましたが、それほど間違っているとも思えず、処女の身にはさぞ辛かっただろう自分の仕打ちに必死に耐えて、最期まで受入れてくれた少女の頬に残る涙の跡と、毛皮のしとねを染める紅い徴しを見るにつけ、テンボにはアトマニを止める事はとうとうできませんでした。

 ジャッキーがただ一人残されていた部屋に戻ってきたアトマニは彼女の着衣を最期の一枚まで剥ぎ取り、普段は妹が使っている狭い寝台の上にうつ伏せにさせると、その脚を身体の下で折らせます。
 自らもマサイシュカを脱ぎ捨てたアトマニは、目の前に突き出させた少女の下半身に指を滑り込ませて、彼女が本当にテンボによって処女を失っている事を確かめながら、生まれ持った自らの槍をしごいて固く鍛えていきました。
やがて、天を向いて腹につくほど槍を屹立させた彼はジャッキーの上にのしかかり、逞しい肉体の下で無防備に晒された彼女の花芯めがけて穂先を衝き入れ、子宮まで突き通すほどの勢いで少女を貫きます。

 先ほどの宴で出された飲み物に何か盛られていたのでしょうか、全裸にされた上に秘部を弄られても起きようとしなかったジャッキーの目をようやく覚まさせたのは、突然に襲ってきた下腹部を押し潰されるような痛みでした。
はじめは頭がはっきりせずに何が起きているのか判らなかったジャッキーでしたが、それもほんの一時でした。何の前戯もなしに胎の中を思うさま抽挿される苦痛が、いやでも彼女に自分が今、男に犯されている事を悟らせます。

 彼女の小さな泉を貪り尽くすような激しい行為を受けて息を喘がせながら、ジャッキーは自分を貫いているのはテンボなのかしらと一瞬思いましたが、しかし、あの優しいテンボがいきなりこんなに自分に酷くするなんて、とても信じられません。
『じゃあ、今、わたしの上にいるのは、誰なの!?』
そう思った少女が恐る恐る視線を上げた瞳に映ったのは、もちろんアトマニです。
 仲良しのサフィナのお兄さんが自分を犯している!
という事実は、なぜこんな事になったのか、その理由を何も知らないジャッキーをかえって混乱させ、悲しませました。そんな事を知るくらいなら、いっそその男が見ず知らずの誰かだった方が彼女にはよほど気が楽だったかもしれません。

「いやッ! アトマニ、やめてッ!
なんで、なんで、なの?! なんでこんな、ヒドイ、ことを?
あなたが、こんな、こと、してるの、知ったら、サフィナ、が、悲しむ、わ」
「ハッ、なぜか、だと? 白人の、娘には、わからん、さ
あれは、どう、かな? いや、あれは、きっと、俺を、責めたり、しないさ
もっとも、テンボの、奴に、さんざん、されて、今は、気絶、してる、がな」
「され、て? ……そんなッ!! 
まさか、テンボが、サフィナを?! そんなの、ウソ、よッ!!」
「うそな、もんか、おまえは、眠ってて、知らん、だろうが
奴は、初めての、妹を、気を失う、まで、犯した、んだ
それにな、おまえと、こうする、のも、奴が、許し、たんだぜ」
「そ、そんなッ! ウソよッ!!
テンボが、そんなこと、いうなんて、ウソに、決まってるッ!」
「そんなに、言うんなら、奴を呼んで、みるんだ、なっ」
「テンボ、おねがい、助けて、アトマニを、とめて、ちょうだい………
なぜなの? なぜ、来てくれ、ないの? テンボ、聞えてる、んでしょう?
来てよ、テンボ、おねがい、だから………
テンボ……テンボォ〜〜〜ッ!!」

 しかし、いくら少女がテンボの名を呼んでも、彼はとうとう現われませんでした。
そうしている内にも、四つんばいのジャッキーに覆い被さり、まるで動物の交尾さながらに後ろから彼女を犯す彼の動きはますます激しさを増していき、目いっぱい貫いても彼女には呑込めきれない自らの長い槍をもっと深く挿入しようと、彼は腕をとって彼女の身体を引き寄せました。
 そうして奥に当る男の陰茎がさらに少女の子宮を突上げ、少しずつ、しかし着実に、より深く膣に侵入していきましたが、それでもやはりジャッキーに全てを沈めるのが無理なのはいうまでもありません。粗末な寝台が壊れそうなほどギシギシと軋むのに合わせて、肉体を蹂躙される少女の悲鳴が夜のしじまを騒がせていきます。


【New illust by Tak】

 やがてアトマニは少女に最期の一突きを入れると、そのまま中で精をほとばしらせました。
彼女の事を大事に思うテンボが決してしなかった、体内への初めての射精を受けて、子宮にどくどくと注ぎ込まれた男の精液の熱さにうめきをあげたジャッキーは足腰もたたなくなるような苦役をその身に受けた疲労感とは別に、どこか満ち足りた、気だるさにも似た何かを覚えてぼうっとしてしまい、男に腕を放された後も、その場から逃げる事はおろか肌を隠す事すら忘れて、寝台に横たわっていました。

 しかし、ジャッキーには激しすぎた今しがたの交合も強靭な体力を持つマサイの若者にはまだ物足りなかったのでしょう、しどけなく陰部を晒している少女の裸体はアトマニを再び高まらせます。
もはや抗う様子もない彼女の太ももを抱きかかえて、まるでまだ一人ではうまくしゃがんで排尿できない女児を支えてやるように軽々持ち上げると、アトマニは寝台に腰掛けた自分の腰の上に少女の身体をゆっくり降ろしていきました。
 充血して熱を帯びた蜜の滴る花弁が男の先端に触れ、半開きの入口がそれを咥えた後は、アトマニがわざわざ衝き挿れるまでもなく、彼女は自らの重みで彼の陰茎を少女の分泌液と精液にまみれてぬるぬるする膣に呑み込んでいきます。

 もう、先ほどの堰を切ったような衝動も鎮まり、少女の肉体を楽しむ余裕もできたのか、アトマニはネットリとまとわり付く肉襞の中をゆっくり抽挿しながら、細いうなじを吸い、歳の割りに発育の良い乳房をまさぐり、ジャッキーの白い肌の上をくまなく探って、敏感な部分を攻めて、その反応を確かめていきます。
 彼女自身もまだ知らない未開発の性感を刺激される度、少女の肉体がその意思に関係無く締めつけてくるのにつれて、情動を高まらせた彼は陰茎を脈打たせてジャッキーの胎に精をたばしらせましたが、アトマニはその後も貫いたまま彼女の肉体をいつまでも玩んで、再び高まるのを待ちながら、小さな子宮が溢れかえるほど何度もなんども射精を繰り返しました。
 ジャッキーが成熟した女でも音をあげるような濃密な淫事からようやく解放された頃には、月が一つの星座からもう一つの星座に移るくらい長い時間が経ち、すでに気絶してしまっていた彼女は自分の下腹部から男のものが抜かれた事にも気付かず、いまだ淫行が続けられているかのように、時折ひくひくと蠢く陰部から泡立つ淫水を滴らせていました。


※2008.12.15 ぺいんキラーのTak様から頂いた挿絵を貼らせていただきました(^ー^)

[mente]

作品の感想を投稿、閲覧する -> [reply]